Keychron K2(V2)レビュー:Macで使える、お手頃ワイヤレスメカニカルキーボード

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  • author Victoria Song - Gizmodo US
  • [原文]
  • 福田ミホ
Keychron K2(V2)レビュー:Macで使える、お手頃ワイヤレスメカニカルキーボード
Image: Victoria Song - Gizmodo US

自宅仕事が長引いてるせいか、最近外付けデバイスの話をよく聞くなーと思っていたら、米GizmodoのVictoria Song記者がKeychron K2(Version 2)をレビューして、かなりおすすめしてます。Macで使えて・ワイヤレスで・高すぎない・メカニカルキーボードって、そうそうないんですね。Macユーザーでタイピング作業の多い人は、ぜひ検討してみてください。


Apple(アップル)はバタフライキーボードをやめたかもしれませんが、私はそれでも、Magic Keyboardが好きじゃありません。なんかこう…フラットです。私は力が強いほうじゃありませんが、それでもあのMagic Keyboardはひざでへし折れる気がします。私のMacBook Proのシザーキーボードはとくに問題はないんですが、長時間タイピングするときはメカニカルキーボードを使いたくなります。問題は、リーズナブルなメカニカルキーボードはたいていWindows用ってことです。

この状況には納得いかないんですが、それでも長年耐えてきました。一応これまでいろいろ試してはみたんです。サードパーティソフトウェアでキーマッピングを変えてWindows用キーボードを使ってみたり、違いを頭に入れて使おうとしてみたり。Mac用メカニカルキーボードが存在しないわけじゃないし、Mac用ワイヤレスキーボードが存在しないわけでもありません。が、100ドル(約1万円)以下で・ワイヤレスの・Macで使える・メカニカルキーボードを探すとなかなかよいものがありませんでした。Windows用には100ドル以下でも、ワイヤありでもなしでも、たくさんあるんですけどね…。

去年のクリスマスの頃、キーボード好きな友人がKeychron K2 Version 1を勧めてくれました。ワイヤレスで、Mac用のキー配列でメディアキーがあり、100ドル以下と、これだ! って感じでした。唯一の問題は、どこに行っても売り切れてることでした。でもこの夏初め、KeychronがK2のVersion 2(以下K2V2)を出したのを知って、私は飛びつきました。

Keychron K2 Version 2

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Image: Victoria Song - Gizmodo US

これは何?:Mac用ワイヤレスメカニカルキーボード。

価格:70〜100ドル(約7,300〜1万500円)、素材やライティングによって変動。

好きなところ:ほぼ全部ですが、とくにMac特有のキーが使えることと、お手頃なところ。

好きじゃないところ:ショートカットを覚えるのがたいへん

コンパクトで70ドル(約7,300円)から

Keychronってどっかで聞いたなと思って検索したら、KeychronはK2の前にK1をKickstarterで出してたんですね。それは2年前、お値段は74ドル(約8,000円)でした。K1もよさげではあったんですが、Kickstarterのページを見ていて、どうして当時買わなかったかを思い出しました。その頃は「青軸」(軸については後述)しかなくて、私は好きじゃなかったのと、フラットで低めのキーがMagic Keyboardっぽいと思ったんでした。それ以来Keychronは次々と、K1とK2のほかにK4、K6、K8を発売し、これから来るK3っていうのも開発しています。

これらバージョンの違いは主にサイズとキーキャップ、あとは入ってるキーの違いです。K2はコンパクトな75%テンキーレスキーボードで、キーの数は84個です。キーキャップの高さは手前のほうが30mm、奥が41mmです。ケーブルで接続しても、Bluetooth経由でも使えて、デフォルトではMac用キー配列、Mac用のメディアコントロールキーも入ってます。でもWindowsのキーキャップと、キーキャップを取り外す道具も付いてくるので、Windowsでも使えます。本体左側には、PC/AndroidとMac/iOSを切り替えるトグルボタンがあります。

K2V2のキースイッチ(キーキャップの中に入ってて、押すと沈む部分)は好みの打鍵感に合わせて、Gatreonの赤軸、青軸、茶軸から選べます。他にもいくつか選択肢によって価格が違い、公式Webサイトではバックライティングが白だけなら70ドル(約7,300円)、RGBなら80ドル(約8,400円)、RGBでフレームがアルミのものにすると90ドル(約9,400円)。公式からは日本にも発送してます。Gatreon以外のキースイッチを使いたいとか、部分によって軸を細かくカスタマイズしたいとかであれば、はんだ付けなしでキースイッチ交換(ホットスワップ)できるものもあります。その場合、価格は通常バージョンにプラス各10ドル(約1,000円)で、交換するスイッチは自分で用意する必要がありますが、どっちにしてもコストはAppleのMagic Keyboardより安いか、同じくらいです。

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TouchBarよりこっちのがずっと好きです。
Image: Victoria Song - Gizmodo US

Macキー配列で、自然に使える

私はK2V2を2カ月ほどテストしてきましたが、もはやファンになってます。キースイッチは適度な硬さがありつつ、夫にうるさがられるほどでもない茶軸にしました(カタカタカタッターン、みたいなうるさいキーボードは拙宅では禁止)。私がすごく気に入ってるのは、やっぱりキー配列です。MacBook ProとK2で切り替えるときに、自分の意識の中のキー配列を切り替える必要がなくなりました。大したことじゃないように思われるかもしれませんが、実際けっこうな違いです。私はTouchBarとか、TouchBarに実体を消されてしまったファンクションキーにうんざりしてるんです。あとK2V2には画面キャプチャボタンがあるのも便利で、とくにどんどん進むイベントの記事を書くときに重宝してます。

それからK2V2にはいくつかRGBライティングのパターンがあるんですが、それを使うのにソフトウェアをダウンロードする必要はありません。ゲーミングメカニカルキーボードだとそれはわりと普通ですが、私は専用ソフトウェアをダウンロードしてキーボードの光り具合をカスタマイズするプロセスを楽しむ境地に至ってないんです。K2V2に入ってるエフェクトはスタンダードで、カラーウェーブとかブリージング(呼吸するようにゆっくり点滅するやつ)、動きのない常時オンとかです。それでも何かしら気に入るものを見つけられて飽きないバリエーションです。ライティングが好きじゃない場合はオフにもできます。

あとはK2V2はすごくコンパクトなので、テンキーが必要な人には向いてません。矢印キーは一応あります。テンキーを使いたい人にはK1が向いてて、お値段的には2ドル(約210円)しか違いません。K4にもテンキーがありますがややコンパクトで、お値段64〜84ドル(約6,700〜8,800円)です。それから自分で割り当てられるマクロキーもないので、それがマストな人には残念です。Keychronにはキー配列を変える公式ソフトウェアがないんですが、KarabinerとかSharpKeysみたいなサードパーティのものを使えばOKです。

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Image: Victoria Song - Gizmodo US

ネイティブソフトウェアがないことはそんなに問題じゃありませんが、ショートカットを覚えるのはちょっと時間がかかります。たとえばライティングを変えるには「Fn+右矢印または左矢印」です。Bluetoothペアリングも、左サイドのトグルスイッチがあるんですが、「Fn+1」ってショートカットもあります。「Fn+X+L」を4秒間押して、ファンクションキーとマルチメディアキーを切り替え、なんてのもあります。自動スリープをオフにしたり、ペアリングしたデバイスを切り替えたり、工場出荷状態に戻したり、バックライトをオフにしたり、いろんな目的のショートカットがあります。操作そのものは難しくないんですが、私はいくつかショートカットを付箋紙に書いて貼っておかなきゃいけませんでした。

バッテリー持ちもコスパもかなり満足

K2V2のBluetooth接続はうまく機能してます。ペアリングには問題なく、他のBluetoothデバイスみたいにMacBook Proをペアリングし直さなきゃいけないことは一度もありませんでした。バッテリーは4,000mAhで、バックライトオフなら240時間、オンでも68〜72時間使えることになってます。1回の充電で実際どれくらい使えるかは、使い方によって違いますが、私自身はRGBライティングで10分使ってないときは自動スリーブにする設定で使ってて、次に充電が必要になるまで2週間持ちました。比較としては、たとえばRazer Pro Typeキーボードを使ってたこともありますが、LEDライティングで12時間しか持たなくて、毎晩充電してました。K2V2にはバッテリーが15%以下になるとお知らせしてくれるライトがありますが、それ以外にバッテリー残量を確認する方法がありません。

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USB-Cポートに、Windows/Macの切り替えスイッチとBluetooth/有線の切り替えスイッチ。スイッチの下の文字が超見づらいんですが、覚えちゃえばまあ問題なしです。
Image: Victoria Song - Gizmodo US

価格と機能のバランスという意味で、K2はすごくお値打ちです。初めてメカニカルキーボードを使う人とか、あんまり細かいことにこだわらない人にはとくにオススメできます。メンブレン式キーボードよりは高価ですが、Mac用メカニカルキーボードとしてはお手頃だし、Magic Keyboardよりはるかに気持ちよく打てます。完ぺきなキーボードには何万円も払える、みたいな高級キーボード好きな人から見ると、K2は最高峰とはいえないかもしれません。でも正直私はそこまでこだわりなくて、チープなもののほうが好きだし、キーボードに対する愛着みたいなものがそんなにないほうです。ただまともな値段で、Macで使える、手応えのあるワイヤレスキーボードがほしいだけなんです。そしてK2V2はそんなニーズにぴったりなのでした。

まとめ

・70〜100ドルとお手頃。価格はRGBライティングかどうか、素材がアルミかどうかで違います。

・MacでもWindowsでも使えて、両方のキーキャップが付いてきます。

・最大3つのデバイスを接続して切り替えながら使えます。

・75%のテンキーレスキーボードなので、すべての人のニーズには合わないかもしれません。

・Bluetooth接続は快適で、バッテリーライフはかなりの長寿命です。


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