豆乳とは一味違う。
植物由来の人工肉で作られたハンバーガー「インポッシブル・バーガー」で知られる食品テクノロジー企業であるImpossible Foodsが、今度は植物由来の牛乳に挑戦することが明らかになりました。
それって豆乳やコーヒーフレッシュなのでは…と、思いきやそういうシンプルなものではなく、限りなく牛乳に近いものを目指す様子。

米Gizmodoのこちらの記事で紹介されたバーチャル会見の様子によると、その牛乳(まだ名前は未定。インポッシブル・ミルクになるのかな?)は、同社の「インポッシブル・バーガー」と同じく植物由来のタンパク質でできており、沈殿物を作らずに他の液体(コーヒー等)としっかりと混ざるだけでなく、泡立ててホイップ状にすることができ、さらには牛乳を使う料理の材料として既存のレシピで分量を変えずに使用できるものを目指すのだとか。
また、「インポッシブル・バーガー」と同様、元のものに味や食感を近づけるだけでなく、動物由来のものを使わないことで畜産の需要を減らし、畜産で発生する温室効果ガスの削減を助け地球温暖化対策を行なうというのも大きな目的のひとつ。健康志向とはまた別路線のものとなるようです。
今のところ、この牛乳がいつごろ頃完成し販売されるかは未定。まだ「インポッシブル・バーガー」も食べられていませんが、これは一度試してみたい…!
ちなみに、米Gizmodoの記者Andrew Liszewskiは「重要なのは、この牛乳の登場により同社は世界に完全植物由来のチーズバーガーを送り出せるようになることだ」とコメント。確かに! 植物由来のチーズ、気になる!