iPhone 12のMagSafeでワイヤレス充電最大の悩みが解決。でも不満点も3つある

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iPhone 12のMagSafeでワイヤレス充電最大の悩みが解決。でも不満点も3つある
Image: ギズモード・ジャパン/YouTube

A14、セラミックシールド、新デザインよりもMagSafeが買いポイント!

そんなiPhone 12ファンのために興奮が一段落着ついたあとで触ってみて気づくメリットとデメリットをまとめてみました。

ながら充電できない問題は片付いた

ワイヤレス充電は「ながら充電できない」のが弱点で、充電パッドと重ねて持つと不格好だし重くて手がもちませんよね。 クレードルに立てられる充電器もあるけど、通知やSMSを見る程度ならともかく、寝っ転がって動画やゲームのときには、どうしてもケーブル充電になってしまいます。

でもMagSafeはスマホと充電器が磁石でガッチンコ吸い付くので、少々振り回したぐらいではスイートスポットから外れないのが強み。ケーブルの向きを自由に変えられるのもうれしいポイントですよね。

Video: ギズモード・ジャパン

すでにある技術を工夫して(Appleの得意分野)、充電スピードを高めた(iPhone 11の7.5Wから最大15Wに向上)iPhone 12で、やっとほかのフラグシップモデルのワイヤレス充電のスピードに肩を並べた感があります。

ポートレスなiPhoneに向かう布石

そんなMagSafeを見ていると、iPhoneもいよいよポートレス化かあ、と感じます。来年、再来年というスパンじゃないにしても、Meizu ZeroはすでにSIMトレイすらない穴なし状態ですし、好むと好まざるとにかかわらず、これからはVivo Apex 2019のようなポートレススマホが業界のトレンドになっていきそうな気配。Appleは特に言及していませんが、その分岐点にあるのがMagSafe for iPhoneと見ることもできそうですね。

MagSafeの困るところ

本当によく考えられたソリューションなんですが、MagSafeにはAppleらしからぬ残念ポイントもあります。磁石の吸い付きが激しくてほぼ有線という声もありましたけど、米Gizmodoが挙げているのは次のような点です。

①Qi対応の8以降のiPhoneや他社製スマホも充電できるけど、ちっさすぎ

まずひとつ目はこれ。磁石がたまたまついてるGalaxy Fold 2(上)は別として、この直径じゃ合わせにくいのなんの。iPhone 11なんて画面を伏せて置いてから上にMagSafeを乗っけるほうが早かったです。まあ、それをやると充電中、画面が見れなくなるんだけども。

②USB-C電源アダプタは別売

Video: Kevin The Tech Ninja/YouTube
「MagSafeだけ買ってもつなげねぇ…」と注意を喚起するKevinさん

MagSafeだけ買ってもコンセントには差し込めません。USB-C電源アダプタ(20W~)が必要で、これは同梱されていません。家にない人は充電パッド(税別4,500円)+ USB電源アダプタ(2,000円)= 計6,500円の出費になります。

これには上の動画でユーチューバーのKevinさんも「買うときそんな説明全然なかったよ。うちはたまたまMacのアダプタがあるから使えるけども」とげんなり。iPhone 12買っても充電アダプタは同梱されないって話のときに、「はは~ん、ワイヤレス充電パッド売りたいんだね!」ってすっかり買う気になってたのに…ワイヤレス充電パッドにも充電アダプタ入ってこないんかいっ!!!

ちなみにiPad Airと第8世代iPadは20WのUSB-C電源アダプタが同梱になっています。セーフ!

iPhone 11 Pro、iPad Proに付属するUSB-C電源アダプタは18Wなので2W足りませんけど、MacRumorには「使えたよ」というコメントが出ています。充電速度は20Wと違うのかな…チェックしてみたいですね。

スマホとAirPodsしか充電できない

充電アダプタも痛いけど、MagSafe for iPhoneでもっと痛いのは、ほかのApple製品の充電にまったく使えないこと。上の動画を見るとわかるように、MagSafeはQi対応スマホであれば競合他社のスマホまで充電しまくります。iPhone 11 Pro MaxもPixel 5も置くだけで充電ON♪ 非常に弱々しくではありますが、他社製もそれなりに吸い付いています。分厚いケースや布のケースのままでもOKで、MagSafeに対応していない従来品でも充分チャージできるのがわかります。

ところが、AppleWatch(4:38~)は置いてもうんともすんとも言わないんです。吸い付く気配もなくて、Kevinさんは「これはシリーズ4だからシリーズ6はまた違うのかも」と言ってます。まあ、AppleWatchシリーズ6とSEまだ発売から1か月も経っていないし、両方ともクレードルでワイヤレス充電できるので、使えるような気がしますもんね。でもAppleの仕様書には「AppleWatchは非互換」と書かれているんです。ダメっぽい…。

Video: MacRumors/YouTube
スマホ以外で充電できるのはAirPodsだけ(3:40~)

つまりどういうことかというと…、旅のときもiPhone用とAppleWatch用、それぞれ別々のワイヤレス充電パッドをかばんに詰めなきゃならないってことです。何がエコだよ~クッソ~と、それぞれ別々のワイヤレス充電パッドをかばんに詰めながら思うこと必定。

ケーブル、アダプタ、端子、W数、USB-C、USB-A、Lightning…くぅうううう…目が回る…。こんな風にぜーんぶ無造作に置けるの早く出してくれないかな。…という開発余地をサードパーティーに残したと見るべきなのか…。MagSafe対応を謳って磁石のシールを内側に貼ってるケースとかも早くも出回っています(動画上)。MagSafe for iPhoneで今後1年はワイヤレス充電の進化が加速しそうですね!

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