OnePlus 8Tレビュー:間違いない1台。でもちょっと物足りなさも

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  • author Sam Rutherford - Gizmodo US
  • [原文]
  • そうこ
OnePlus 8Tレビュー:間違いない1台。でもちょっと物足りなさも
Photo: Sam Rutherford/Gizmodo US

完璧!と手放しで喜ぶまではないけれど、悪くはない端末。

派手さはないけど手堅い1台。…こういう言い方されると、ビミョーなの?って思っちゃうけど。米Gizmodoがレビューしたので、詳しいところ見ていきましょう。


ここ数年、OnePlusと言えば「お手頃フラッグシップ端末」のイメージが強いですね。ハイスペックかつ品質のいい端末を、競合他社よりも数百ドル安く出す。一方で、ハイエンド端末が1,000ドルの大台に乗ってしまってからは、OnePlusの強みであった中価格帯端末、安価端末と最上位機種の溝を埋めるためのミッドレンジ端末に他社も力を入れ始めました。となると、750ドルのOnerPlus 8Tは今までよりもタフな競争を強いられるわけで。

OnePlus 8Tはいい端末です。まさに手堅い端末というのがピッタリ。そうねぇ、バスケでたとえるなら、レイアップで2点取ったというね。2点は2点で同じなんだけど、レイアップであってスラムダンクではないと。

OnePlus 8T

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Photo: Sam Rutherford/Gizmodo US

これは何?:OnePlusの2020年秋端末

価格:750ドル

いいところ:120Hzディスプレイ、薄く軽くなったボディ、65W超高速充電(有線)、高スペック&高パフォーマンス

残念なところ:リアカメラに望遠なし、ワイヤレス充電非対応、microSDスロットなし、ヘッドフォンジャックなし

基本はOnePlus 8と同じ

今年の春にリリースされたOnePlus 8と同じく、ボディはガラスとメタル。OnePlusの特徴の1つともいえる、アラートスライダー(バイブ・サイレントなど着信モードの切り替え)も健在です。指紋スキャナはディスプレイ内蔵タイプ。2色展開でアクアマリン(レビュー端末)とシルバーあり。目に付くデザイン変更はリアカメラの位置。カメラについて詳しくは後で触れるとして、背面パネルでのカメラ位置がOnePlus 8では真ん中でしたが、OnePlus 8Tはサイドに寄りました。

基本スペック、プロセッサQualcomm Snapdragon 865メモリ8GBストレージ128GBでOnePlus 8と同じ。スクリーンは2400 x 1080のOLED(有機EL)。OnePlus 8と基本同じということは、OnePlus 8で残念だと思ったポイントが改良されることなく引き継がれているということ。つまり、microSDカードのスロットなし、ワイヤレス充電非対応です。ヘッドフォンジャックもありません。じゃぁ、OnePlus 8と比べ、OnePlus 8Tはどう変わったのか? まずはリリース前から注目されていたリフレッシュレートですね。

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Photo: Sam Rutherford/Gizmodo US

120Hz!

6.55インチのOLEDディスプレイ、リフレッシュレートが120Hzになりました。OnePlus 8の90Hzからアップグレード。120Hzになることで、OnePlus 8Tは、OnePlus 8 ProやSamsung Galaxy S20+、Note 20 Ultraと肩を並べることになります。120Hzは、2020年ハイスペック端末のトレンドとも言える仕様ですが、これから数年は、これが120Hzが700ドル以上の端末のスタンダードになっていくと思います。

あとは、OnePlusユーザーからのリクエストに応え、Always-On Displayになったのもいいですね。特にOLEDディスプレイ搭載端末で広がってきたAOD。端末解除しなくても、時間とか通知とかチラ見できるのは便利です。

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Pixel 5と比較するのはダメよ

リアカメラは、1つ増えて4つになりました。追加されたのは、色味や奥行きをサポートする2MPのモノクロムカメラ48MPのメインカメラに、超広角(123度)カメラ、5MPのマクロカメラ。ただ、OnePlus 8と比べて、8Tで大きく画像品質がアップしたかと言われるとそうでもなく。写真はいいんです、悪くないんです。でも、Pixel 5と比べるとどうしてもPixel 5の勝ち(特に暗所撮影)。以下、比較画像です。レモン・アボカド、サラダの緑、クッキー、どれをとってもPixel 5の方が細部まで表現できています。

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夜景モード。

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夜景モード。

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Oxygen OS&高速充電

OnePlus 8TのOSは、Android 11をベースにしたOxygen OS。不必要なアニメーションの動きは排除してすっきり、片手で操作しやすいUIになっています。Oxygen OSの新デザインは、SmasungのOneUIと似たアプローチを感じますね。指がリーチしやすい画面下2/3にメニューやタブを集中させています。これはスペック表記ではわからない使い勝手の良さですよね。あとは、ダークモードが良き。OnePlusのデフォダークモードはAndroid市場トップクラスだと思います。

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Oxygen OSでの設定画面。メニュー項目がリーチしやすい位置にある。
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最後になりましたが、忘れちゃいけない超高速充電「Warp Charge」。65ワットです。これ、いま現在北米で販売されているスマホでは最速チャージなのでは? 本当速い、笑っちゃうくらい速いです。OnePlus公式いわく、0%から100%までのフルチャージがたったの39分。テストしましたが、ほぼ同じ結果でました。毎晩寝てる間に充電するという人には響かない仕様かもしれませんが、充電する必要に迫られた時のみやる派の人にとっては生活変わるレベルの速さです。Warp Charge 65ワットすごい!

ちなみに、非常に親切なことにWarp Charge充電器は、他社端末でも45ワットまで充電できる仕様になっているので、有線充電でよければこれ1つでやりくりも可能。ラップトップもいけます。65ワットの超高速充電のありがたさを享受できるのは、いまはたぶんOnePlus 8Tだけなのでね。ちなみに、バッテリーテストでは14時間だったので、1日十分もちます。

手堅いけれど…?

120Hzディスプレイ、高性能、バッテリーもちよし、超高速充電、間違いなく良端末です! それでも気になる点はあるもので…。OnePlus 8Tの750ドルという価格を考慮すると、もう一声何かあってもいいのではないかと。たとえば、Galaxy S20 FE。プロセッサ同じで、120Hzディスプレイ、バッテリー上々。その上にワイヤレス充電対応でmicroSDカードスロットあり。カメラもマクロの代わりに望遠(光学3倍ズーム)ですし。50ドル安いし。5G対応キャリアも多い。

たとえば、Pixel 5。チップのパワーはちょっと落ちるけどその分小さい。カメラのクオリティは完全に上だし、ワイヤレス充電対応だし、防水IP68だし。こっちも50ドル安いし。もっと言っちゃえば、OnePlus 8 Proなら、同じく120Hzディスプレイで望遠カメラあるしワイヤレス充電対応なんですよ。リリース時は900ドルでしたが、今価格が下がって800ドルに。となれば、50ドルプラスして8 Proにしてもいいのではと思えてくる。

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Photo: Sam Rutherford/Gizmodo US
ナイスAOD。

OnePlus 8Tは、今年のフラッグシップ端末をもうちょっとお手軽にというTシリーズの役目は十分果たしています。それでも、ぐんぐんと頭角を表し、ポジション取りを強く意識してきた時期をへて、今もしかしたらちょっと伸び悩んでいる時なのかなとも感じます。共同創設者のCarl Pei氏がOnePlusを去ってしまうことで、OnePlusらしいバジェットフラッグシップのユニークさ、パンチ力みたいなみたいなものが薄れていくのではとちょっと心配も…。なので、まとめると「手堅いけれど」という気持ちに。2点は2点だけどダンクシュートではないという気持ちに。

まとめ

・カメラ4つあるのに、まさかの望遠なし。

・新OSの一部機能(音声ノート、Docストレイター、キャンバスAOD、Bitmojiなど)は、11月のアップデートまで使えない。

・65ワット超高速充電は驚きのスピード。45ワットまで他ガジェットも充電できる。

・最大のライバルは、まさかのOnePlus 8 Proなのでは?

・対応している5GはT-Mobileのみ。

・防水IP68仕様はなぜかT-Mobile版のみ。アンロック版は防水なしなんて!

・日本では発売の予定なし。

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