シリコンバレーから「AI補聴器のサブスク」。高いの買っても使わなくなったりするからだって

  • author Jody Serrano - Gizmodo US
  • [原文]
  • 中川真知子
シリコンバレーから「AI補聴器のサブスク」。高いの買っても使わなくなったりするからだって
Image: Whisper

AI補聴器? 補聴器にAIが必要なの?

補聴器って高額だけど使いこなせている人が少ない機械だと思いませんか? 我が家の祖母も、10万円くらいの補聴器を買ったのに、なんだかんだと使わずに1万円程度の集音器を使っていました。家族としては、高い買い物だからしっかり使って欲しいと思いましたが、使いづらい理由があったらしいのです。

この「補聴器あるけど使わない」現象は、我が家に限ったことではないみたい。だから、スタートアップのWhisperが、AI補聴器「Whisper Hearing System」をローンチしたんですって。価格は月額179ドル。そう、サブスクリプションなんですね。

AI補聴器とは

「Whisper Hearing System」は、AI搭載で、音をリアルタイムに処理し、ユーザーの環境に合わせて最適化してくれる補聴器で、イヤーピースと「Whisper Brain」というポケットサイズのAI Sound Separation Engineデバイス、そしてアプリの 三つのコンポーネントからなっているそう。

発表によると、「Whisper Brain」が会話と背景の音を認識して異なる音として処理してくれるのだそう。

利用に伴って必要になるサービスもカバーするサブスクリプション

月額179ドルのサブスク代には、地域の聴覚ケア専門家の継続的なケアと、Whisper Hearing Systemのリース代、定期的なソフトウェアアップデート、またシステムの紛失や損傷をカバーする3年間の保証が含まれているのだそうです。

「Whisper Hearing System」が生まれたきっかけ

Whisper社の共同創設者であるAndrew Song氏がTechCrunchに語ったによると、Song氏の祖父が数千ドル払って買った補聴器を活用しなかったこと、また、彼の共同創設者の祖父母も同様に補聴器を持っていても使わなかったことが、AI補聴器の開発のきっかけになったのだそうです。

「AIが音を改善し、補聴器を使うユーザーにより良いサポートを提供する新たな商品を開発する引き金となりました。」

Whisper社は注目されている

今回、同社は3500万ドルのシリーズB投資についてもアナウンスしています。投資をリードしているのは、Quiet Capitalで、その他Sequoia Capital to

Fists Round Capitalからも支援を受けてるとのこと。最近の投資ラウンドにおいて、同社のトータル投資額は5300万ドルになったそうです。投資額から見て、期待されているのがわかります。

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