イーロン・マスクの息子も聞くんだろうな。AIとグライムスがつくる子守唄

  • author 山田ちとら
イーロン・マスクの息子も聞くんだろうな。AIとグライムスがつくる子守唄
Image: エイベックス・ビジネス・ディベロップメント

AIがつくる子守唄」、スケールがでっかいです。

いまやAIが作曲すること自体そう珍しくなく、ビートルズ風の曲を作ったりだとか、デスメタルをガンガン鳴らしたりだとか、ビョークタリン・サザンとのコラボなどを通じて人間の聴覚にさまざまな音色を届けてくれています。

でも、赤ちゃんを対象とした音楽は初めてかも。

このたび、ドイツ発祥のヒーリング音楽自動生成アプリ「Endel」が、アーティストのグライムスとコラボして睡眠と健康を改善する「AI Lullaby(AI子守唄)」を開発したそうですよ

グライムスって?

カナダ出身のグライムス(Grimes、本名Claire Boucher)は、歌手・作家・プロデューサー・エンジニア・アーティスト…とマルチな才能を爆発させているポップアイコン。クールビューティーと思いきや、日本のアニメやゲームをこよなく愛するオタクな一面も併せ持っていてとにかくキュートです。

自身のYouTubeチャンネルによれば、グライムスは大学在学中に神経科学のクラスで音楽制作ソフトを扱ったことがきっかけで、その後作曲に没頭するように。自室にこもって2週間ぶっ通しで宅録し続けた3rdアルバム『Visions』で大ブレークを果たしました(グライムスについてもっと知りたい方はこちらの記事もどうぞ!)。

我が子に聞かせたい子守唄

そんなグライムスも、今では母になりました。2020年5月5日に恋人であるイーロン・マスクとの間に男子を授かり、現在絶賛子育て中今回の「AI Lullaby(AI子守唄)」の制作は、グライムスの母性が創作意欲となっているようです。グライムスいわく

これはかんたんに言えば、ロボットが赤ちゃんのためにアンビエントミュージックをミックスして生配信するプロジェクトよ(笑)。

とEndel のウェブサイト上で説明しています。さらに、

赤ちゃんだって質の高い音源が必要!

とも。

なるほど、「まだ赤ちゃんだから」と妥協せず、愛する息子のためにクオリティーの高い音楽を追求した結果が「AI Lullaby」だったようですね。

実際どんな音楽なのかは、まずはこちらのデモバージョンをどうぞ。

Video: Grimes / YouTube

宇宙っぽいアンビエントサウンドを縫うようにグライムスのソプラノが天上から降ってくるかんじ、美しい!

Endelって?

Image: エイベックス・ビジネス・ディベロップメント

ドイツのスタートアップ企業が2018年11月にローンチした「よく眠れる」「集中できる」と評判のヒーリング音楽自動生成アプリ、それが「Endel」です。

EndelのAIはさまざまな環境要因を考慮して、一人ひとりのユーザーのサーカディアンリズムに適応するサウンドをリアルタイムで生成してくれるんだとか。場所(タイムゾーン)、時間帯、天候、自然光の当たり具合などによって、聞いている人に特化した音空間が提供される仕組みとなっているそうです。

Image: エイベックス・ビジネス・ディベロップメント

iOSアプリとしてリリースされているほか、Androidアプリも2020年12月に日本国内リリース予定だそうです。

Screenshot: 山田ちとら

子守唄として使える「Sleep」モードのほかにも、「Relax」「Focus」「On-the-Go」の基本モードがあり、スマートフォンでもパソコンでも使用できます。

せっかくなのでこの記事を書いている間に「Focus」モードを使ってみたところ、果たして仕事の能率が上がったかどうかはわかりませんが…心音に近いリズムが、思考を内へ内へと導いてくれるようには感じました。

睡眠科学に基づいて設計

「AI Lullaby」は、この既存のEndel AIがグライムスのオリジナルの音楽やボーカルを合成変換し、アプリを通じて子どもにも大人にも心地よい音空間を自動生成するプロジェクトです。

グライムスの息子くん、X Æ A-Xii Musk(エックス・アッシュ・アークエンジェル・マスクと読むらしい)もこういう音楽を聞きながら育てられているわけですよね。わたしもひとりの母親として、もし我が子どもたちに0歳からAI子守唄を聞かせていたなら、どんな感受性が育まれていたのかは気になるところではあります。いや、きっと今からでも遅くないはず

先行プレミア配信は11月11日20時から

Image: エイベックス・ビジネス・ディベロップメント

「AI Lullaby」は、11月12日(木)にEndelのiOSアプリ上でリリースされる予定で、 Androidアプリについては年内リリースとのこと。

さらに、リリースに先駆けて「エイベックス・チャンネル」にて11月11日(水)20:00から11月12日(木)6:00までの期間限定の無料先行プレミア配信が実施されるそうですよ!

最初の1週間はEndelアプリを無料で使用できるので、まずは登録しておいてからお試し期間中に「AI Lullaby」を聞いてみるのがおすすめ。もし気に入った場合は、月額料金は580円、または年額で5,000円。初回ユーザーの方で、オリエンテーション画面から有料登録された方に限って年額が2,500円になるそうです。

Endelアプリ( iOS版)のダウンロードはこちらから。なお、「AI Lullaby(AI子守唄)」は2020年12月23日までの期間限定配信だそうですので、気になる方はお早めに。

Reference: Endel, YouTube

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