今手に入る最高のVRヘッドセットリスト

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今手に入る最高のVRヘッドセットリスト
Photo: Sam Rutherford / Gizmodo US

VRを本気で体験したいけど、どれがよいのかわからない!

OculusとHTCが頑張ったおかげで、一般消費者向けのVRワールドが一気に普及しました。2016年頃のVRヘッドセットはごつくて低解像度でしたが、大きく進化を遂げ、2020年現在、VRゲームやVR体験のライブラリが充実してきているだけでなく、完全ワイヤレスのスタンドアロン型のVRヘッドセットはわずか300ドル(約3万1000円)から買えるようになりました。グリップ感知コントローラ、高リフレッシュレートディスプレイなどを備えたものまで、選択肢も幅広くなりました。

VRヘッドセットの性能的には未だ、皆が夢見るSFテクノロジーの領域までは至っていないかもしれませんが、VRの初期に問題だった残念なモーショントラッキングや、顔を近づけると網目が見える「スクリーンドア効果」については、かなり改善されました。とはいえ、特にVR酔いしやすい人は最新のVR HMDを購入するより前に、実際に試してみたいですよね。

そこで、VR初心者からVR愛好家まで、どのVRヘッドセットがオススメなのか、自分に合いそうなのか、米Gizmodoでは「チープ(安い)、ミドルレンジ(中価格帯)、ハイエンド(高級)」それぞれの価格帯ごとにオススメのVRヘッドセットを選定しました。


初心者向け:ベスト・エントリー VRヘッドセット「Oculus Quest 2」(3万7100円)

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Photo: Sam Rutherford / Gizmodo US

VR入門機として、最もわかりやすくて安価なデバイスを求めている人へ、Oculus Quest 2を一番オススメします。

3万円台から購入可能で、市場で最も安価なスタンドアロンVRヘッドセットのひとつ(考慮する価値のないスマートフォンベースのHMDはノーカウント)で、空間オーディオスピーカー内蔵、最大90Hzのリフレッシュレート、各眼1,832×1,920ピクセルの解像度、そしてPCに接続する必要すらありません。

またQuest 2は、これまでの全てのQuestゲームに対応し、USB-CケーブルとOculus Linkを介して、デスクトップ版のOculus Riftゲームもプレイすることができます。つまり、Oculus Quest 2がひとつあれば、(Quest 2とRiftの)2つのVRヘッドセット体験を楽しむことができるんですね。

しかしながらQuest 2の最大の欠点は、Questを初めて使用する時、Oculus ストアにログインするためにFacebookアカウントが必要になることです。Oculusの親会社はFacebookなことを思い出させてくれる瞬間です。そして、もしFacebookのアカウントを完全に削除したら、同時にOculusの購入履歴をすべて削除されます。

ベスト・ミドルレンジVRヘッドセット「Vive Cosmos」(9万8,870円)

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Photo: Sam Rutherford

お値段は日本で9万8870円(アメリカでは700ドル)、Vive Cosmosは、Quest 2のような安価なVRヘッドセットと、より高級なハイエンドの間のバランスを素晴らしくとっている中価格帯のデバイスで、柔軟にアップグレードも可能です。Vive Cosmosは、PCと接続する必要がありますが、内蔵カメラは専用のベースステーション不要で、より精度の高いインサイドアウトトラッキングを実現しています。IPD(瞳孔間距離)は完全に調整可能(Quest 2は3段階からのみ設定する)で、90Hzのリフレッシュレート、空間オーディオスピーカー内蔵、各眼1,440×1,700ピクセルの解像度を提供しています。

そしてVive Cosmosの最も素晴らしい点として、より正確なトラッキングを得るためにアップグレードしたいと思ったら、新しくヘッドセットを購入する代わりに、別売りのトラッキング・フェースプレートを取り付けるだけで、トラッキング可能エリアを最大100平方mまで拡張でき、精確で自由な動きが可能になります。

次点:HP Reverb G2(5万9800円)

HP Reverb G2はSteamを運営するValveとのコラボによる製品で、スペックは各眼2,160×2,160 の解像度、90Hzのリフレッシュレート、Valveとの提携によって設計された光学系など、コンシューマ向けのヘッドセットとしては最強に近い製品です。

Reverbの第二世代として、コントローラが刷新されてホールド感がより快適になり、専用のベースステーション要らずで、内蔵された 4 つのカメラでインサイドアウトトラッキングを実現しています。そして価格が5万9800円(税別)、9万8870円のVive Cosmosよりずっと安いのです。しかし残念なのはまだ未発売であり、そもそも試せていないため評価ができません(日本の公式販売サイトでは12月上旬発売開始となっています)。

ベスト・ハイエンドVRヘッドセット「Valve Index」(12万5800円)

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Photo: Sam Rutherford

フルのVRキットが12万5800円(アメリカでは1,000ドル)、間違いなくValve Indexは安くありません(が、もしすでにLighthouseなどのベースステーションやモーションコントローラーを持っていたら、それらを使い回せるので多少は節約できます)。

いずれにせよ、片眼1,440×1,600ピクセルの解像度は、競合製品と比較しても圧倒的に高いわけでもありませんが、より正確なモーショントラッキングと、120Hzのリフレッシュレート(実験的には最大144Hzのリフレッシュレートもある)、より広い視野角、そして市場で手に入れることができる最高のコントローラーが備わっているのがValve Indexです。

左右各コントローラーには87のセンサーを搭載していて、手の位置や指の位置、手振り、そして圧力を測定しVRに反映します。5本指のフィンガートラッキングに対応していて、「グーチョキパー」もできるほどの性能です。特により深い没入感を求めるVRヘビーユーザーにとっては、このコントローラーは夢のように感じると思います。

ちょっとまって、スマホベースのVRヘッドセットはどうなのよ?

Samsung GearVRや、GoogleDaydreamなどのスマホベースのVRヘッドセットは、安価かつ、持ち運びができるVRソリューションとして、興味深く斬新でした。しかし実際には、スタンドアロンのVRヘッドセットが普及するまでの穴埋め的な存在だったと思います。

VRヘッドセットをスマートフォンの処理能力とディスプレイの性能に制限することは、中長期的なソリューションにはなりませんでした。GoogleはDaydreamを終了し、OculusはSamsungとのパートナーシップを終了して事実上Gear VRを廃止。スマホベースのVRヘッドセットは事実上消えました。

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