Twitter、米大統領選直前のトランプにダメ押しのダメ出し

  • author Brianna Provenzano - Gizmodo US
  • [原文]
  • 福田ミホ
Twitter、米大統領選直前のトランプにダメ押しのダメ出し
Image: Getty

もうすぐ終わりか、それとも。

11月2日、あと数時間で米大統領選挙投票日を迎えるっていうタイミングで、Twitterはドナルド・トランプ大統領のとあるツイートに「disputed」(論争中)の警告ラベルを貼りました。このラベルはTwitterが「選挙やその他公的プロセスに関してミスリーディング」だと判断したツイートに貼られ、これが付いてるとRTやリプライといった機能が制限されます。

トランプ氏の問題のツイートは、選挙に関する米最高裁の判断を批判したものでした。今年の米大統領選はコロナの影響で郵送投票が急増してるんですが、郵便物が急増すると配達が遅れるかもってことで、激戦州のひとつとされるペンシルバニア州に関し「3日は遅れてもOKとする」っていう判断を最高裁は出してたんですね。それに対しトランプ氏は、遅れてもOKなんて「ごまかしが横行する」「我々の法的システム全体を害する」と批判し、さらには「市中での暴力を誘発する」と煽りました。

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Image: Gizmodo US

でもこのツイートは「このツイート内容は論争されていて、選挙などの公的プロセスに関しミスリーディングである可能性があります」「郵送での投票がいかに安全で確実かを学びましょう」というTwitterからの注釈でサンドイッチされてます。さらにそこからリンクした先では「郵送投票は合法で安全だと、専門家やデータからも確認できています」と説明されてます。

トランプ氏のポストにはFacebookでもケチが付き、「投票は郵送でも投票所でも、米国では長い信頼の歴史があります」と注釈が付いてます。またFacebookは、なりすまし投票は「投票方法にかかわらず、きわめてまれ」だともしています。大統領選当日が近づくにつれて劣勢っぽくなってきたトランプ氏は、今回の選挙そのものがでたらめだ、というロジックに傾きつつあります。まあ4年前も、勝つまでは「イカサマだ」って連呼してたんですけどね…。

Twitterは9月、選挙関係の偽情報対策としてポリシーを更新し、「米国の政治家(候補者や選挙活動アカウントを含む)によるミスリーディングな情報ラベルのあるツイートには追加の警告や制限を付ける」と言ってました。Twitterの以前のコンテンツガイドラインでは、トランプ氏のような著名人の場合、問題発言しても「ツイートを閲覧可能な状態にしておくことが公共の利益になる可能性がある」として削除はせず警告のみとする例外措置をもうけてました。でも今回は削除まではしないものの、RTやリプライを制限するっていう一歩踏み込んだ手段を取ったわけです。

今回の大統領選挙は、郵送投票の影響もあって結果が確定するのに時間がかかりそうだし、結果が出てもその是非が法廷で争われるかもしれません。法廷やらTwitterやらで、トランプ氏による場外乱闘がさらに続いちゃうんでしょうか?

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