なんとiPhoneユーザーにもおすすめできるレベル。
いまのスマートウォッチはフィットネストラッカーとしての役割が強くて、文字盤の裏蓋にセンサー群を一式揃えるのがデフォですね。
ただ、スマートウォッチにはもう1つの機能があって、それがスマートフォンのサブディスプレイです。スマートウォッチを腕に巻いておけば、時刻や天候、通知の内容を手首でさっと見られるので、いちいちスマートフォンをひっぱりださなくてもいい...わたしがスマートウォッチを愛用する理由はこれです。フィットネスデータも見ていますが、正直おまけ。
そして、このサブディスプレイとして見た場合、私がいまベストだと考えているのがこのGalaxy Watch 3です。Galaxyから製品をお借りしてのレビューをお届けします。
Galaxy Watch3

これは何?:Galaxyのフラッグシップスマートウォッチ
価格:4万6200円(41mm)/4万9500円(45mm)/7万700円(45mm チタン)いずれも税込
気に入った:回転ベゼルの操作性、通知のチェックしやすさ、時計らしいルックス
気になった:日本ではBixbyもSamsung Payも使えない。付属のレザーベルトはつけっぱなしには向かない。
回転ベゼルは最高のインタフェース

Galaxy Watch 3のキャラクターとも言える回転ベゼル。ディスプレイ外周のリングをクルクル回すことで、通知や機能を切り替えたり、メッセージをスクロールさせたりできます。
もうとにかくこれが便利。複数の通知、長いメッセージを確認するときもスルスルと内容を把握できるんですね。回転にはクリック感もあり、狙ったところでピタッと止めることもやりやすい。
また、ベゼルはディスプレイ面より高さがあるため、ディスプレイに物がぶつかるのを防ぐバンパーの役割を果たします。
Apple WatchやGalaxy Activeのような、ディスプレイをむき出しにしたツルッとしてデザインも未来的だとは思うのですが、あれたまにドアや柱にぶつかってヒヤッとするんですよね。いくら強化ガラス、サファイアガラスがタフだとしても心臓に悪い。
その点、回転ベゼルの安心感は段違いです。
Tizenあなどりがたし

サブディスプレイとしてスマートウォッチを見た場合、大切なのは「必要な情報に、素早くアクセスすること」です。
その点、Galaxy Watch3は機能十分。複数の通知をきちんとアプリごとに区別して表示してくれますし、メール、カレンダー、天気といった知りたい情報がきちんとスマートフォンとリンクしています。
また、アプリストアも充実しており、たくさんの文字盤やブラウザやTwitter、YouTubeを見るためのアプリなどをインストールできます(スマートウォッチでYouTube見るか? と聞かれると困りますが)。
バッテリーの持ちも2日強と十分。毎日チャージするに越したことはありませんが、1日充電を忘れたくらいなら問題ないです。

文字盤の視野角も広く、屋外でかなり斜めから見ても表示を読み取れます。
意外なことにiPhoneと組み合わせてもイケる

この秋、私は自分のメイン端末をひさしぶりにAndroidからiPhoneにスイッチしました。ので、iPhoneでもGalaxy Watch 3を使うことができました。なんとこれが、意外と悪くないのです。iPhoneがペアリング相手でも使えない機能があるわけではなく、Androidのときとほぼ同じ使用感なのです。
もちろん、iPhoneとベストマッチするのはApple Watchです。「ヘルスケア」アプリに渡せる情報量やその質は高く、おサイフケータイやSiriなどの機能も十全に発揮できます。
ただ、フィットネスデータはある程度でいい、おサイフケータイはスマホで十分というのなら...時計として正統派のデザイン、回転ベゼルの操作感と安心感、Series 6のアルミボディと大差ない価格でステンレスボディを備えている、などGalaxy Watch 3のほうがイイと感じるポイントもけっこうあります。
まとめ
- ・回転ベゼルは最高に使いやすい
- ・ごつい見た目のわりに、つけたまま寝ても気にならない装着感(慣れはあるかも)
- ・エラストマーのバンドも同梱してほしい
- ・ケースの仕上げはガチの時計と比べちゃダメよ
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