親の要望全部のせ。キッズ用スマウォ「My First Fone R1」レビュー

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  • author 中川真知子
親の要望全部のせ。キッズ用スマウォ「My First Fone R1」レビュー
Photo:中川真知子

スマホはまだ早い、という家庭向け。

今は物騒な世の中なので、子どもにスマホやスマウォを持たせたいと思っている親御さんは多いことでしょう。実際、私の周囲でも小学1年生からスマホを持たせている人がすくなくありません。

でも、私個人としてはスマホはまだ早い。でも、キッズケータイは息子が嫌がる。GPS機能だけだと、場所がわかるだけなので何かあった時が不安…。そう思っていた時に、キッズ専用スマウォ「My First Fone R1」を試すチャンスに恵まれました。

ということで、どんな具合なのかヤンチャな7歳児につけさせてみましたよ。

My First Fone R1

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Photo:中川真知子

これは何?:子供むけ、腕時計型のスマートフォン。親のスマホにインストールしたアプリを通じて、音声通話/ビデオチャット/テキストメッセージが利用できます。

いくら?:1万8800円(税別)

好きなところ:親を安心させてくれる機能はばっちり。

好きじゃないところ:バイブ機能がない。フェイスの種類が少ない。

親の要望全部のせ

機能は文句なしに素晴らしいです。GPSで子供の居場所をトラッキングできますし、リアルタイムの現在地だけでなくその日の行動の履歴もみることもできます。

ビデオ通話も可能ですし、万が一のことが起きればカメラボタンを長押しするだけでSOS発信30秒間の自動録音が開始。その内容を親のアプリに自動で送ってくれます。いちいち居場所をチェックするのはな...というなら「セーフティーゾーン」という、子どもがひとりで行動できる範囲を設定することができ、そこを超えたときに居場所を伝えてもらう、という運用もできるんです。

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Screenshot:中川真知子

また、デバイスが外れたことを知らせる連絡も入ります。

学校にも持っていけるかも

公立の小学校の多くがスマウォやスマホの持ち込みを禁止しています。

しかし、「My First Fone R1」には「クラスモード」というカスタムのマナーモードがあります。これは親がアプリで管理するもので、例えば、午前8時半から午後2時20分まで設定すれば、その間はGPSと緊急SOS以外の機能をオフにすることができます。

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Photo:中川真知子

「クラスモード」中は、子供が画面を触ろうが何しようが時計画面しか使えません。つまり、時計のベルトを外してカラビナでも付ければ、見守り機能付きGPSキーホルダーとして使うことが可能なのです。

この使い方はスマウォを禁止している学校としてはグレーゾーンでしょう。しかし、親にとっては嬉しいことなのでは。

ボタン長押しだけで緊急SOSモード発動

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Screenshot:中川真知子
「SOS」と表示される

「緊急SOS」機能は、発動させるとすぐにアプリにSOSと現在地情報がメッセージで送られてきます。そしてその数秒後に、30秒の音声データが届きます。マイクの感度は良く、ボリュームを落として流していたBGMも聞き取ることができたほど。普通のボリュームの会話もはっきりと聞くことができました。

SOSを発動させるということは、子どもに危険が及んでいるということです。

例えば、誘拐されたとしましょう。持っているのがスマホなら、相手の目を盗んでロックスクリーンを解除し、通話ボリュームが大きすぎないかドキドキしながらSOSコールすることになります。それ以前に、誘拐された時点でスマホは取り上げられてしまうかも。

一方、単なるゴツい時計、もしくは時計付きキーホルダーだと思われていたら、ボタンを長押しするだけで親に位置情報と状況を伝えられるのでは。もしMy First Fone R1を取り上げられたとしても、「時計が取り外されました」とアラートが飛ぶわけです。これは利点だと思いました。

GPSに多少のばらつき

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Screenshot:中川真知子
実はこの時、この場所にはいなかった

頼りになる「My First Fone R1」ですが、GPSの感度にはばらつきがあると感じました。クラスモード中は、位置情報を取得するのに45秒ほどかかったり、タイムアウトしてしまうことも…。

また、バッテリー残量が少なくなると、GPSがうまく働かないことがあり、自宅にいるにもかかわらず、前日行った塾の場所が現在地として表示されることがありました。

充電がたっぷり残っていれば正確な位置が取得できていたので、日々の充電の大切さを痛感しました。

通知に気付きにくい

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Photo:中川真知子
騒がしい場所では通知がきても気づかない

「My First Fone R1」にはテキストメッセージ機能とビデオ通話機能がついているというのは既に書いた通り。ただ、バイブ機能がついていないので、通知や着信は音のみで知らされます。そのため、静かなところかにいなければ気づくことはほとんどありませんでした。

通知がホーム画面に表示されるわけでもないので、定期的にスワイプアップして通知があるかどうか確認する必要があります。

私は、自分から連絡してもすぐにれスポンスが来ることはないだろうと考えたので、こちら側から発信するというより、何かあったら向こうから発信できるツールととらえることにしました。

子どもの自立を応援したいけど心配性の人に

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Photo:中川真知子
習い事の時は手首の動きを邪魔しないようにカバンにくっつけて

去年、学校にほど近い通行人の多い場所で息子が不審者に「一緒にあっち(通学路と全く関係ない場所)に行こう。」と誘われたことがあってからというもの、私は極度の心配性になってしまいました。

つい最近まで息子を学校まで送迎し、出掛け先にもついていき、私が忙しい時には父や夫に頼んで様子をみてもらうほど。我が子だけでなく、息子の友達が我が家に遊びにきた時は、家まで送り届けていました。

しかし、学年が上がるにつれ息子の世界が広がり、徐々に1人で遊びにいくようになると、心配性の私でも自立を応援するしかありません。とはいえ、息子が帰宅するまでは生きた心地がしないので、定期的に現在地を知らせてくれる上に、知りたい時にはすぐに位置情報を確認することができる「My First Fone R1」には精神的にずいぶんと支えられました。

デバイスを外したり、設定したセーフティーゾーンを超えた場所に行っても連絡が来るのも頼もしい限り。子どもの動向を伺い知れるし、相互コミュニケーション取れるのに、スマホよりやれることが限られていてスマホがらみの問題を避けられるので、親の理想が詰まっています。

心配性の親の、頼れる味方ですよ。

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