RADWIMPS×PARTY「SHIN SEKAI」を創った人たち。夢の世界の隅々にかけられた魔法を紐解く

  • author 望月智久
RADWIMPS×PARTY「SHIN SEKAI」を創った人たち。夢の世界の隅々にかけられた魔法を紐解く
Image: SHIN SEKAI

RADWIMPSとPARTY、新世界の創造主たち。

今年は本当に、いろいろな配信ライブを見ました。XR技術を取り入れたもの、シンプルにライブ映像にこだわったもの。アーティストによってその表現はさまざま。今まででは考えられなかった音楽体験をたくさんしたような。そんな2020年もあとわずか。

今年、本来行われるはずだったワールドツアーの中止を余儀なくされたRADWIMPSは、リアルの代替えではないバーチャルだからこそ実現できることを標榜し、仮想空間上で人々がエンターテインメントを共体験できるバーチャルパークシステム「VARP」で行われる「SHIN SEKAI」で、新しい音楽体験の創造にチャレンジしています。コンセプトになっているのは、まるで自分が楽曲の中に入り込み、物語の一部としてその世界を駆け巡る“ロール・プレイング・ミュージック”。

果たしてどのようにしてその世界は生まれたのか、そして他の配信ライブと一線を画す部分はどこなのか。仮想空間に夢の世界を構築したクリエイティブチーム・PARTYのメンバーたちに、その経緯や舞台裏についてインタビューしました。

記事末には、実際に12月29日〜30日で行なわれている「SHIN SEKAI」の体験レポートもあるので、まだその世界を体感してない人は参考にしてみてください。

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右上から時計回りに、山中啓司さん(PARTY・プロジェクトマネージャー)、眞鍋海里さん(PARTY・プランナー/クリエイエティブディレクター)、梶原洋平さん(PARTY・テクニカルディレクター)、ライター望月智久

「VARP」の根幹は、1年前のフジロック

──PARTYとはどんなチームでどんなことをやってきたのか、あらためて教えてください。

山中啓司さん(以下、山中さん):PARTYはモットーとして“CREATIVE CROWD”(つくる群れ)を掲げています。プロトタイプを作るだけでなく「未来の体験が社会にインストールされるところ」まで責任を持つために、企画だけではなく最終的なデザインから開発まで行い、それがビジネスとしてワークしているかどうかをコントロールするところまで、ワンストップでできるようなチームになっています。

アイデア、企画の領域ではプランナーやクリエイティブディレクターがいて、デザインの領域ではグラフィックデザイナーから「VARP」のような3DCGを扱うデザイナーやWEBに特化したデザイナーがいます。テックチームに関しても、多言語に対応し多様な制作物のオーダーに対応できるエンジニアが在籍しています。

梶原洋平さん(以下、梶原さん):他にもこういったクリエイティブプロダクションはあると思うんですが、PARTYには弁護士や建築家、アーティストなど幅広い人材が所属していて、広告代理店の機能・プロダクションの機能・スタートアップとしての機能を同時に有しているのが、他にはない大きな特徴です。

──コロナ禍以前・以後で制作の内容、取り組む方向性に変化はありましたか? 例えば、「VARP」のアイデアはコロナ禍以前からあったのでしょうか。

山中さん:個人的にはそんなに変化はないと思っています。「VARP」自体、コロナ禍以前、1年前に手掛けた仕事がきっかけになっているんです。ソフトバンク・5Gのプロモーションとして「フジロックフェスティバル’19」の会場をCGで再現し、現地に行けない人も楽しめるようなものを作りました。そのときのシステムやノウハウが「VARP」の根幹になっています。

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梶原さん:5Gのような高速回線だと、現地へ行っている人と行っていない人がバーチャルでごちゃ混ぜになって楽しめる。そのときは、コロナ関係なく「この先こういうエンタメが来るよね」っていうヴィジョンをPARTYで共有していました。5Gを軸に考えていた未来が、コロナ禍によって結果として早まったというイメージです。

やがてくる未来を先取り。 「VARP」の自由度と没入感

──コロナ禍によって、この1年はバーチャルでの配信ライブのフォーマットが増えたと思うのですが、「VARP」の特徴を教えてください。

山中さん:現地に行くことができない人も疑似体験できる「没入感」と「臨場感」が、単純な映像の配信ライブとは大きく違うところで、さらにリアルのライブではできない体験まで創造することを「VARP」のテーマとして掲げて制作しています。

梶原さん:今までコンテンツを受け取る側は、作られた映像・カット・色味・シーンを、モニターの前に座ってただそのまま享受するだけでした。ただ、僕は「ライブ感とはなにか?」と考えたときに、好きな場所で、見たいアングルで、自由にコミュニケーションをとりながら観られるのがいちばんだと思ったんです。

今まで2Dでしか配信できなかったものが、通信網が強くなれば3Dのデータ容量でも送れるようになります。今はまだ少し不完全ではあるけれど、近い未来にそれが実現できる。「VARP」はそんな未来を先取りする感覚を共有するチャレンジでもあります。

──以前「VARP」で行われたラッパー・kZmさんの「VIRTUAL DISTORTION」は、まさに梶原さんのおっしゃる通り、自由度が高く没入感があり革新的なバーチャルライブ体験でした。

山中さん:PARTYでは、リアルの現場でのライブ演出なども手掛けているんですが、コロナ禍でリアルな場でのライブのキャンセルが相次いでいるのを感じているなかで、僕らがフジロックで作ったバーチャルの技術で、ライブ活動ができないアーティストさんに対してサポートできるのではと思い、「VARP」の取り組みを始めました。

その段階で、kZmさんのマネジメントチームと出会い、kZmさんがリリースしたアルバム『DISTORTION』のライブができない状況をお聞きしました。kZmさんの音楽性は、僕らが考えるバーチャルライブにもフィットするのではないかと思い、タイミングも合致してすぐに実現できたのが、「VIRTUAL DISTORTION」です。

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「VIRTUAL DISTORTION」は、渋谷の街並みなどが構築された空間

──実際に行なってみて、技術的に難しかった部分はありますか?

梶原さん:「VARP」は、ゲームエンジンを使ってモバイル向けに作っているので、技術的にはそんなに難しい部分はないんですよ。仕組みだけで言えば、誰でもできるんです。それよりも、アーティストの世界観に合わせたフィールドや演出をCGでモデリングしたり、アーティストをモーションキャプチャーして取り込んだりなどの工程が多いので、そこが大変ではあります。

単なるバーチャル配信ではない、コミュニティとしての「SHIN SEKAI」

Video: RADWIMPS / YouTube

──さて、では今回の「SHIN SEKAI」の実現は、どのような経緯からなのでしょう?

眞鍋海里さん(以下、眞鍋さん):もともと2020年にRADWIMPSはワールドツアーをやる予定だったんですね。それがコロナ禍でできなくなったことが、そもそものプロジェクトの起点になっています。RADWIMPSとしても、新しい音楽体験を模索している中で、我々の「VARP」でできることが合致したことが大まかな経緯です。

ステートメントにもあるように、“リアルでのライブの代替えとしてのバーチャル”ではなく、ファンを驚かせ、ワクワクさせるような“バーチャルだからこそできること”を前提に、RADWIMPSといろいろと考え、ディスカッションして、「SHIN SEKAI」がかたちづくられていきました。

──「SHIN SEKAI」のテーマであり、コンセプトにある“ロール・プレイング・ミュージック”というアイデアはどういう風に決まったんですか?

眞鍋さん:もうひとり、プロジェクトメンバーで濱田小太郎というプランナーがいるんですが、彼が“ロール・プレイング”という言葉を出したんですね。僕も「VIRTUAL DISTORTION」を体験したとき、プレイヤーが世界の一部になって楽しむという没入感は新しい感覚でしたし、自分がバーチャルワールドの主人公になるような舞台装置なのかなって思っていて。アーティストとリスナー/オーディエンスという隔たりではなく、一緒に物語や音楽世界を紡いでいくような体験ができるんじゃないかと思って、“ロール・プレイング・ミュージック”という言葉をコンセプトに据えました。

──「SHIN SEKAI」は、より物語的な内容と没入感のある体験が味わえることが予想されますが、機能的な部分でアップデートされている部分はありますか?

山中さん:今回はチャット機能を設けて、ユーザー同士でコミュニケーションすることができるようになっています。友達同士でIDを発行して一緒に参加し、プライベートルームで限定的にやりとりができるようなシステムも取り入れました。

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──誰とでも交流できるオープンルームと、友人・知人限定のプライベートルーム。ファンは2つの選択肢が選べるということですね。体験的な部分ではいかがでしょうか?

眞鍋さん:12月29日〜30日で行なわれる第1弾は、「SHIN SEKAI」のプロローグ的な立ち位置なのですが、「SHIN SEKAIへの旅立ち」が、ファンとRADWIMPS、ファン同士の再会の場になるというのもひとつのテーマになっているんです。ワールドツアーが中止になり再会する機会を失うことになったため、バーチャル上で年齢性別国籍を問わず集まれる場所を作ってはどうかという発想で、コミュニティとしての機能もプロジェクトの大きな意義になっています。

序盤は「SHIN SEKAI」を目指してみんなで楽曲世界を冒険するように物語が進み、辿り着いた「SHIN SEKAI」でRADWIMPSと満を持して再会し、ライブを楽しむ。そんな二部構成になっていますね。

現時点(編註:取材日は2020年12月24日)でもロビーは開放されていて、そこに参加者がランダムに集まっているんですが、国内だけでなく海外の方が多く参加しているのも特徴ですね。チャットで打った文章はアバターのアタマの上に表示されるようになっています。

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──この「SHIN SEKAI」は、第1弾のライブが終わっても継続的に開放されるのでしょうか?

山中さん:その予定です。大前提として、ここにいる方々は“RADWIMPS”をひとつのキーワードとして話ができますし、アクティブにキャラクターを動かして会話ができるので、より安心してコミュニケーションがとれるのかなと思います。

眞鍋さん:海外の方が「日本コロナ大丈夫?」みたいに日本のファンを気にかけている様子がTwitterにアップされていたり、ファン同士がRADWIMPSの楽曲について熱く語り合っていたりして、すでにコミュニティとしての機能を持ちはじめているのを実感しています。

野田洋次郎が見た夢の景色。不思議な偶然の一致

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──RADWIMPSはファンコミュニティの繋がりが強いイメージのバンドですし、すでに彼らが作ってきた世界観も確立しているように思いますが、どのようにしてそれらを共有し、「SHIN SEKAI」の世界観を構築していったんでしょうか?

眞鍋さん:洋次郎さんが「SHIN SEKAI」のコメントとして出している夢の話にも共通しているんですが、コロナ禍で洋次郎さんは何曲か作っているので、それらの楽曲をインスピレーションに、“新しい世界”を目指していくというテーマがいいんじゃないかと話されていました。それで、それを踏まえて僕らが「SHIN SEKAI」のイメージボードを作り、ディスカッションする際にお見せしたら、洋次郎さんから「これ、偶然ですか?」と言われたんですよね。荒廃したビル群や大きな滝など洋次郎さんが夢で見た光景と似ていたみたいで。

──不思議な偶然ですね。

眞鍋さん:夢の中は覗けないのでもちろん意図していたわけではないんですが、楽曲からのイメージで僕らが作った景色が重なり、すんなり世界観の方向性が決まったんです。洋次郎さんはインタビューなどでも「もうコロナ禍以前の世界には戻らないから、悲観しても意味がない。だから次に何をするのか」とよく言っていて、『新世界』という楽曲に込めた思いを紐解いていくと、「SHIN SEKAI」を目指す冒険の世界観と一致しているのではないかなと思っています。

──ここまで体験や技術についてのお話をうかがってきましたが、「SHIN SEKAI」において最も大事なキーは音楽になると思います。音源や音質について、RADWIMPSからのオーダーはありましたか?

梶原さん:最初の段階から音源については高音質のものを使っていたので、オーダーは特になかったですね。ただ、どの音源をどのように使うかなど、演出に関わるところは緻密にやりとりを重ねました。

高音質にする分にはいくらでも可能なんですが、アプリの容量が大きくなりすぎてしまわないよう、映像と音声が双方ちゃんと楽しめるようなバランスで調整していますね。たとえば「フォートナイト」だと、平気でアップデートに9GBとかありますけど、ゲーマーでない人からするとかなり大きな容量に感じてしまいます。「SHIN SEKAI」については2GBくらいでダウンロードできるようにしています。

「この世界のすべてに魔法をかけました」

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──制作において、RADWIMPS「SHIN SEKAI」ならではの革新的な部分があれば教えてください。

梶原さん:「SHIN SEKAI」はより物語に入り込んでいくような見せ方をしています。

──どんな点で見せ方、没入感の違いがあるのでしょうか?

梶原さん:「SHIN SEKAI」は、世界全体がエフェクトになっていて、魔法がかかっているように作っています。その魔法というのは、3Dモデルをシェイプアップしながらすべてをコントロールできるようにしてあるということです。つまり世界や景色がどんどん変化していく。岩の一個一個、扉もすべて、動くようになっています。

──その世界にあるものすべてが動く、または変化するような演出が可能となり、参加者はまるで世界に入り込んだような没入感を味わえるわけですね。

梶原さん:360°見回してもその世界の中にいるわけです。「SHIN SEKAI」も同様、どこを見てもRADWIMPSの世界観が味わえるようになっています。世界の隅々まで魔法をかけるというチューニングはすごく大変でしたけど(笑)、それが「SHIN SEKAI」の肝なので、いちばん気を付けて作業した部分でもあります。

眞鍋さん:フィールドの規模も過去最大ですよね。今回のバーチャルライブ、「SHIN SEKAI」の移動距離ってどれくらいになるんですか?

梶原さん:どれくらいだろう? 最後に降り立つ島の半径が2〜3kmくらい。宙に浮くシーンがあるんですが、そのまま島の半径分拡張しているので、参加者同士が出会うのは超大変なはずです。フィールドがとにかく広大なので、他のユーザーとすれ違うのは代官山と渋谷にいる人が偶然すれ違うくらいの確率になるかもしれません。

──2021年も、RADWIMPSの活動と「SHIN SEKAI」は綿密に連動していくことになるんでしょうか?

眞鍋さん:プレスリリースでは「今後の展開にご期待ください」と書いてあるということと、“PROLOGUE LIVE”という表記がアプリにも出るんですけど、その2つがオフィシャルで現時点で出ているヒントですね。あとは「SHIN SEKAI」を体験していただいて、最後の部分に注目していただければ。


コロナ禍によって、意図せずリアルの世界とバーチャルの世界が交錯した2020年。2021年がどのような1年になるのかわかりませんが、RADWIMPSとPARTYが夢の景色を共有し、手を取り合って構築した魔法の世界「SHIN SEKAI」は、今後の楽曲やライブ活動、諸々を含めて無限に拡張していき、新たな音楽体験の可能性を感じさせてくれるのではないでしょうか。

新世界への扉はすでに開かれています。まずは12月29日〜30日に開催されている「SHIN SEKAI」PROLOGUE LIVEを体感してみましょう(以下、「SHIN SEKAI」のネタバレを含みます)。

「SHIN SEKAI」PROLOGUE LIVE体験レポート

チャットルームに響くアラームとモニターに映し出される“Emergency”の文字。12月23日から開放されていたこの空間では、楽曲のMVとタイムテーブルがモニターに流れ、和気あいあいとファンたちによる交流が行われていたのですが、一転して緊迫した空気に包まれます。放り出された先は夜の砂漠。2020年、体感した方は多いかも知れませんが当たり前の日常って突然脅かされて失われてしまうんですね。孤独ッ!!圧倒的孤独ッッ!! しかしご安心ください。手には松明(たいまつ)。耳にはRADWIMPSの『Light The Light』が流れてきています。絶望しない心こそが希望。松明を手に、「SHIN SEKAI」への冒険が始まります

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広大なフィールドを駆け抜けて、辿り着いたのは荒廃した街。他の参加者たちもちらほら。探索していると、不気味に動くウイルスのようなナニカを発見。この世界はコイツによって崩壊してしまったことが、映像によって語られます。『新世界』が流れると、光によって形作られた巨大な影が現れ、僕らを導いていきます。

扉を開くと、神殿のような荘厳な空間が広がっています。ここは砂漠をさまよっていたときに、光を放ち導いてくれていた塔の中のようです。ここには今までのRADWIMPSのカバーアートワークが見られるギミックが施されていました。『ココロノナカ』を聴きながら、塔の最上階を目指します。ここはRADWIMPS、WIMPERたちの心の中なのか? あるいは記憶を具現化したような神聖な場所なのかもしれません。奧へ進むと、RADWIMPSの巨大石像が鎮座しています。道中にもアートワークが見られるようになっているのでお見逃しなく。

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最上部の扉の前に立つと“PUSH”コマンドが表示されます。扉はビクともしません。この世界での扉は、人の心だったり、コロナ禍によって開いてしまった人との距離を表しているのでしょうか。すると誰かがやってきて、一緒に押してくれます。そうか。僕は1人じゃないのか。扉が開くと光に包まれ、宙に浮かんだ状態に。そして、その眼下には島らしきものが。

そこへ向かって落下する最中には、映画「天気の子」主題歌を野田洋次郎が歌った音源『グランドエスケープ (野田洋次郎Ver.)』が初公開。曲のテンポや歌詞に合わせて、花火や落下スピード、アバターの体勢などが変化し、没入感もマシマシです。そして、島の直上でモニターが現れ、RADWIMPSの姿が顕現。ライブ映像での『スパークル』の流れはもう「SHIN SEKAI PROLOGUE LIVE」でのカタルシス。個人的ハイライトでした。

RAD

島に降り立つと、「ようこそ 新世界へ」とモニター越しにお出迎え。精巧にモーションキャプチャされたRADWIMPSのメンバーもお目見えです。ほんとにこの島に来ちゃっていいんですかー? なんてちょっと戸惑っていたら「いいんですか」を披露してくれました。みんなの心をひとつに、“CLAP”ボタンが追加されているので好きなだけ手を叩きましょう。気のせいかオーディエンスの声も聞こえてくるような臨場感。あれ? サビのコール&レスポンス部分、本当に観客の声援が聞こえてくるぞこれ。過去のライブの観客の声を使っているのか?と推測するのは野暮でしょうか。

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最後は『DADA』。歌詞がポンポンと映し出される空間演出で楽曲の世界が表現され、幻想的な空間とのギャップがまたイイ感じです。モニターには「UP DATES IN 2021 See You Coming Soon!」の文字が浮かび、PROLOGUE LIVEはひとまず終了。まだこの世界にいたい、と思わせる余韻がすごい。

Twitterなどを見るとやはり、その作り込まれた世界観と楽曲との相性に評価が集まっています。シンボリックな滝や荒廃した街。野田洋次郎の夢の景色をバーチャルで具現化した世界は、1度だけでなく何度も冒険したくなってしまいますね。ストーリーは当然、楽曲とともにガンガン進みます。なので3公演×2日間は、リプレイするのに親切だなと思いました。そして何より続きが気になる。物語の一部になっている感覚を体感する“ロール・プレイング・ミュージック“なのだと、そう思わせてくれました。確かにこれは、今までのバーチャル配信にない体験だったかも。

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Screenshot: ギズモード・ジャパン

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