証明は書面かしら?
今、世界中の人たちが最も待ち望んでいるのは、新型コロナウイルスのワクチンでしょう。ワクチンがなければ、どこに行くにも怖いですよね。
でも、それは、移動する側だけではありません。移動手段を提供する航空会社も一緒なんです。
航空会社の規約に「ワクチン接種必須」が加わるかも
先日、オーストラリアのカンタス航空のAlan Joyce氏は、パンデミックの後はCOVID-19の予防接種を受けている証明書の提出が航空会社を利用する上での必須になるだろうと話したそうです。
「現在、規約を見直しているところです。国際線を利用する人には事前のワクチン接種をお願いすることになります」
Lad Bibleによると、Joyce氏はCurrent Affiarに対して「国内線を利用したいという人もいますが、COVID-19の状況と市場の具合を見ながら決定していきます。ただ、国際線に至ってはオーストラリアに出入国する人は全員、ワクチン接種が必須になると思います」と話したとのこと。
ここで気になってくるのが、反ワクチンの人々が従ってくれるのかどうかですよね。自家用飛行機を持っている人だっているので、航空会社がどんなにルールを制定しようと意味ないかも。
ところが、Joyce氏によると、このルールはカンタス航空だけに限らず。どの航空会社にも適応されるだろうとのこと。というのも、同業の人たちは一様に同じ考えを持っているから。
ちなみに、気になる今後のフライト状況に関してですが、Joyce氏の考えによると、ワクチンが成功すれば2021年の終わりまでには海外旅行がほぼ通常の状態に戻るだろうとのこと。ただ、それはオーストラリアだけで考えた場合の話であり、他の国と足並みがそろわなければ難しいと考えられるでしょう。
移動にワクチンが必須となると、ワクチン接種はいつから開始するのか、費用はどうなるのかなどが気になってきますね。
まず、ワクチンは現在も開発中で、一定の品質が担保されていて大量生産が可能かどうか確認する必要があり、「なるはや」と頑張っているものの、まだ具体的な日にちは出ていません。
一方で、費用に関してですが、12月2日、日本は新型コロナウイルスワクチンの接種無料化を柱とする改正予防接種法を参院本会議で可決、成立しました。つまり、費用は国が全額負担してくれることになりました。
なので、日本に関して言えば、航空会社が「ワクチン接種していないと乗せないよ」を設けたとしても、ワクチンが市町村にちゃんと用意されている限り「ワクチンを買うお金がなくて受けられない! 」と慌てる必要はなさそうです。
Source: Lad Bible