「REON POCKET」の接触温感で寒い冬を乗り越えられるのか?

  • author 三浦一紀
「REON POCKET」の接触温感で寒い冬を乗り越えられるのか?
Photo: 三浦一紀

最初はどうなんだ? と思いましたよ、ええ。

人の体温を感知して、快適な温度にしてくれるソニーの「REON POCKET」。保冷剤とカイロの2つの機能を併せ持つ、一年中使えるウェアラブル体感温度調節デバイスです。

夏場にもギズモードでレビューをしていますが、冬のあったかバージョンの効果はどうなのでしょうか? ここぞというときしか暖房を使わない僕が、REON POCKETだけで冬を越せそうか試してみました。

REON POCKETってなんだろう?

REON POCKETって何?という人のために、ちょっとだけおさらいを。

REON POCKETは専用の下着の首元のポケットに装着して、首筋を直接冷やしたり温めたりしてくれるウェアラブルガジェットです。操作はスマホアプリから行ないます。

モードは冷たくなる「COOL」、温かくなる「WARM」の2種類。そして、それぞれ「MANUAL」「AUTO」「MY」のモードがあります。

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Image: 三浦一紀

「MANUAL」は4段階の温度を自分で選んで調節。「AUTO」はREON POCKETに搭載されている複数のセンサーが、体温や歩行動作を感知して自動的に温度を調節してくれます。「MY」は自分でオンオフの時間と温度を決めて稼働させることが可能。たとえば「10秒COOL」→「10秒WARM」→「10秒停止」のようなサイクルを設定して使うことが可能です。

いずれのモードでも、30分で電源がオフになります。

専用インナーで首元を温めると身体全体がポッカポカ

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今回は、2つの使い方を試してみました。まずは専用のインナーを着て、首元を温める正攻法の使い方です。

インナーを着て、首元にあるポケットにREON POCKETを装着。肌にシリコンパッドが直接当たるようになっています。本体が若干カーブしていて、首元に沿うように作られているため、高いフィット感が得られます。

基本「AUTO」で使ってみましたが、かなり温かさを感じました。やはり首元は大きな血管(頸動脈)があるため、温められた血液が循環して身体全体が温まりやすいんでしょうね。

思った以上に身体がポカポカになりました。僕は冬場、ほとんど暖房を使わず過ごしていますが、これがあればほんとに暖房がいらないかもしれません。

ただし、首元に装着するには専用インナーは必須。今回サンプルで送っていただいたインナーを使いましたが、毎日REON POCKETを使うとなると、それなりの枚数のインナーを買わないとなりません

ネックウォーマーなどを使ってうまく固定できるように工夫するなどしたいところです。というか、Reon Pocket用ポケット付きのネックウォーマー、あればいいなと思いました。

専用インナーが面倒...ポケットに入れてみた

お次は、ズボンの前ポケットに入れて使ってみます。これなら専用インナーがなくても使えますし。

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このシリコンパッドが温かくなったり冷たくなったりする。肌に直接当てのが正しい使い方。

でも、あまり実用的ではありませんでした。REON POCKETは直接肌に触れることを前提としているためか、ポケットに入れて使ってもあまり温かさを感じません。WARMのレベルを3にして、やっとちょっと温かいかなと感じるくらい。

ズボンの前ポケットに入れた場合、その部分だけ温かさを感じますが、身体全体が温かいとは感じません。これは温める場所の問題ですね。

ズボンの腰のところに挟んでみた

そこで僕は考えました。首と同じくらい身体全体が温まりそうな場所…。それは腰だ!

ということで、ズボンの腰の部分にReon Pocketを挟んで使ってみました。これはなかなか効果がありましたよ。本当は太い血管(腹部大動脈)があるお腹に取り付けたかったんですが、意外と邪魔になるので腰にしてみました。腰もそれなりに効果的な温めポイントですからね。

首ほどではありませんが、腰に装着するのはアリ。ただし、REON POCKETと肌の間に下着などが挟まるとやや効果が薄いので、ちょっと温度レベルを上げて使うといいでしょう。

モードは3種類ありますが、オススメは「AUTO」ですね。REON POCKETは低温やけどになりにくい設計になっていますが、AUTOモードなら肌の温度や歩行行動を感知してReon Pocketが自動的に温度を調節してくれるので、さらに安心です。

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ここにファンがあり、下部に排気口がある。「WARM」モードではファンが回ることはなかったが「COOL」モードではファンが回ることを確認。

専用インナーは必須

首元または腰に装着して使うと、思いのほか身体がポカポカするReon Pocket。なかなかいい感じなんですが、2つだけ要望が。

ひとつは専用インナーが別売りという点。まあ、サイズを選ぶ必要があるのでしょうがないのですが、できれば1着はセットになっていればうれしいかなと思いました。

もうひとつが、がっつりReon Pocketを使うとなると、複数のインナーを揃える必要があること。結構お金がかかるので、先述したように首や腰に装着するための何かがあれば、より手軽に使えるようになるかなと思います。

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充電端子はUSB-C。アプリを使わなくてもあらかじめ設定しておけば、本体のボタン2秒押すと設定したモードで使える。

REON POCKETは一年中使える身近な冷暖房機

冬場の簡易暖房としてよく使われる使い捨てカイロに比べると、繰り返し使える上に、自動的に温度調整もしてくれるという点はいいですね。

首に固定して使う以外にも、使い捨てカイロのようにコートのポケットに入れて手を温めたり、首元に当てて一時的に温めるという使い方もできるので、寒い冬の相棒としてかなり頼りになると感じました。専用インナー5、6枚買ってずっと着けていたい

冬場はもちろん、夏場でも使えるReon Pocket。一番身近な冷暖房機として1台持っていると、役に立ちそうです。

Photo: 三浦一紀

Source: ソニー

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