Space Xの超大型ロケット、Starshipの高高度飛行をライブで見てたら…大爆発

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Space Xの超大型ロケット、Starshipの高高度飛行をライブで見てたら…大爆発
Gif: Gizmodo via SpaceX

一度爆発しないことにははじまらない。

Space Xの超大型ロケット「Starship(スターシップ)」の打ち上げ実験が9日の午後5:45(ET)に行われ、目標高度12.5kmまで見事到達! 全世界の拍手喝さいを浴びながら着陸時に爆発しました。

原因は?

気になる原因ですが、実験では3基あるRaptor燃料ロケットエンジンのうち1基が発火せず、2基目の不良につながったことが確認されています。この初期段階のエンジン不良が着陸に影響したのかどうかはまだわかりませんが、ライブで見ていた印象では、もっと早い段階でブワーッと火を噴いて浮遊しながらソフトランディングしなきゃならないのに、着陸ブースターの起動が遅すぎるように感じられました。

イーロン大興奮

日曜午前1時に全社ミーティングの招集をかけたりしながら夜も昼もなく準備を重ねてきたイーロン・マスクCEOはこの日、「火星に行くぜ!」「目標高度達成!」と大興奮でライブを見守りました。

爆発を見てからも「必要なデータは全部とった」とツイートしています。成果には大満足のようですね。

写真で振り返るハイライト

ライブを見逃したみなさまのために世紀の瞬間の写真を貼っておきますね。

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プロトタイプ打ち上げの瞬間
Image: SpaceX
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打ち上げのとき3基ある液体燃料ロケットエンジンRaptorのうち1基から火が出ていないのがわかる。この直後、2基目も不良を起こした
Image: SpaceX
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華麗に空に飛び立つStarship
Image: SpaceX
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着陸で木っ端みじんに。前澤友作さんが乗るまでには改善されるものと期待
Image: SpaceX

テキサス州ボカチカのSpace X自社施設で行なわれた今回の実験では、打ち上げが2度延期になるハプニングもありました。1回は発射1秒前になってRaptorの自動安全停止装置が作動して中止になっているので、やっぱりエンジンはネックなのね…。

Starshipは全長50mで将来的には旅客は100人、貨物は100トンの輸送を目指しています。試作機はこれで8機目ですけど、これまでの試作機はエンジンが1基だけで機首部分(ノーズコーン)もない簡略版だったのに対し、今回のSN8(シリーズナンバー8)はRaptorエンジン3基とノーズコーン搭載でこれまでの高度150mの壁を一気に破ったかたちです。着々と目標に近づいていますね!

全映像はこちらでどうぞ。


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