あげてこう、動画のクオリティ。スマホカメラ用ジンバルを厳選、今イチ押しはこちら!

  • 9,275

  • author Signe Brewster - Wirecutter
  • [原文]
  • Rina Fukazu
あげてこう、動画のクオリティ。スマホカメラ用ジンバルを厳選、今イチ押しはこちら!
Image: Signe Brewster

今回は、ジンバル!

カメラの性能がますますアップするなか、SNS発信や個人的な思い出に写真や動画を撮る機会が増え、動画撮影にもこだわるようになって...そろそろ「もっとクオリティを上げたい」「スマホカメラアクセサリがあったら便利かも」と思っている人はけっこういるのでは。

そんな人におすすめしたいのがジンバルなんですが…街なかやユーチューブで実際に持っている人を見かけたことがあるけど、名前は知らなかったという人もいるかもしれません。↑の写真みたいなやつですね。

あらゆるジンバルを実際に試してみて、ガジェットを徹底比較してオススメを言い切る信頼の人気メディア・Wirecutter(from The New York Times) が厳選してくれていました。

そもそもジンバルとは何か、どんな人に向いているのか、多くの人にオススメできるジンバルはどれか...くわしくチェックしてみましょう!


スマホで動画を撮影するのが好きで、プロのような仕上がりを目指すためには1万円以上出すのも惜しまないという人は、スマホ用ジンバルを検討するのが良いかもしれません。ジンバルは、大きな三脚や高価な台車が不要になる、手持ち型の機械式スタビライザー。スムーズで映画のような映像を撮影するのに役立ちます。

30時間かけて最上級のスマホ向けジンバルを調査し、実際にテストしてみた結果、確実に安定した動画を撮影するのに最適なのはZhiyun Smooth 4だとわかりました。セットアップや操作も簡単で、テストしたジンバルのなかでも最高なアプリを装備しています。

いまイチ押しのスマホ向けジンバル:Zhiyun Smooth 4

201201wirecutterGimbal2

便利なアプリや多くのボタンを備える一方で、カスタマーサービスの対応は遅い印象です。

Zhiyun Smooth 4は、不安定な手の動きやブレを補正してくれるため、スノーボード、バケーション、あるいはソーシャルメディアに投稿する動画の撮影などに役立ちます。競合他社と比べても、互換性のあるアプリで絞りやフィルターなどの設定の微調整が可能だったりとアドバンテージがあります。ハンドルのボタン(DJIのOM 4よりも数が多い)とスムーズに統合されているため、スマホの画面を頻繁にいじる必要がありません。

一流のカスタマーサービスを備えた有能なジンバル:DJI OM 4

201201wirecutterGimbal3

激しい手ぶれでも安定した撮影ができ、迅速で役立つカスタマーサービスも提供されています。

DJIのカスタマーサービスに連絡すると、数秒でリクエストへの応答がありました。アプリデザインやボタンレイアウトに関する技術的なサポートを重視する人は、DJI OM 4を検討するのが良いかもしれません。

DJI OM 4は、Zhiyun Smooth 4と同様に動画を安定させてくれるほか、被写体を追跡したり、ハイパーラプスやドリーズームなど映画のようなショットを処理したりすることもできます。ハンドル部分は快適で、ボタンの操作に慣れるのも簡単。アプリはわかりやすく設計されています。

Zhiyunのジンバルの方が、ボタンとアプリがうまく統合されている一方で、DJIのカスタマーサービスは、今回連絡を取ったなかでもっとも頼りになる印象でした。注意したいのは、DJIアプリはiPhone用に最適化されていること。Androidデバイスでは4K動画の撮影が30fpsに限られていますが、iOSデバイスとペアリングすると60fpsで撮影することができます。

独自カメラ付きジンバル:DJI OSMO POCKET

201201wirecutterGimbal4

カメラ搭載で、スマホを取り出す必要なく4Kビデオの撮影が素早くできます。

キャンディーバーほどの大きさで、ポケットに収まるジンバルを探している場合、DJI OSMO POCKETを検討するのが良いかもしれません。内蔵カメラがあるので、スマホなしでも大丈夫。撮影を始めるには、2つのボタンを押すのみ。つまり、ポケットから出してわずか数秒のうちに重要な瞬間を捉えることができます。Osmo Mobile 3と同じくらい、効果的に動画を安定させることが可能です。

カメラジャーナリストがレビューしてます

筆者のSigne Brewsterは、長年にわたる写真愛好家、あるいはドローン、360度カメラ、ライトフィールドカメラなど最新カメラ技術について10年近く執筆してきたジャーナリストでもあります。これまでに何百時間もドローンを飛ばしてきた一方、映像を安定させるうえでジンバルが便利なことを実感してきたといいます。

「スマホ動画のクオリティは上げたい人」はジンバルを検討すべき

4Kビデオを撮影するスマホは一般的になりつつあり、アマチュアのビデオグラファーでも高品質の動画を撮れやすくなってきました。ジンバル(カメラを機械的に安定させるピボットサスペンションデバイス)は、高価な三脚や台車の代わりに使用することで、誰もが映画のような動画効果を作ることが可能です。歩きながらジンバ​​ルで撮影しても、手元の震えやでこぼこ道の歩行をなめらかに見せてくれます。カメラをパンする際、なめらかで一貫性のあるようにしたり、タイムラプスやその他のトリッキーなショットを自動化したりすることもできます。また、自撮り棒のように扱うことで、顔からカメラを遠ざけてより良いフレームを捉えるのにも役立ちます。

phone-gimbals-demo1
ジンバルを使うと歩いてるときでもスマホのカメラが安定します
Image: Signe Brewster

ジンバルは、ふたつの部分から構成されています。下部はハンドルで、自撮り棒と同じように握ります。通常、ハンドル部分にはボタン、ジョイスティック、ホイールなどが装備されています。ハンドル上部にあるのがジンバルで、スマホの保持や内蔵カメラに取り付けるためグリッパー付きの腕のような形をしています。ハンドル部分を揺らしてみると、スマホやカメラは所定の位置に留まります。

手元にあるスマホで動画撮影をしたい場合や、よりプロフェッショナルな仕上がりを目指したい場合、そして1万円ほどの出費を厭わない場合には、ジンバルを検討する価値がありそうです。休暇中の風景の撮影や、スノーボードなどのアクティブな趣味に持っていくのにも最適なツールです。自撮り撮影もできるため、ソーシャルメディアやライブストリーミングにも役立ちます。

スマホ用のジンバルは比較的安価ですが、デジタル一眼レフやGoProなどほぼすべてのカメラにそれぞれのジンバルがあります。スマホ以外のカメラを使用する場合は、そのカメラに対応するジンバルを探してみてください。

今回のガイドでは、内蔵カメラを搭載するDJI Osmo Pocketや(物理的にではなく)デジタルでジンバルの機能が得られるGoPro Hero7 Blackアクションカメラもテストしました。また近々、同様のカメラをくわしく調査する予定です。別のガイドでは、360度カメラのなかでもInsta360 ONE Xをイチ押ししています。球状動画を手ブレなしの標準動画に編集することができます。このタイプのセットアップは少しコストがかかりますが、高品質カメラを装備したスマホがない場合や、ポケットから取り出してすぐに撮影できるカメラが欲しい場合、あるいは撮影中に10万円のスマホを落としたくない場合にも便利です。

“良い”ジンバルの評価ポイント

AmazonやB&Hのレビューを読み、現在入手可能でもっとも人気のあるスマホ用ジンバルを探し出しました。また、YouTubeのレビュー、さまざまなジンバルで撮影された映像を見て、有望な選択肢を絞りました。それらを踏まえ、もっとも重要であると判断したのが次に示す機能です。

3軸ジンバル:3軸ジンバルにはピッチ(上下)、ロール(横回転)、ヨー(左右)軸があり、2軸ジンバルよりも優れた安定性を提供してくれます。2軸ジンバルには通常、ヨー軸がありません。3軸ジンバルを備えていないスタビライザーのテストはやめておくことにしました。

自律モード:事前にプログラムされた撮影モードにより、タイムラプスやドリーズームなどの撮影が簡単にできます。多くのジンバルは、動く被写体を自律的に追跡することもできます。

優れたカスタマーサービス:カスタマーサービス担当者に連絡し、応答を受け取るのは簡単であるべきで、速いほど良いといえます。企業は、写真家に取扱説明書を与えるのでなく、カスタマイズされたサポートを提供する必要があります。多くの人がジンバルを使用したことがないので、優れたカスタマーサービスは初心者にとっても頼りになるはずです。

保証範囲:メーカーは、所有者の制御の及ばない問題が発生したジンバルを修理・交換するべきです。標準は、年間保証です。

簡単なセットアップ:どのジンバルもそれぞれ動作が異なるため、セットアップや操作方法を示す取扱説明書、あるいは動画へのリンクが不可欠となります。スマホのバランスが正しく取れるよう、ジンバルを調整する必要がある場合には、1〜2つのステップで済む必要があります。ジンバル、スマホ、アプリはどれも簡単に相互に接続できるべきです。

あらゆるスマホとの互換性:企業は通常、商品に対応するスマホのサイズや重量をリスト化しています。あらゆるスマホに対応する候補を探しましたが、特に人気上位のiPhoneやAndroidスマホに注目しました。

優れたアプリ:最高のアプリとは、明確なデザインのおかげで使いやすく、カメラ設定をカスタマイズするためのオプションを多く付属しているはずです。アプリはiOSデバイスとAndroidデバイスの両方で利用できる必要があります。

使いやすいボタン:各ユーザーにはジンバルのハンドルにあるボタンの数は多いほうがいい/少ないほうがいいといった好みがありますが、それとは別に各ボタンには明確な目的があり、使いやすく慣れやすいものであるべきです。もし、ジンバルのボタンがあまり気に入らないという場合には、通常は代わりにスマホの画面をいじることで同じタスクを実行できます。

長いバッテリー寿命:重量を気にしない場合特にですが、バッテリー寿命は長いほど優れていることになります。充電頻度が減るためですね。ジンバルは通常スマホの充電もできるので、バッテリーが大きいほど携帯電話の寿命が長くなります。

快適なデザイン:人間工学に基づいたグリップを備えた軽いジンバルは、長時間の撮影時に持ちやすいです。

アクセサリー:キャリングケースや小さな三脚などの便利なアクセサリーがあれば便利ですが、必須ではありません。

検証方法

201201wirecutterGimbal5
Image: Signe Brewster

2018年、AppleのiPhone 8とサムスンのGalaxy S8を使用して動画を撮影し、5つのスマホ用ジンバルをテストしました。街中を歩きながら正面カメラを使用して自撮りを行なうとともに、背面カメラとジンバルのオブジェクト追跡モードを組み合わせて動くドローンを撮影、なめらかさを調べました。

また、各ジンバルのセットアップにかかる時間の計測、iOSアプリとAndroidアプリがどれだけ使いやすいかランク付け、各ハンドルのボタンの使用感や、各ジンバルのバランスの取りやすさ、付属のアクセサリには何があるかも調査しました。最後に、テストとして、各企業のカスタマーサービスにジンバルのバランスをとる方法を質問してみて、担当者が応答するのにかかった時間、どれほど役に立ったかを記録しました。

さらに2019年初頭、カメラを内蔵したジンバルのDJI Osmo PocketをGoPro Hero7 Blackと比較して電子手ぶれ補正をテストしました。2019年後半にはDJI Osmo Mobile 3、2020年後半にはDJI OM 4とZhiyun Smooth Xのテストを行ないました。

イチ押し:Zhiyun Smooth 4

201201wirecutterGimbal6
多くのジンバルが同じように機能したので、テストではアプリのデザインやボタンの配置に注目することに。
Image: Signe Brewster

Zhiyun Smooth 4では、趣味のビデオグラファーのスタイルを高めてくれるような、安定した動画が撮れます。自律撮影モード、最適に設計された動画撮影アプリの選択肢も豊富です。ハンドル部分にあるボタンは多くあり(目的を理解したあとは)アプリと完璧に統合されているため、使いやすくできていました。

Smooth 4で撮影したドローンの映像は、揺れがなくなめらかに見えました。ドローンの動きを自律的に追跡してくれたほか、モーションラプスやハイパーラプスなど、事前にプログラムされた他の撮影モードも装備しています。

201201wirecutterGimbal7
後述するOM 4と比べて、Smooth 4には多くのボタンがあります。頻繁にスマホをいじる必要がないのが便利です。
Image: Signe Brewster

Smooth 4には、YouTubeチュートリアルを紹介する紙が付属されていました。本格的な印象が得づらい紙でしたが、動画はよくできていて、ジンバルのセットアップ方法と多くのボタンの使用方法が明確に示されていたので役立ちました。ジンバルを初めてセットアップするのにかかった時間は、すでにバランスが取れていたこともあり、約3分でした。

iPhone 8とGalaxy S8は、Smooth 4ジンバルのグリッパーに問題なく収まりました。グリッパーは、iPhone 12、iPhone 12 mini、Google Pixel 5などの最新のスマホのサイズにも対応しています。iOSユーザーはZhiyunのZY Playアプリを問題なく使用できますが、Zhiyunアプリは現在Androidデバイスでの4Kでの撮影をサポートしていないため、Androidスマホの所有者は、代わりにFilmic Proアプリをダウンロードするのが良さそうです。さまざまな機能を簡単に見つけることができること、アプリの設定をすばやく調整できることから、DJIのアプリよりもFilmicアプリやZhiyunアプリの方が優れていると判断しました。

DJI OM 4のハンドルには最小限のボタンがありますが、Zhiyun Smooth 4にはボタンが多くあります。最初のうちはこの配列に若干戸惑いましたが、慣れるとよくボタンを使うように。スマホの角度がぎこちないときでもスマホの画面を触らずに済んだのは良いですね。親指がすでにハンドルにあるときには物理的なボタンを押す方が速いといえます。ボタンは適切に配置されており、アプリとシームレスに統合されます。各ボタンの使用方法の基本を学ぶには、動画チュートリアルを数回見るのが良いかもしれません。それでもわかりづらい場合は、スマホでの操作に切り替えることもできます。

Zhiyunによると、Smooth 4のバッテリーは最大12時間持続します。これは、Osmo Mobile 3のバッテリー寿命よりも数時間少ないですが、それでも、今回調査したジンバルのなかでもっとも長持ちするバッテリーのひとつです。 Smooth 4には、キャリングケースと三脚の両方が付属しています。発泡スチロール製のキャリングケースは、他にテストしたジンバルに付属している布製ケースに比べてちょっと安っぽさがありますが、Zhiyunジンバルにぴったりとフィットします。三脚の高さはたった数センチほどで、テーブルの上に置くのには機能しますが、高い場所以外ではほとんど役に立ちません。フルサイズの三脚に投資することをお勧めします。

Smooth 4には1年間の保証が付いています。保証はZhiyunから直接購入されたデバイスのみを対象としています。

買うのをやめるほどじゃないけど気になるところ

Zhiyunはカスタマーサービス面でいえば、DJIを下回る印象です。メールとFacebookのZhiyunのサポートページから連絡を取ってみたのですが、同社の拠点は中国で、いずれも現地の営業時間内にのみ応答するため、応答までに約10時間かかりました。問題のトラブルシューティングを直接サポートする代わりに、関連するチュートリアルのリンクが送られてきました。回答はパーソナライズされていませんでしたが、役に立つものでした。

Smooth 4のハンドルは十分快適に掴んでいられますが、形状がフラットなため、OM 4の丸いハンドルよりも人間工学的ではない印象です。OM 4よりも重たい(547グラム対423グラム)ですが、違いは気づかないほど。もし週に何時間も動画を撮影する場合には、購入する前にハンドルについて考慮するのが良いかもしれません。

他のジンバルと同様、Smooth 4の操作に関連するすべての用語を覚えるには時間がかかります。チュートリアルを見たり、慣れていないモードを積極的に試してみたりすれば徐々にスキルが向上するはずです。

iOSユーザーなら、こちらもオススメ:DJI OM 4

201201wirecutterGimbal8
Image: Signe Brewster

Smooth 4とほぼ同じくらいオススメできるのが、DJIOM 4です。テストしたジンバルのなかでも最高のカスタマーサービスを提供しています。もしサポートが必要になりそうだという人は、Smooth 4よりもOM 4のほうが安全な選択となるかもしれません。OM 4では、よりプロフェッショナルでなめらかな映像を撮影することも可能です。自律撮影モードの選択肢は素晴らしく、アプリもわかりやすいです。ハンドル部分は快適で、ボタンが数個しかなく、使い方を習得するのがもっとも簡単なジンバルのひとつです。ただしDJIのアプリは、Androidデバイスででの4K動画が30fpsに制限されています。iOSデバイスでは60fpsで撮影できます。

3軸設計により、OM 4ではSmooth 4と同様になめらかで揺れのない映像を撮影することが可能です。また、移動する物体(あるいはカメラで物体周辺を移動するあいだは静止しているもの)を自動的に追跡するように、ActiveTrackなどの自律モードの選択があるのも便利です。さらに、スローモーションでズーム / 動画撮影しているあいだ、タイムラプスを作成したりカメラを安定させたりするのにも役立ちます。ハイパーラプスとモーションラプスのオプションは、カメラの動きとタイムラプスを組み合わせて、さらに高度な撮影を可能にしてくれます。丸みを帯びたハンドル部分はSmooth 4の平らな形状よりも持ちやすく、ボタンはすべて親指で簡単に手の届くところにあります。

このジンバルは、DJIが初めて磁気電話クランプとリングホルダーを搭載したものとなっています。スマホをジンバルに固定する代わりに、取り外し可能なクランプなどをスマホの背面に取り付けることができます。この部品によりスマホが磁気を帯びて素早くジンバルに取り付けることができるようになっています。こうした機能は、撮影などでスマホを何度も切り替える際に役立つ一方で、取り付けが0.5秒早くなるという程度なのでそこまで期待するものではないかもしれません。

つい最近までジンバルが数万〜数十万円程度していたことを踏まえると、多くの人がユーザーとして初心者であるはずです。そのうえで、カスタマーサービスへの簡単なアクセス、適切な保証、セットアップから操作までのわかりやすさは特に重視しても良いかもしれません。DJIのウェブサイトからライブチャットを通じて連絡をとってみたところ、応答はほぼ瞬時という速さでした。他社のように単にチュートリアルを紹介するのではなく、問題を診断するための手順を丁寧に案内してくれたのが印象的です。また、テストした他のすべてのジンバルと同様に、1年間の保証が付いています。

OM 4には、クイックスタートガイドや詳しい取扱説明書が付属されています。またDJIのほかサードパーティ製のあらゆるチュートリアル動画がオンラインにあり、全体的に今回テストしたなかでもっとも完全なドキュメントセットを付属しています。セットアップはBluetooth経由でスマホとジンバルを接続するなどを含め、1分もかからないほど。すでにバランスが取れていて(それを意図的に乱そうとしても)崩れることはありませんでした。

OM 4は、DJIによれば幅58.6〜84.8 mm、厚さ最大8.4mmまでのスマホに対応しているといいます。iPhone Xのほか、iPhone 12、iPhone 12 mini、Google Pixel 5など大きめな最新スマホでも利用できます。Smooth 4と同様、Androidスマホに対しては弱点があり、Android DJI Mimoアプリのユーザーは最大30fpsで4Kビデオを撮影できる一方で、iOSユーザーは最大60fpsで撮影できます。さまざまな機能を見つけるのも、撮影の設定をするのも簡単でしたが、それでも、より素早く簡単に設定できるという点でZhiyun Smooth 4でZHPlayアプリやFilmic Proアプリの方が優れていると判断しました。

gimbalhyperlapse
OM 4で歩きながら撮った長めのタイムラプス、滑らかです
Image: Signe Brewster

OM 4にはトリガー、ボタン(x2)、ジョイスティック、スライダーがあり、テストした他のジンバルと比較するとボタンの数が少なめ。すなわち、初心者でもすぐに操作に慣れやすく、DJI Mimoアプリのわかりやすいデジタルボタンを使用するのが好きだという場合にも便利です。ボタンひとつでジンバルをオンにし、1回、2回、3回と押していくことでさまざまなカメラモードを選択できるようになっています。ほかのボタンを押せば写真を撮影したり、動画を始めたりできます。ジョイスティックはカメラを左、右、上、下に向けるのにジンバルを動かし、スライダーを使用すれば、スマホをいじることなくズームイン / ズームアウトが可能です。ジンバルを手動で動かしたりDJI Mimoアプリを使用したりすればほかの作業も完了します。OM 4のボタンの使い方を学ぶのは簡単ですが、ほかのジンバルを試し、慣れてきた頃には、Smooth 4のように多数のボタンがあると便利なことがわかりました。スマホが奇妙な角度になっているとき、スマホ画面をいじるのが面倒なので、可能なときにはジンバルの物理的なボタンを使用するようにしていました。

DJIによると、OM 4のバッテリーは最大15時間持続。これはテストしたなかで2番目の長さで、Zhiyun Smooth 4を3時間上回っています。OM 4は布製バッグ、三脚、磁気クランプ、磁気リングホルダーを付属しています。サンドイッチほどのサイズまで折りたためます。特別なケースがなくてもバックパックやカメラバッグに入れるのに十分頑丈だと思います。

gimbal2
DJIのアプリには被写体追尾機能あり。歩きながらでも捉え続けてくれます
Image: Signe Brewster

アップグレードするなら:DJI OSMO POCKET

201201wirecutterGimbal9
Image: Signe Brewster

スタンドアロンパッケージのジンバルを検討している場合は、カメラが内蔵されているDJI OSMO POCKETへのアップグレードもアリかもしれません。動画の安定性や自律モードのほか、ポケットサイズで、数秒で撮影を開始できる機能もあってフリップビデオカメラ時代を想起させます。テストでは、Smooth 4と同じくらい動画の安定性に優れていました。またポータブルなことから、GoPro Hero7 Blackアクションカメラと良い競合になると考えられます。Osmo Pocketの方が安定性に優れていることがわかった一方で、デバイスの防水性を気にするという人やライブストリーミングに興味がある人はHero7 Blackとの相性が良いかもしれません。

Osmo Pocketで撮影した動画は、揺れがなくなめらかに見えます。動く物体をカメラが自律的に追跡するActive Trackや、長いショットを短くなめらかな動画に凝縮するMotionLapseなどの機能も利用できました。内蔵カメラは4K、60fpsの動画を撮影が可能です。(GoProの特徴的な広角は言うまでもなく)Hero7 Blackの未加工の動画の方が色が明るめなことがわかりましたが、DJIのMimoアプリでOsmoPocketの動画を調整することもできます。

前述のOM 4のように、DJIのカスタマーサービスは簡単にアクセスできるうえ、レスポンスが良いです。Osmo Pocketを使い始める際、取扱説明書はほぼ必要なかったです。ジンバルにはふたつのボタンがあり、ひとつは電源をオンに、もうひとつは撮影の開始・停止ができます。Osmo Pocketのタッチスクリーンをスワイプすると、動画クオリティの調整などの機能にアクセスしたり、スマホアプリでは、ホワイトバランスやノイズリダクションなどのより細かい設定を制御したりすることが可能です。

DJIによると、OsmoPocketのバッテリーは最大2時間20分持続。スマホ用ジンバルとと比べると短いですが、Hero7 Blackの45〜90分と比べると長めです。バッテリーが小さいため、重量はわずか116グラムで、Hero7 Blackとほぼ同じ。ポケットやハンドバッグに入れておいても十分コンパクトなプラスチックケースを付属しています。

その他グッドなジンバル

201201wirecutterGimbal10
5種類のジンバルを実際に使ってみました!(そのうち2つはのちに同一のものだと判明)
Image: Signe Brewster

Zhiyun Smooth X:ジンバルと自撮り棒の狭間にある、興味深い妥協点。2軸サポートのみで、バッテリー寿命は5時間半と短め。

DJI Osmo Mobile 3:OM 4の前モデルのDJIOsmo Mobile 3も、OM 4とほぼ同じ理由から優秀なジンバルといえます。在庫がなくなる前に大幅に値引きされている場合、購入する価値アリです。

Moza Mini-MI:テストしたなかでもっとも安価なジンバル。ワイヤレス充電などの興味深い機能がいくつかある一方、Bluetooth経由でスマホと接続する方法がわかりづらかったことから正しく機能させることができず、完全なテストにかけられずじまいとなりました。

©2020 WIRECUTTER, INC. A NEW YORK TIMES COMPANY.

    あわせて読みたい