ロボットの頭でも宇宙船でもなく、ゲーミングPC。
正面にOLEDパネルを持つ丸いダイヤル「ゲーミングノブ」を搭載した、MSIのゲーミングPC「Aegis Ti5 10TE-018JP」。このノブは予め設定した動作モード、CPUのクロック数と温度が表示されるシステム情報、そして登録したゲームの一発起動が直感的に行える世界で初めての試みです。
デスクトップとしては初の5G対応モデルであり、最大2.5Gbpsの有線LANポートだけでなく、Wi-Fi 6で低遅延のゲームプレイが楽しめるのも特徴となっています。
グラフィックカードには、最高クラスの「MSI RTX 2080Ti」が、そしてCPUは最新の第10世代「Intel CORE i9 10900K」が搭載され、高フレームレートで安定したゲーミングが提供されるようになっています。
「CES 2021」でダブル受賞!
独自のデザインは熱対策のためで、地面から浮かせることで放熱しつつ、CPU、グラボ、電源ユニットといった熱源を独立した位置に離しており、通気性も向上され高性能水冷クーラーも搭載されています。なのでシステムを限界まで稼働させても、温度を安全なレベルに留めることができるのだそうです。
そうした創意工夫から、「CES 2021」では、「コンピュータハードウェア&コンポーネント」と「ゲーム」の2部門にてイノベーション賞をダブル受賞するに至りました。単に奇抜なデザインというだけではなく、機能美が宿っている点も評価されたのでしょうね。

LANポートがふたつ!?
その他にも、ボイスチャット用にAIを用いたノイキャン「MSI SOUND TUNE」があり、MSI製周辺機器のイルミネーションも設定管理でき、背面には普通のウェブ用に1GのLANのポートもあったりします。
オマケに、ケースの向かって右上からは可変式のヘッドフォン掛けが飛び出したり、スマホ用ゲームが遊べる「MSI APP」や、ゲームの臨場感を高める7.1chバーチャル・サラウンド機能もあるので、非常に高い没入感でゲームの世界が体験できそうです。
40万円出せるゲーマーはぜひ
気になる価格は、ゲーミングチェア付きで40万3,800円になるとのこと。かなりのお値段ですが、こんなに革新的なマシーンなら納得ですね。コアなゲーマーはぜひともご一考あれ。
しかしこのPC、中に乗り込んでエイリアンと宇宙戦争ができるって言われても違和感ありませんよね。FPSとしてゲームになっても良いくらいの見た目です。