これは良いお手本になりそう。
カリフォルニア大学(UC)サン・ディエゴ校にて、キャンパスにとある20台の自動販売機が設置されました。実はこれ、お菓子やジュースを売っているのではなく…なんと新型コロナウイルスの検査キットなのです。
学校内だからできる技
現地のニュース番組FOX 5 San Diegoいわく、これらのキットは「Return to Learn」というプログラムの一環として12月初頭に設置されたものだとのこと。学生や職員が無料で入手して、各自で検査したあとは72時間以内にサンプルを自販機横の箱に返却します。これで校内の感染拡大を防ごうという狙いなのです。
As part of Return to Learn, students and employees may now conduct self-administered COVID-19 tests at one of the...
Posted by UC San Diego on Saturday, January 2, 2021
自販機を見た感じ、横列には10個、そして縦列には6個のキットが並んでいますが、まだ奥に5~8列が控えているはずなので、1台につき300~400個以上のキットが詰まっているという計算かと思います。
サン・ディエゴは比較的小さな都市なのですが、ここはたくさんの学生が通う有名校でもあり、大きな病院や薬学科もあるので、クラスターを防ぐために考案されたのでしょうね。
冬の学期が1月4日から始まりましたが、どれほどの人たちが検査をしたのでしょうか? おそらく学生番号は社会保障番号を使っていると思われるので(筆者の学生時代がそうだった)、学生の追跡やサポートはスムーズなのかなと考えられます。
下水でも感染の有無ををチェック
またここでは校内200カ所で下水を監視する装置も設置しており、もし陽性が検出されたらその校舎にいる人たちをピンポイントで検査し、感染者は隔離された住宅に移動させる準備も整っているとのことです。効率的なやり方ですが、大学という巨大コミュニティーの中だからこそできる方法という印象を受けました。ともあれ、見習えるところは見習いたいですね。
Source: YouTube, facebook, FOX 5 San Diego via KTLA5 via bOinGbOinG