めためたに欲しいのですが…。
今日未明に発表されたソニーの新型スマートフォン「Xperia Pro」を触ってきました。ソニーのミラーレス「αシリーズ」の外部ディスプレイとして使えるというプロフェッショナル用のスマートフォンです。
市場推定価格は22万8000円前後(税別)、コンシューマ向けの製品ではないんですが…というか買えないのですが…あまりにもかっこよすぎやしませんか!
プロ目線が生んだ個性的なデザイン



まず見て欲しいのが、筐体の質感。αをお持ちの方は一瞬で気づくでしょう、αシリーズと同じマット系の素材なんですよね。ハイエンドスマホってキラキラテカテカしてる製品が多いのでとても新鮮ですが、そこに理由があるのがプロ用機材。撮影時に余計な反射をしないように、滑りにくいようにといった理由もあって採用されたそうです。

また、カメラ部がくぼんでいるのも印象的。これも余計な反射がないようにという配慮かららしいのですが、カメラが出っ張っているスマホは平面に置くとガタついて微妙に使いにくいので、このほうが合理的なような。
目を惹くデザインだと思いますが、そこにはちゃんと意味がある。それがあまりにもかっこいい…。

ディスプレイは1台1台キャリブレーションされています。Xperia 1 IIと比べさせてもらいましたが、ちがいがわかりますね。Xperia Proの白は真っ白です。綺麗な写真や映像がより正確で美しい色味でチェックできると。
Xperia 1 IIに似ていますが、放熱を強く意識していて設計的にはかなりちがうとのことです。このあたりもふつうにいいなって思ってしまいました。
ミラーレスとの合体機能も便利な気がした
FeliCaに対応しないなどスペック面で一般向けでない部分もありますが、Xperia Proは真に爆速なミリ波5Gに対応していて入力用HDMI端子がついているという強烈な個性があります。出力じゃなくて入力ってのが発想としてぶっ飛んでますが、これらを活用する合体機能は特に映像制作だとちゃんと使えるのでは…と思わせるところがありました。



こちらも本日発表の“未来を切り拓くミラーレス” α1にさっそくセットされている様子です。αの映像をXperia Proに出力して外部ディスプレイとして使えると。
αの背面液晶よりXperia Proの画面のほうが広いので、格段に見やすいですね。表示されている映像の拡大縮小が可能で、ピント確認はこちらのほうがしやすそう。角度を変えてバリアングルディスプレイ的に使う、なんてこともできるでしょう。

アタッチメント次第ではありますが、こんな風に前に向けてセットすることもできます。ポートレート撮影時にモデルさんにも撮る絵を見せながら進めたりもできます。
また、αで自撮りしながら実況配信するのもおもしろそうです。この状態だとXperia Pro経由でストリーミング配信などもできるっぽいです。国内の5Gネットワークでミリ波5Gが無制限で使えるようになる頃には、Xperia Pro×αで撮影・配信をするYouTuberが当たり前になってるかも…。
価格的にこの合体機能まで活用できないと買うのは厳しいと触る前は思っていましたが、ただのスマホとしてみても光る部分があってガジェット好き・新しもの好きにはふつうに刺さる仕上がりかなと。デザインも先に述べたようにいいですし、性能的にも最強のXperiaといえますから。
22万8000円前後(税別)だけど…うーん、とりえあずぼくはやっぱ欲しいなぁ…。
Source: ソニー