スティーブ・ジョブズの像が「英雄たちの庭」に建つかも建たないかも

スティーブ・ジョブズの像が「英雄たちの庭」に建つかも建たないかも
モンゴルにあるジョブズ像。
Photo: chinahbzyg / Shutterstock.com

スティーブ・ジョブズが銅像になる...!?

ホワイトハウスによると、トランプの「英雄たちの庭」にスティーブ・ジョブズの銅像が建つ「予定」とのこと。庭のテーマが歴史に残る偉大な貢献をしたアメリカ人なので、ジョブズはぴったり!なのですが、実際に庭が完成するかどうかはまだ未定..。

発案はトランプ元大統領

この庭を最初に提案したのは、もちろんトランプ元大統領。というのも、ジョージ・フロイド殺害後の暴動が起きた際にトランプは銅像、中でも人種差別的とされる銅像を手厚く保護し、そこから、彼のお気に入りの人物の銅像を集めた庭を作る考えを広めていったようです。

そして遂に内務長官に対して、庭を作る場所の確保と費用の工面を指示する大統領命令が出されました。ですが、この二つは計画にとって最大の足でまといとなる可能性がありそうです...。議会が計画に対し、未だに全く資金を割り振っていないことからも明らかですよね。

今回、ジョブズが銅像のリストに載った訳ですが、他にもライト兄弟、ニール・アームストロング、トーマス・エジソンなど、まだまだ銅像となる可能性のある人物は大勢います。

ホワイトハウスのリストに記載された科学技術分野における著名人たち

(一部抜粋。フルのリストは原文でどうぞ)

ニール・アームストロング (人類で初めて、月面に降り立った人物。宇宙飛行士)

アレクサンダー・グラハム・ベル(実用的電話の発明者)

アルバート・アインシュタイン (相対性理論の生みの親。ノーベル物理学賞)

ベンジャミン・フランクリン(アメリカ合衆国建国の父の一人。物理学者)

ジョンズ・ホプキンズ (ジョンズ・ホプキンズ大学、病院の設立に貢献)

グレース・ホッパー (プログラミング言語COBOLの開発者)

サミュエル・モールス (モールス電信機の発明者。モールス符号の元となった人物)

ウォルター・リード (黄熱病の実態解明に貢献。医師)

サリー・ライド (米国人女性初の宇宙飛行士)

ジョナス・ソーク(ポリオワクチンの開発者。医学者)

ニコラ・テスラ (テスラ変圧器の発明者。磁束密度の単位『テスラ』の元となった人物)

オーヴィル・ライト (動力飛行機の発明者の一人。ウィルバー・ライトの弟)

ウィルバー・ライト (動力飛行機の発明者の一人。オーヴィル・ライトの兄)

庭が完成する可能性は低い?

他にも、リストには多くの政治家、音楽家、俳優などが名を連ねています。また、これまでにも著名人の記念碑の作成が試みられたことはありました。1922年には、著名なSF俳優であるヒューゴー・ガーンズバックが電話の発明者の巨大な記念碑、さらに電気の記念碑を建てようとしましたが、どちらも実現には至らず...。

話を戻しますが、出どころがトランプ政権ということを考えると、今回の人物の選択はそこまで悪くありません。ただ、もし計画が進んだとしても、私たちが完成した庭を見られるのか分からないのがもどかしいところですが。

アメリカは今、問題だらけ...

それよりも、そもそも議会は、庭のために資金を割り振る余裕なんてあるのでしょうか?なんと言っても、現在の議会は問題が山積みですから。まずはコロナウイルス、米国では感染が未だに拡大し続けており、NBCニュースによると死者数は一晩で40万人を超えています。

さらに、ここのところ注目を集めているファシズム関連の問題もありますね。これも大きな痛手となりそう。この問題は、1月6日にトランプ大統領が大衆をアメリカ合衆国議会議事堂の襲撃へとかき立てたことから明らかになったもので、最終的に5名の命が犠牲となりました。コロナウイルスの感染拡大に加えて議事堂の襲撃と、議会は「英雄たちの庭」どころではなさそうです。

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