もう少し安くなってほしい。
買い物は楽しいけれど、重いものを持って歩くのがたいへん…。運動不足解消に歩かないといけないけれど、荷物は持ちたくない。
わかります、わかります。どこかにいいとこ取りできるガジェットないかなぁ…。おーい、ドラえもーん!
なんて叫んだら、ドラえもんじゃなくて、Vespaで知られるPiaggioグループがおもしろいロボットを作ったみたいです。
Gita

これは何?:お買い物お助けロボット。
お値段:3,250ドル(約33万6000円)。
好きなところ:未来を体現している。
好きじゃないところ:3,250ドルも払うなら、自分を運んでほしい。
ユーザーの後ろをついてくるクーラーボックス
「Gita」は、ユーザーの後ろをついてくるローラー付きクーラーボックスみたいなもの。「Gita」の前後に内蔵されたカメラとBluetoothコネクションがユーザーを認識(というか刷り込み)し、ついて回ってくれるのだとか。ただ、眩しい光と人混みには要注意。少し混乱してしまう場合があるみたい。
「Gita」の耐荷重は40ポンド(約18kg)で、収納スペースは2,630立方インチ(約43万立方cm)とのこと。
オーナーの後をついて回っているということは、ちょっと防犯面が心配ですが、「Gita」の本体は50ポンド(約23kg)もありますし、アプリを使って鍵をかけることができるので、体力に自信がある人でなければ難しいのでは。
では、実際にどんな風について回るのか、動いている様子はこちらの記事からどうぞ。
たまに混乱するけど賢いロボット
ペアリングは、ボタンを押すだけ。鍵をかけないのであれば、アプリの起動すら必要ありません。
買ったものは「Gita」に入れればいいので、手ぶらで買い物ができてしまいます。
便利そうですが、レビューをしたJohn Biggs記者は2回ほど「Gita」が混乱したことを報告しています。1回目は、前方から何人かが近づいてきたときにびっくりしたかのように金属製のフェンスに沿ってスピードをあげて走ったとき。2回目は、通りすがりの女性をなぜかオーナーだと認識してしまったらしく、ついて行ってしまったとき。
ただ、その2回を除くと、忠実にお買い物をサポートしてくれたそう。
「Gita」のお値段は3,250ドル(約33万6000円)。一般人が気軽に買うようなお値段ではありません。ゼロがひとつ増えてしまいますが、「Gita」を買うなら車を買ったほうがいいかな、と思ってしまいます。
ただ、それは私がまだ健康で車の運転もできる年齢だからかも。高齢になって、免許も返上し、歩いて近くのスーパーにいかなければいけなくなったら、「Gita」のようなサポートロボットは役に立ってくれそうです。
そう遠くない未来、世界的に高齢化社会が進めば、こういったロボットが一般的になるかもしれません。そのためには、道路を舗装する必要がありそうですね。世界的に見れば、舗装された道路ばかりではありませんから。
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・ 素晴らしいプロダクトだけれど、時代が追いついていない。
・高い。
・通行人は喜んでいた。