睡眠を分析、いびき対策してくれるスマートベッドで人生を変えろ

  • author Caitlin McGarry - Gizmodo US
  • [原文]
  • Kaori Myatt
睡眠を分析、いびき対策してくれるスマートベッドで人生を変えろ
Image: Caitlin McGarry/Gizmodo US

これ、ほしかったやつ。

友達が購入したのを見てから、ロックダウンで家にいる時間が長いのだからベッドくらいよいものを、とか1日8時間以上寝るのだからベッドにはお金をかけるべきとか、腰を痛めた家族がさんざんよいベッドを買う理由を上げ連ねるので、ついにうちでも新しいベッド購入したんですよね。といっても、このTempurのブランドは高すぎて手が出ませんのでもちろん別のブランドですが…。

第一こんなベッドが家に来たら、支払いが気になって夜もおちおち眠れなくなりそうです。

ただ、ベッド屋さんで勧められて、ビデオを見ながらのこのTempurマットレスでの睡眠体験はやらせてもらいました。Tempurのマットレスを知ってる人は分かると思いますが、体がゆっくりと沈み込み、もう最高の寝心地でした…。それにスマートベッドの機能が追加されるなんて…それでは米GizmodoのCaitlin McGarry記者によるスマートベッドのレポートをご覧ください。


ここ数年、テック企業もかなり多くの時間、お金、労力を睡眠の向上に注いできたと言ってもよいでしょう。ウェアラブル機器を使って睡眠をトラッキングしたり、瞑想アプリや瞑想サービス、瞑想デバイスでよりよい睡眠を促進させようとしたり、ホワイトノイズで不眠を解消しようとしたり、 脳波を測定するヘッドフォンなんかも出ていますね。米Gizmodo編集部にもこれでもかと睡眠関連商品の紹介がぞくぞくと寄せられますし、これらのサービスや製品の中にはきっとよいものもあるでしょう。でもね~。これらの多くが、どうも偽科学のなんちゃってっぽいことは否めないんですよね。

寝る前には画面を見ない、寝室を睡眠最適温度に保つ、寝室には光を入れない、睡眠を促すお茶を飲むなどなど…ありとあらゆるアドバイスを採りいれても、それでも眠れない日ってありますよね。 それでテクノロジーに頼ろうとしたりして。でも、ここからは真面目に聞いて欲しいんですが、こういう睡眠についての問題って、いいえ、睡眠どころか人生の問題って、良質のべッドで寝ることで解決されると思いませんか。

ということで、テクノロジーの詰まったスマートベッドが必要かどうかは置いといて、私はTempur-Pedic(テンピュール・ペディック)の新しいTempur-Ergo Smart Baseを3カ月お試しすることに決めました。このベッドのマットレスの下にはスプリングとフレームの代わりにSmart Baseが詰まっています。まさにスマートスリープを提供してくれる中枢のようなもの。Tempur-Pedicのマットレスはその上に鎮座しています。その快適さは疑いようもありません。快適そのものです。むしろあなたの人生を変えるくらいと言っても過言ではありません。残念ながらそのようなすごいテクノロジーには高額な投資が必要とされるもので、このベッドも例外ではありません。それが果たして賢い投資かどうか、ここにお伝えしたいと思います。

Tempur-Pedic Tempur-Ergo Smart Base

ivo7jhmjiekgdqmwubec

これは何?:センサとテクノロジーが詰まったWi-Fi対応の自動リクライニング機能つきマットレス。

値段:クイーンサイズで1,600ドル(約16万5000円)より (キングサイズの分割マットレスで2,300ドル[約23万7000円]だが、マットレスは値段に含まれない)。

好きなところ:正確な睡眠分析といびき分析。あとリモコンでリクライニング位置を調節できるところ。マッサージやベッド下のナイトライトなど豪華なオプションが盛りだくさんな点。

好きじゃないところ:いびき防止機能はあまり役に立たず。単なるマットレスとしては超高額。

腰の痛みが消えた。数十万円の価値があると思う

今回レビューしたのは、Tempur-PedicのSmart Base(スマートベース)です。スマートの名に恥じない、とてもスマートなベッドでした。ベッドの下はまさにミッションコントロールの司令室さながら。毎晩心拍数と呼吸を計測してくれるんです。もちろんいびきもチェック。いびきがひどくなったら自動的にリクライニングをアップ(この機能はテスト期間中作動しなかったので私のいびきはまだ軽症のようです...)。睡眠の質を数値化して、毎朝数字やグラフをスマホに送信してくれます。

こんなすごい機能がついていれば、きっとお値段もそれなり…。

ベッドフレームだけで驚きの1600ドル(約16万5000円)です(私が試したのはキングサイズが分割されたサイズなので2300ドルでしたが...後述する特殊な機能もついていました)。私が試したTempur-PedicのProAdaptキングマットレスは、フレームの他にプラスで5000ドル(51万6000円)です。それよりも少し小さなクイーンサイズでプラス3000ドル(30万9000円)──本当に購入するなら、こっちの方が現実的かもしれません。ベースとマットレス全部購入するとお値段は7300ドル(75万3000円)になります。チーン。

人生のうちベッドで過ごす時間を侮ってはいけません。ですが私たちの大半はマットレスとフレームにかけるお金は最小にしようとケチります。ベッドフレームすら購入しない人だっています。わたしだって最近まではそうでしたよ。大学出たてでニューヨークに引っ越したときに、クーポンを使って初めて購入したマットレスを7年間ずっと使い続けていました。そのマットレスは引っ越しをするたびに行く先々で私と文字通り寝食を共にし、アメリカを一緒に横断して、今でも家にあります。ただ、今年腰を痛めてから、考えてみれば家中の電化製品を新調したのにマットレスだけは20代からずっと使っていた古いもののままだということに気づきました。そして腰の痛みはワークアウト前後にストレッチをしなかったせいだとか、居間のソファで仕事をするライフスタイルのせいだとか、年齢のせいだとか(30代前半は腰を痛めはじめる年齢らしい)さまざまなもののせいにしてきました。マットレスに原因があったなんて微塵も思っていなかったのです。確かにちょっとでこぼこになってきたなとは思いました。ちょっと古くなってきたな、とも。でも、まだまだ使えると思っていたのです。在宅勤務が増えてソファで仕事をするのはよくないと思ったのでデスクと椅子は購入しました。それで腰痛は解消するとも思ったのです。

でも新しい机と椅子が来ても、腰痛が解消されることはありませんでした。毎日腰痛は続きます。お風呂掃除が苦痛になりました。Tempur-Pedicのベッドフレームとマットレスについて知ったとき、どちらかというとベッドの快適さよりも健康についての数値のとラッキング機能に興味がありました。だからTempur-Pedicのマットレスはスマート機能の方に気をとられ、マットレスは適当に選んだといってもよいでしょう。

実はこのレビューはベッドの中で書いています。約120度のリクライニング角度でリーディングテーブルをつけています。で、実際に使ってみてどうだったかって? 正直言って、数千ドル支払う価値はあると思いました。朝起きてからこの記事を書くために体を起こしてから、腰に痛みを感じません。痛みがきれいさっぱりと消えたのです。

yb5rb6x6jgnwwywn9owc

リモコンのオプションは豊富!

ajxr1je1nrui1elngjaj

ベッドの下はミッションコントロールさながらの配線。

w7tf6bsqhuzcxeebltyj

パートナーと一緒に寝ていても、自分だけを起こしておくことができます。

テンピュールのマットレスがすばらしい+分析データがつく

これは本当にWi-Fiを搭載したスマートベースのベッドのおかげでしょうか。リモコンつきで、さまざまな体のバイタルサインを記録してくれるスマートベッドの…。実際、Smart Baseに乗せるのはTempur-Pedicのマットレスでなくてもよいのです。 ただ、Tempur-Pedicでは他社製のマットレスを使用することについて言及していないだけです。ですが、Tempur-Pedicのマットレスは買う価値があります。それに加えてSmart Baseから得られる分析データはさらにうれしいオマケのようなものです。

そして分析も進化しています。私は今までウェアラブルを使ってこれまでにもさんざん睡眠をトラッキングしてきました。もちろんFitbitも使いましたし、300ドルのOura Ringも使ってきました。Fitbitのデバイス、Oura、そしてこのSmart Baseは、いずれも起床時間と睡眠時間を正確に測ってくれました。さらにこれらのどれもが睡眠の段階を教えてくれます。(レム・ノンレム睡眠、睡眠の深さなどですが、睡眠の深さについては、ウェアラブルとスマートベッドでは差がありましたが数分というわずかなものでした)

珍しい「いびきパターン分析」に対応

ただし、 Smart Baseには、ほとんどのウェアラブルについていない、いびきパターン分析がついています。Smart Baseにはマイクはついていないものの、センサとアルゴリズムでいびきを感知しています。 ベッドに付属するiOS用またはAndroid用のSleeptrackerアプリと連携して、「大音響の」いびきが検出されたらベッドのリクライニングが少しだけ 12-15度ほど上昇するようになっています。(Sleeptrackerアルゴリズムは臨床の睡眠研究に使用されるような睡眠ポリグラフ検査のデータを使用してトレーニングされています)またもう一つの設定では、「大音響の」いびきが検出されたら、ベッドフレームを振動させるようにすることもできます。

私は使用中にこれらのいずれも発動しませんでしたが、Sleeptracker のアプリにはいびきの痕跡が検出されていました。たぶんいびきがごく軽くて、これらの設定を発動しなかったものとみられます。

ljhrujjviuiwgzzjp3t0

いびき対策はオプションで、アプリの設定で有効化を選択する必要がある。

fs2ilbfz1uhqxouzcmnq

睡眠の計測値はFitbitやOuraのものとほぼ同じ。

ezgif.com-gif-maker

スマートベッドの分析によれば、どうやら私は軽くいびきをかいているらしいが、大きないびきで発動する機能を呼び出すほどひどくなかったようだ。

いびき対策の詳細設定と振動設定は、キングサイズ版の分割マットレスでのみ使える設定です。キングサイズ版だけど実際のマットレスは二つなので、いびきをかく人のマットレスは上がるけど、一緒に寝ている人のはフラットなまま。この分割されたマットレスは慣れるまでがちょっと時間がかかります。寝ているパートナーを抱きしめようとして割れ目にはまってしまう…のが難点なんですが。私の夫はこれが嫌いなんですが、慣れればどってことないです。自分のいびきがたいしたことなかったので、より大きないびきをかく夫でいびき対策機能を試しました。試したのは一晩だけだったのですが、いびきもかいていないのに機能が反応して、飛び起きたことが数回。私も音で起きましたが、これはあんまり心臓によくないです。もしかしたらいびき対策機能が適切に作動するまでには、アルゴリズムが睡眠パターンを学習するまで少し時間がかかるのかもしれません。

いびきデータは特に必要ないし、夜中にベッドが上がったり振動して起こされちゃたまらないという人もいますよね。そんな人には心拍数や呼吸データを測ってくれるウェアラブルで十分かもしれません。

「良質なベッドの味」を知ってしまった

ウェアラブルは睡眠導入には役立ちませんが、このベッドは役立ちます。リモコンで、頭や足の部分(または両方)を上げ下げできますし、無重力モードも選択できます。ベッド下のナイトライトは夜中にトイレに起きたときにつまずかないよう、足下をやさしく照らしてくれます。ベッドサイドにはUSBポートがついており、コンセントが足りない場合にもスマホの充電に使えます。

正直言えば、私はWi-Fiつきのベッドやマットレスに2300ドルもかけたくはありません。(1600ドルだって嫌です)でもこれらの機能にお金をかけてもいいという人はいるはず。パートナーのいびきに悩まされている人や、たびたび夜中にいびきで起こされている人などにとっては、離婚にかかる費用よりもスマートベッドの方が安価に済むかもしれません。(ちゃんと機能が動作してくれればの話ですが…)ハイテクなベッドは欲しいけど睡眠データまでは必要ないという人のために、Tempur-PedicではSmart Baseに二つのバージョンを用意しています。Power Baseはアプリ以外のすべての機能を使えて1300ドル(13万4000円)Tempur-Easeはリモコンつきでリクライニング調節だけがついて850ドル(8万7700円)(クイーンサイズのみ)。 私が実際に買うなら、やはりこれらのどちらかにするでしょう。

私はどちらかといえばケチの部類に入ると思いますが、気に入ったものを購入するなら投資は惜しみません。このアプローチは毎日使うベッドにこそ使うべきなのかもしれません。 必要があればSmart Baseを購入するでしょう。ただ、今の自分にはそこまでの必要はないと判断します。でも、良質なベッドに味を占めた今、これからは、ぜひみんなに最高級のマットレスが人生にとってどんなに大切かを説いて回るようにしたいと思います。

Image: Caitlin McGarry/Gizmodo US

Tempur-Ergo Smart Base ほしい?

  • 0
  • 0
Tempur-Pedic

シェアする

    あわせて読みたい