お家がさらにスマートに
スマートライトの最大の課題は従来の壁スイッチとの互換性ですが、新しい壁スイッチ用のモジュール「Philips Hue」がそれを解決してくれます。
ところでスマートライトをスイッチを使って消すと、他のデバイスとの通信ができなくなという問題が発生します。そして壁のスイッチを再度オンにするまで、スマートな使い方ができなくなってしまうのです。
この問題を解決するため、Philips Hueから新たに「Wall Switch Module」が登場しました。これは既存の壁スイッチに接続する小型デバイスで、Hueの電球やライトがスマートフォンやPhilips Hueハブと接続したままで、スイッチのオンオフができます。つまり、壁のスイッチをオフにしてもHueのスマートライト機能が失われないのです。
Coming soon: the wall switch module! Make any light switch smart by installing this little gadget behind the wall plate. Your smart lights stay reachable — and you can use the light switch to set your favorite light scenes.
— Philips Hue (@tweethue) January 14, 2021
Europe: spring 2021
North America: summer 2021 pic.twitter.com/197GqSye4c
1個40ドル(約4200円)、2個セットで70ドル(約7300円)で販売されるWall Switch Moduleの問題は、Hueのライトにのみ対応していることにくわえ、従来の壁スイッチに比べて比較的高価なことがあります。つまり家中に配置するというよりも、よく使う場所に設置することになりそうです。
なおホームネットワークとの接続を維持するために、Hue Wall Switch Moduleには小型の使い捨てバッテリーが搭載されています。Philips Hueによると、このバッテリーは1回の充電で5年間動作しますが、バッテリー切れの際には製品の前面プレートを取り外し、配線をいじって交換する必要があります。

Wall Switch Moduleはプッシュボタンにくわえて従来のトグルスイッチとロッカースイッチの両方に対応しています。またHue Lightを制御するためのよりモジュール化されたシステムが必要な場合には、特定の条件によって点灯させることができるプログラム可能なHueボタンを備えた、新しいHue Dimmer Switchもローンチされる予定です。
Wall Switch Moduleは北米でこの夏に40ドルにて、新しいHue Dimmer Switchは2月23日に25ドル(約2600円)で発売されます。