18歳のポメラニアンが安全に移動できるフープを3Dプリントで作ったよ

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  • author Alyse Stanley - Gizmodo US
  • [原文]
  • 中川真知子
18歳のポメラニアンが安全に移動できるフープを3Dプリントで作ったよ
Image: Chad Lalande via Gizmodo US

3Dプリントって、本当になんでも作れちゃいますよね。

義手だったり、銃だったり、だったり…。いいものからとんでもないものまで様々なわけですが、筆者は3Dプリントは人間を含む生き物の抱える問題を解決してくれるツールであって欲しいと常々思っています(つまり、銃とは嫌)。

例えば、高齢ポメラニアンが安全に移動できるフープとか。

アマチュアのデザイナーであるチャド・ラランデさんは、Creality Ender 5 3D+というプリンターを使い、18歳のポメラニアンのシエナちゃんが誤って壁やドア枠にぶつかるのを防ぐフープを作ったそうです。

彼のデザインを見ると、フープの中央にシエナちゃんの頭部がおさまるようになっている様子。残りの部分は背中にかけてフィットし、ハーネスのストラップをつける3つのスロットがついているよう。

愛犬に最適化された歩行補助器具が欲しかった

ラランデさんによると、わんちゃんのための補助器具を作ったのはこれが初めてではないとのこと。これまでに、妹さんの飼い犬のためにゴムバンドでブーツをハーネスに取り付けた歩行補助器具と、父親の飼い犬の歩行障がいをサポートする犬用車椅子を作ったそうです。

犬の衝突防止フープというのは既に市場にあるそうですが、値段が高いのと、シエナちゃんのような小型犬には選択肢があまりありません。ラランデさんによると、シエナちゃんは頭部付近に何かあることを嫌っているので、頭部装着型の機器を使うことはできないと考えていたそうです。

3Dプリンターを使えば、既存の商品に頼ることなく、デザインを考えたり試したりすることが可能です。ラランデさんは、LightWave 3DCuraを使って試行錯誤しながら6つのフープを試作したと言います。

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Image: Chad Lalande via Gizmodo US

最初の数個は幅が狭すぎたために、シエナちゃんが輪の側面に頭を突っ込んでしまい、ものにぶつかるのを防ぐことができなかったそうです。

その失敗を教訓に、輪を広げたところ、今度は走っているとフープが床に向かって下がり始めたそうです。

ラランデさんは、Facebookの3Dプリンタのコミュニティにデザインを公開していたため、メンバーのひとりが、フープの頂点に向かってアームをつけて頭を支えられるようにしては、とアドバイスをくれたそう。

実は、シエナちゃんは、フープの前部分をドアの下に嵌めてしまい、立ち往生してしまうことがあるのだとか。メンバーのアドバイスは、この問題も解決する助けになってくれたのでは。

ちなみに完成品ですが、シエナちゃんが動き回りながらも、壁やドアに衝突することを防いでくれているとのこと。唯一の欠点は、これをつけているとボウルにはいった餌や水に届かないため、定期的に外す必要があることくらい。

「シエナはフープを使うのに慣れてきている最中ですが、少なくとも不満は出ていません。18歳と高齢ですが、彼女が最後の時を迎えるまで、快適に過ごしてもらえたら嬉しいですね。」

ペットと3Dプリンタと言えば、シベリアで凍傷によって足を4本も失ってしまった猫が3Dプリンタで義足を作ってもらって再び歩行可能になった、なんてニュースもありましたね。他にも検索すれば、3Dプリンタで再び自由を手にした動物たちのニュースがたくさんでてきます。

今はペットも長生きする時代です。もしもに備えて、ペット保険と3Dプリンタ、3Dモデリング技術を身につけておくと、役立つかもしれませんね。

このようなフープが必要な方は、こちらからデザインにアクセスすることが可能です。

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