BlackBerry株が爆上げ…も、重役たちはサッサと売却処分して見切り?

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BlackBerry株が爆上げ…も、重役たちはサッサと売却処分して見切り?
Photo: Sam Rutherford/Gizmodo US

持ってて明るい未来は…?

日本にいると、なんとなく遠い国の話で、いまいちリアリティに欠けますけど、先月の米国株式市場は、Redditの投資掲示板「WallStreetBets」で団結し、ヘッジファンドと戦った個人投資家たちによる大荒れに終わりました。有名なのは、瀕死のGameStopの株が爆上げしてしまったケースですけど、ほかにも新型コロナウイルスのあおりで追い込まれている映画館のAMCに、BlackBerryやNokiaなども、空売りファンドとの戦いのターゲットになったおかげで恩恵にあずかっています。

ちなみに、BlackBerryを例にあげるならば、騒ぎに巻き込まれるまでは、ずっと株価は5ドル前後で推移していました。ところが、一気に先月は28.77ドルまで急上昇! もしや、これぞBlackBerryの復活を告げる路線が、本格的に軌道に乗っていく兆しなのでは? 株価は投資家の期待の表れだとも評されたりするじゃないですか~。

とはいえ、実態は当のBlackBerryが、まったく業績や予測を反映した株価上昇ではないと、首をかしげている始末なんだそうです。それを証拠に、Reutersは、少なくとも3名の重役たちが、上昇に転じた株価の値動きを見て、保有していた大量の自社株を処分し、現金化してしまっていた事実を伝えていますよ。Steve Rai CFOは、年始より株価が倍になった時点で、3万3000株を売り抜け、42万8731ドル(約4500万円)を手にしたとされています。同じくMark Wilson CMOも、早々と7万8500株を手放し、99万1445ドル(約1億400万円)を手に入れました。実は両氏がBlackBerry株を売った後も、まだまだ株価はうなぎのぼりに上がっていったのですが、これから会社のために、もっと奮闘して株価が上昇していく展望など、当の重役たちも思い描くことはできないので、サッサと売れる間に処分へ走ったというのが現実なのでしょうか?

なお、今回こそ大量の自社株を一気に売却した重役たちですが、どうやらReutersの報道によると、そもそも昨年ずっとBlackBerryの保有株を売り続けていた事実も明らかにされています。また、BlackBerryは、今回の大量売却報道についても、重役たちは法的に問題ない範囲で、自社の保有している株を売ってきただけで、なんら懸念される点はないと説明。うーん、でもこういう状況が続いていては、いくらBlackBerryは不死身ですといわれても、あまりこの先に希望がもてなかったりするのかな?

Source: Reuters

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