Boseのサングラス型オーディオ「Frames」第2世代レビュー:(個人の好みはあるとして)機能>デザイン

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Boseのサングラス型オーディオ「Frames」第2世代レビュー:(個人の好みはあるとして)機能>デザイン

初代からずっと応援してる!

2019年のSXSWで初めて見たときから非常に好印象で、実際に愛用しているBose Frames。待望の新モデルを米Gizmodoがレビューしました。


個人的には初代から好きなBose Frames。オーディオをAR要素として盛り込んだ見た目にもおしゃれなサングラス、それが初代Bose Framesです。スマートメガネの壁をうまいやり方で超えてきたなと感心しました。

ただ、Boseの方向性としてARは難しかったようで断念。あぁ、Bose Framesは無くなってしまうのかとがっかりしたのですが、その必要なかった! 新しくなった第2世代が登場です! ARが外れたことでスマートメガネの呪縛が解かれ、メガネ型ヘッドフォンとしていっそ晴れ晴れとした気分。

Bose Frames (Tempo & Soprano)

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Photo: Victoria Song/Gizmodo

これは何?:Boseの第2世代オーディオサングラス、初代からAR機能を除外。

価格:250ドル(日本ではTempo/Soprano共に3万3000円)

好きなところ:バッテリー持ちよし、音質よし、かけ心地よし。度入りレンズも対応可能。イヤフォン落ちる問題とはおさらば。

残念なところ:値段高め。アプリがいまいち。通話機能の操作がわかりにくい。近くに人がいると実際には音が漏れて聞こえている。

第2世代のBose Framesは、Tempo、Tenor、Sopranoの3タイプ(現時点ではTenorは日本未発売)。Tempoはアウトドアやスポーツ向けですが、正直デザインは微妙だと思います。レビューのために家でかけていると、うちの夫に「まさかそれつけたまま出かけないよね?」と言われてしまいました。TenorとSporanoは、見た目はほぼ普通のサングラスで初代に近いデザインになっています。こっちはけっこうおしゃれ。

まず初代からの大きな違いとして、AR機能がなくなったこと。第2世代はシンプルにメガネ型ヘッドフォン。メガネのツル部分にスピーカーとマイクを内蔵したオープン型のBluetoothヘッドフォン、です。バッテリーも初代の3.5時間よりアップして、Tempoは8時間、Tenor/ Sopranoなら5.5時間のもちます。

メガネ型ヘッドフォンですが、コンセプトは骨伝導イヤフォン。周辺音を聞きながら、自分の好きな音楽も十分楽しめる。屋外ランをする人なら、この大切さはピンとくるかと。イヤフォンしてランニングしていると、周辺音が聞こえなかったせいで、車や自転車が近づく音が聞こえずにヒヤッとした経験は私もありますから。また、治安という意味でも周辺に気を配る必要性はあり、オープン型がいいことも。

で、実際かけてみて…。あくまでも個人の感想ですが、Tempoダサい! 少なくても私には似合わなかったです。これまた個人の感想ですが、ガイ・フィエリ(アメリカの有名料理タレント)の友達でキャップのつばを後ろにかぶってそうな人がつけてるイメージ。まぁ、とりあえず私としてはダセーな!と。でもね、ダサいとかどうでもいいと思えちゃうほど、機能がいいんです。

先にちょろっと触れましたが、私はランニングが趣味です。が、冬のランニングはつらい。川の横を走るとなるとかなり辛い。が、スポーツ向けデザインのTempoは、眩しい太陽から目をガードするのは当然、風から守ってくれます。風の音で音楽聞こえないのでは?という心配はよそに、しっかり聞こえました。なにより、自分の息遣いや足音も聞こえるのが、ランナーとしては嬉しかったです。ツル部分の見た目から重さを気にしていましたが、かなり軽量化されているので、かけて走っても気にならず。

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Photo: Victoria Song/Gizmodo

サウンドクオリティは、すごい!とは残念ながら言いえません。普通です。普通にいい。初代より若干よくなっています。ベース重めの曲も問題なし。Jabra Elite 65tAirPods Proと比べると、そりゃ劣りますよ。開閉型がどれだけがんばっても、物理的に密閉型には勝てないし。とはいえ、ランニング中には別に最高音質が必要ないタイプなので申し分ありません。むしろ、AirPods Proを落として無くしたら嫌なので、ランニング中はあえて安めのイヤフォン使っているくらいなので。

サウンドについて一言物申すとしたら、それはプライベート感。つまり、音漏れです。お家(マンション)で、Sopranoで音量は中くらいで音楽を聞いていたら、夫にもちょっと音が聞こえていました。曲名がわかるほど聞こえたわけではなく、何かちらっと音がするなという程度ではあるのですが。屋外では、これ問題にならないと思います。あれこれ外の音がして、ちらっと聞こえる曲はかき消されると思うので。気になるとしたら公共交通機関、バスや電車ですぐ隣に人が座っている場合、もしかしたらうるさいと思われる可能性はあるかと。周辺のほとんどの人には音は届きませんが、すぐ横は要注意。

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Photo: Victoria Song/Gizmodo

バッテリーもちは驚き。私は毎週約32キロのランニングをするのですが、レビュー期間の3週間で充電した回数はTempoが2回、Sporanoが1回。Tempoは、公式のバッテリーもち8時間よりは若干短かったような。63分のランニングでバッテリーは20%減だったので、フル充電しておけば3,4時間は連続再生が可能かと。大抵の趣味ランナーなら十分です。

昨今のワイヤレスBluetoothヘッドフォンは、音を聞くだけでなく通話もできて当たり前。Bose Famesももちろん通話に対応しています。右のツルにあるボタン(ボタンは1つだけ)をおすと電話を受ける・メディアコントロールが可能です。音楽再生は、ボタンを1回押して一時停止・再生、2回押しでスキップ、3回で1つ戻しで比較的わかりやすい。一方、通話はちょっと面倒。通話を受ける・電話を切るのは1度長押し。通話無視は1度押してからの1秒長押し。通話中にかかってきた電話を無視するのも同じ方法。通話中に他の電話を受けることもできますが、その場合は2度押し、または1秒長押しでグループ通話に。…覚えられないです。戸惑う。間違えそう。慣れるまで絶対時間かかる。

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Photo: Victoria Song/Gizmodo

ボタン操作はさておき、タッチコントロールの方は直感的で使いやすいです。ツルの部分にモーションセンサーが内蔵されているので、例えば右ツルを指でつるっと(シャレじゃないよ)撫でると音量コントロール。ダブルタップでデジタルアシスタント呼び出し。サングラスを逆さまにおけば電源オフです。Bose Musicアプリに接続するもできるのですが、正直意味ないです。だって、アプリに繋いでも、音量調整くらいしかできないんだもん(Bluetooth接続先と使い方確認もできます)。

目が悪い人向けに、TempoとSopranoは度入りレンズにも対応(日本ではJinsで度入り購入可能。ただしTempoは度入りに対応していません)。ただ、私は目が悪くないので度入りは試してはいません。その他レンズの有料オプションとして、偏光・非偏光の色レンズも数パターンあり。

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TempoはUSB-Cで充電できるのに、なぜかSopranoは同梱の専用チャージャーを使うという。
Photo: Victoria Song/Gizmodo

オープン型のサングラスヘッドフォン、みんながみんな必要とは言い難いアイテムです。外の世界をシャットダウンして自分だけの音楽に浸りたいという人は、そもそも対象外。Frames向けなのは屋外アクティビティをたくさんする人です。だって、サングラスなんでインドアではいらないし。となれば、価格が気になります。例えば、ヘッドフォンもサングラスもすでに持っているという人にとって、屋外だけで使うコンボアイテムが必要なのかどうか。モノはいいんですよ、いいんです。それでも、屋外という限定された使用で250ドルは迷う。

スポーツ用のイヤフォンぽろりしちゃって新しく買いたいというなら俄然おすすめします。ほぼ毎日走っている私としては、UVカットしつつ風からも守ってくれて音楽もきけて、気がつけば無くしてたなんて心配もないのはありがたい。あとは、最初に戻ってスポーツ向けのTempoはちょっとダサいってとこ。私は機能面でダサさを上回ると思いましたが、そこは個人の好みでよろしく。

まとめ

・Bose Framesの第2世代!

・オーディオAR機能なし。バッテリーとサウンドクオリティが進化。

・通話の操作が覚えられない…、 タッチコントロールは比較的直感的かな。

・Boseが言うほどの音のプライベート感はないかも。でも、音漏れがひどいということもない。

・屋外アクティビティをよくするという人ならあり!

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