太陽光パネルで充電! アフリカの密猟監視でレンジャーが乗るためのEVバイクが超クール

  • 15,852

  • author 岡本玄介
太陽光パネルで充電! アフリカの密猟監視でレンジャーが乗るためのEVバイクが超クール

排気音がないので動物にも密猟者に気付かれにくいって。

シンプルかつスタイリッシュなEVバイクを作っているスウェーデンのCAKEが、アフリカの密猟者から動物を守るレンジャーのため、太陽光パネルで充電するモデル「Kalk AP」を開発しました。

大自然の中で手軽に高速移動ができて乗り降りも素早いバイクを、環境に優しく無限の太陽エネルギー対応にすることで、密猟者たちを静かに追跡できるようになります。

Video: CAKE/YouTube

ガソリン車だと燃費が悪くエンジン音がうるさい

もし10人のレンジャー部隊がバイクで移動すると、年間2万2,000ℓのガソリンが必要になり、さらにそのガソリンそのものもガソリン車のトラックで買い付けることになります。仮にヘリコプターで搬送したら、燃費はその2倍。またバイクのエンジン音で動物が恐れ、密猟者はレンジャー到着の45分も前に気付いてしまうという懸念もあるのだそうです。

それらの問題を解決できるのが電動バイクということなのです。

Honored and thanks for the recognition!

Posted by CAKE on Friday, January 29, 2021

レンジャー育成学校と共同開発

CAKEは以前にもオプションのパーツで自由度が広がるカーゴバイクを作った会社。まだ新しく柔軟な発想力があるので、レンジャーを学術的に育成する南アフリカのサザン・アフリカン・ワイルドライフ大学との共同制作で、従来型のダートバイク「Kalk」を改良した「Kalk AP」を作りました。

ちなみに太陽光パネルはGOALZERO社から提供されています。この発電機には車輪があるので、移動も可能となっています。

210201_cake2
Image: CAKE

サバンナ仕様は熱にも水にも強い

総重量は80kgで、2.6kWhの充電池は取り外しができ、探索モードやエキサイトモードといったモードによって制限速度とトルクが変更され、1~4時間までの連続走行が可能です。回生ブレーキも搭載され、最高時速は90km/h。また11kWのモーターは水没しても問題なく動くよう設計され、サバンナの暑い気候に耐え、加熱し過ぎないようソフトウェアが設定されているとのこと。

In line with CAKE’s mission: To inspire and accelerate towards a zero-emission society, combing excitement with...

Posted by CAKE on Monday, January 25, 2021

1台買うと1台寄付

このバイクは限定50台が作られ、1台を約277万円で購入すると、さらに1台+太陽光発電機が大学に寄付されます。かなり高額なので、従来型の「Kalk OR」を約136万円で入手するという方法もあるんですけどね。絶滅危惧種を守り、レンジャーたちを助けたいなら前者のプランがオススメとなります。

Optimized and developed for one clear purpose. Launch of the 9th CAKE model tomorrow; 3pm CET / 6am PST. Stay tuned.#sneakpeek @wildlifecollege⚡️#explorewithrespect ⚡️

Posted by CAKE on Tuesday, January 26, 2021

「Kalk AP」は今年の後半から大学の授業とトレーニングの一環として採用される予定とのこと。これからはただ新しい、カッコいいだけではなく、目的に応じて社会に貢献するEVがどんどん出てきそうな気がしますね。

Source: facebook, YouTube via CAKE via electrek

    あわせて読みたい