血の気がサーッ。
iPhone版オンリーの招待制音声SNSアプリ「Clubhouse」をAndroidやパソコンでも聞きたい!というたくさんのリクエストに応えて、なんと全会話を再生できるオープンソースアプリ「OpenClubhouse」に続き、トークに参加したり、普通に使える非公式のAndroidアプリ「Houseclub」までもがGitHubに公開になりました!
警告が現実に
スタンフォード大学の警告が現実になったかたち。リスナーは招待がなくても全然OKで、公開設定になっている全ルームのログを聞けます。最初に報じたのは、SiliconANGLE。
Breaking news: Clubhouse audio getting hacked all audio being sucked out. Coming out of China. Story Developing cc @siliconangle
— John Furrier (@furrier) February 21, 2021
週末にはClubhouseの会話を個人サイトで配信するユーザーも現れて永久BANになりました。そちらは「再発予防のセキュリティを強化した」とClubhouseの広報はBloombergに説明してますが、SiliconANGLEのJohn Furrier創業者兼CEOの観測では、音声リークのうち香港発のものに関しては、Clubhouseアプリをリバースエンジニアリングして、ボットで音声配信にアクセスして共有したものなので「ボットをBANしても別のiPhoneで同じことはやれる」といいます。ひとりでSIMカードを複数買って複数の部屋を同時視聴する人もいるぐらいなので、ボットもいたちごっこなのかも。
公開するのはまだいいほうで、隠れて傍受している人はもっといそう。それを思うと、1年近くこのようなザル状態で放置されていたこと自体が驚きです。一刻も早く傍受できないよう暗号化するか、それができないなら「録音・共有禁止」なんて現実的じゃない規約は廃止してオープンディスカッションの場ってことにしないと、「青くなってる」ヘッジファンドマネジャーもいるらしいので、あとあと面倒なことになりそうな予感がしますよ。
日本語の会話もこの通り
SiliconANGLEにはこんなスクリーンショットも公開されています。

英語の読者に意味がわからないように非英語圏のタイトルをメインに選んで配慮したものと思われますが、日本語のわれわれが見ると意味がわかりすぎて居心地の悪くなる文字のオンパレード。こういうことになる前提で会話しなきゃだめだってことですね、うん。
ちなみにOpenClubhouse開発者はAiXさん。類似のHipster HouseはZhuowei Zhangさんが20日で開発しました。しゃべれる完コピのAndroid版アプリのHouseclubはgrishkaさんが1日半で書いたみたい。ひょえ~。
So I installed the unofficial Clubhouse Android app (creatively called "Houseclub": Github - https://t.co/zjVpc5PsLy, apkmirror: https://t.co/7ahRdaE5x2) to give it a shot. Despite some error messages the basic functionalities seem to work. The suggested room however are odd. pic.twitter.com/ebxTnn2fwP
— Christoph Derndorfer-Medosch (@random_musings) February 22, 2021
しかもちゃんと使えてる…!
Sources: SiliconANGLE