これが電動だなんて言われても、信じられませんね。
モナコにあるHPSというメーカーから、世界最軽量と謳う8.5kgの電動アシスト自転車「HPS Domestique 1-21」が登場しました。
スタイルはロードバイクで、シート下のチューブに200Wのモーターが隠されています。走行中は6段階のアシストが選べ、最大20Nmのトルクで最高時速25km(欧州仕様)で走るようになっています。
軽さのヒミツ
軽いのは手作りのイタリア製カーボンフレームのおかげなのですが…実は充電池を水筒ソックリにしており、本体と切り離してドリンクホルダーに差し込む方法にしたからというのもあります。これは193Whのバッテリーとなっており、最大3時間のペダルアシストができるとのこと。
One of the goals when designing our WATT ASSIST Pro system was the integrity of the design, the result is the Domestique bottle cage, developed in collaboration with @Elite_cycling , which activates the Watt Assist system providing up to three hours of power.#ebike#bikepic.twitter.com/tZMR5sFiDL
— HPSbike (@HPSbike) February 18, 2021
走行距離は不明なものの、electrekの憶測だと仮に1kmで2Whを消費したら、96.5kmになるのでは? とあります、アシストの強さにも依ると思われますが、かなりの長寿命ですね。フル充電には2時間かかりますが、予備電池として1時間でフルになる85Whバッテリーも追加購入できるようになっています。
お高く機能的なパーツが盛りだくさん
モーターはF1の技師が作った「Watt Assist Pro」という軽量なシステムが使われ、コンポーネントにはカンパニョーロの「Ekar 1X13 44T - 9T-36T」と、ホイールもカンパニョーロでスポークの配置が面白い「Shamal」が、ハンドルはデダ・エレメンティの軽量「SUPERLEGGERA RS 44cm」が使われ、サドルはシーコンのカーボンファイバー製「Elan Power ergo Carbon fiber」、そしてタイヤはピレリの「P Zero 25”」というハイエンドなパーツで組まれています。
HPS develops lightweight drive systems for ebikes. Checkout the HPS Domestique weighting just 8.5Kg https://t.co/TMIJLYpTth#ebike#wattassist#domestique#hps#wattassistpro#lightestebikepic.twitter.com/pcNmQaNART
— HPSbike (@HPSbike) February 16, 2021
ちなみにですが、アシストはハンドルに巻かれたテープの内側にボタンが隠されており、パワーメーターで走行に関する記録などが読み取れるようになっているのが、次の動画で分かります。
価格は1万2,000ユーロ(約153万円)。「ローンチエディション」ということで、限定21台のみの生産になるとのこと。幸運な21人になれなかったら、次のエディションまでしばらく待ちましょう。
Today we launched an e-bike weighing just 8.5Kg! https://t.co/sc7zSp0RQm#hps#domestique#campagnolo#ebike#wattassistpropic.twitter.com/3FXaqcnu4M
— HPSbike (@HPSbike) February 11, 2021
Source: Instagram, Twitter, HPS via electrek, NEW ATLAS, YouTube