端末を持ち上げて充電できる(ただし10センチまで)。Oppoが新たなワイヤレス充電技術のデモ動画を公開

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  • author Andrew Liszewski - Gizmodo US
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  • そうこ
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端末を持ち上げて充電できる(ただし10センチまで)。Oppoが新たなワイヤレス充電技術のデモ動画を公開
Gif: Weibo-Oppo

楽しみだ。

ワイヤレス充電には期待しかありません。便利な近未来がつまってますからね。いちいち充電器を差し込まず、ぽいっと置いておくだけで充電できてるなんてちょっと前なら魔法レベルのお話です。Oppoが公開したワイヤレス充電器技術のデモ動画が、ますます夢と期待を加速させてくれます。だって、充電パッドから持ち上げてもなお充電継続しているんですから!

Video: OPPO/YouTube

Oppoの公式Weiboアカウントが、MWC Shanghai 2021の開催に合わせて投稿した30秒の動画。出てくる端末は巻き取りスクリーンがウリのコンセプト端末Oppo X 2021です。動画見てわかります? 端末を充電パッドから持ち上げても、充電が継続されているんです! 手で端末持って動画見ながらワイヤレス充電できてるんです!

現在世にあるワイヤレス充電器は、パッドの上に「ぽいっ」と置くだけでは実はダメ。充電パッドのコイルと、端末に内臓されたコイルの位置が近くないとワイヤレス充電はできません。つまり「ぽいっ」ではなく、ある程度「きちんと」端末をパッドに置かないといけないのです。AppleがMagSafe機能をiPhone 12ラインで搭載したのは、自然にこの「きちんと」充電コイルを並べるため。

充電器と端末がある程度近づけばワイヤレス充電ができるというOppoのデモは、まさにユーザーが求める真のワイヤレス充電の姿。実は、数年前にOssiaがCESでこれに近いものをデモしたことがありました。先月には、Xiaomiが「Mi Air Charge Technology」と称して、これまた似たタイプのワイヤレス充電技術を発表しました。が、いかんせんどちらも、現段階では商品化にいたっていません。

公開されたOppoのワイヤレス充電技術は、端末と充電パッドが接触していなくても充電はできますが、The Vergeの取材によれば、その距離が10センチ以内にないとダメなんだとか。つまり、家の中を歩き回りつつ充電なんてのは到底無理な話ということ。また、どうやら動画を見るに、端末は充電パッドから離れても、その上空にないとダメなようですね。あくまでもコンセプト機のデモなので、いつ商品化されるのか、そもそも商品化されるかどうかもわかりません。

まだまだ制限はあるけど、間違いなく一歩前進だね!

Source: Weibo