朝9時にならないと現像されない写真SNS「Dispo」に感じるチルさ

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  • author 武者良太
朝9時にならないと現像されない写真SNS「Dispo」に感じるチルさ
Image: 武者良太 ,shutterstock

ゆっくりしていきたい写真好きはハマりそう、これ。

Clubhouseが一気に盛り上がったこの半月ですが、またもやグッと人が集まりそうなSNSが登場しそうです。写ルンですのような使い捨てカメラをモチーフにした「Dispo」のニューバージョンがそれ。現在はTestFlightでβ版をテスト中。ということは、開発者やその家族や友達だけが参加する小規模テストのはず...なのですが、2月14日に入って一気にユーザーが増えてTestFlightの登録人数上限である1万人に達してしまいました。

公式ツイートを見るに、日本のユーザーが一気に増えた...と読めますね。かくいう僕も友人から招待してもらって使っているクチなのですが。

オリジナルは写ルンですグリーンなカメラアプリ

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Image: Dispo

現在App Storeでゲットできる「Dispo」は、スロバキア生まれで人気YouTuberであるデビッド・ドブリックさんが2019年にリリースした、写ルンですのような使い捨てカメラ風のUIを持つカメラアプリです。

その特徴は、いつ撮影しても朝9時にならないと現像されない(写真が見られない)というもの。また基本的にフラッシュがオンになっていて、あえてテッカテカの写真ばかり撮ることを推されます。

現在テスト中の新型DispoはSNS機能つき

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Photo: 武者良太

そして話題となっている「Dispo Beta」は、オリジナルのDispoの性質を活かしつつも、他のユーザーといろんな写真集が作れるSNS機能がポイントです。

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Photo: 武者良太

カメラアプリとしての性能は、

・画角が狭い

・ファインダーが狭い

・ズームが使える

・フラッシュは基本的にオン

・アスペクト比は16:9

・縦位置で撮影しやすいUI

・1つないしは複数のロール(アルバム)を選んで、写真を入れていく

・現像されるのは決まって朝の9時

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Photo: 武者良太

現在はあくまでバグの洗い出し中。スクリーンショットをパブリックな場には出さないでくれとのお願いがあるので、Dispo Betaで撮影した写真のみを載せますが、ピントは甘くて色がちょいコクて、スウィーティ。古き使い捨てカメラや、往年のトイデジを思わせる仕上がりです。

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Image: Shutterstock

肝心なところはロールの存在です。「うちの猫」とか「壁wall壁」とか「代田橋日記」とか、お題やイベントごとにロールを作って写真を入れていくのですが、プライベートならロールを作ったユーザーだけ、パブリックならロールに参加している人は誰でも、他の人を誘うことができます。

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Photo: 武者良太

家族や友達、同じ趣味、近い視点を持つメンバーで、1つの写真アルバムを作っていく感覚は今までのアプリにはなかったもの。しかも朝の9時にならなければ、自分の写真も他のユーザーの写真も見ることができないのが楽しい。みんなが同時に「この写真かわいい!」「どうやって撮ったのこれ」と感情を揺さぶられるって面白くないですか。

ファインダーが小さいから、画角や角度や背景の整理とかそーゆーことが考えられなくなっていくのもチルい。いい。好きだこれ。

撮ったら即出ししたくなるし、なんなら一定時間でコンテンツが消えるInstagramのストーリーとは、まったく違う思想です。タイムラインの内容がごっちゃになりがちな従来のSNSに対して、お題を決めてやっていこうぜという感覚はClubhouseと親しいものも感じます。

ぶっちゃけハマる人とハマらない人はクッキリと分かれそう。新世代写真SNSはInstagramを超える! とか、Dispoで収益化! なんて語る方は...ハマりにくいかな。フォロワー数とかでパワープレイしたい人だと楽しめなさそう。でも自分の写真が大好き!とか他の人のアウトプットはどーでもいいという方もハマれないかも。

チーム戦で作り上げる楽しさを知っている人はハマれそうです。一言でいうと、いまのところ「リア充SNS」ですね。


Source: Dispo(Twitter)

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