文字盤つきスマートウォッチってけっこうイケてる:スカーゲン Jornレビュー

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  • author Victoria Song - Gizmodo US
  • [原文]
  • 中川真知子
文字盤つきスマートウォッチってけっこうイケてる:スカーゲン Jornレビュー
Photo: Victoria Song/Gizmodo

時計の針が水平になるのがかわいい。

高度な健康管理機能に、長いバッテリー寿命、フィットネス機能など、スマートウォッチに求めるものはいろいろありますよね。

しかし、私たちは忘れてはいないでしょうか。かつて時計には「スタイリッシュさ」を求めていたことを。そのデザインやステータスに大枚はたいていたことを。

そんな気持ちを思い出させてくれるスマートウォッチが登場しました。それが、見た目も機能も重視した、Skagen(スカーゲン)の「Jorn」です。

「Jorn」は、Fossil(フォッシル)の「Hybrid HR」の再パッケージ版。残念ながら、ハイブリッド・アナログ・カテゴリーを大幅アップグレードするようなメジャーアップデートはされていませんが、数週間使ってみたヴィクトリア・ソン記者いわく、「シンプルなスマウォがどれほど楽しいかを思い出させてくれた」みたいですよ。

Jorn

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Photo: Victoria Song/Gizmodo

これはなに? :Fossilの最新電子インクハイブリッドスマートウォッチ

価格:190ドル(日本価格3万800円)

好きなところ:オシャレ。長いバッテリー寿命。電子インクディスプレイがかわいい。GPSマップ。リアルタイム天気予報、自動アクティブ追跡機能

好きじゃないところ:メニュー操作が難しい。フィットネストラッキングは改善されたものの、イマイチ

Jornのここがお気に入り

「Jorn」は、Hybrid HRのいい部分が全てが詰まっています。電子インクディスプレイと、通知を読みやすくするために動く針、2週間のバッテリー寿命、簡単ウィジェットカスタマイズ、時計のフェイスも変更可能です。

新たに追加されたのは、GPSマップアウトドアエクササイズフレンズチャレンジ機能、そして自分の写真をウォッチのフェイスにアップロードする機能です。また、Fossil独自の技術に Skagenのアプリを搭載したハイブリッド時計で、Wear OSにバイパスすることもできます。

数週間使ってみた感想ですが、まず、GPSマップは正確です。「Jorn」はGPS非搭載ですが、最近ではテザリングによるGPSを使ったスマートウォッチやトラッカーにもマップが入っているのも珍しくありません。詳しい地図が見たいなら Skagenのアプリで確認するのですが、電子インクで表示されたフェイス上のマップがむちゃくちゃ可愛いので、あえてフェイスで見たくなるかもしれません。

リアルタイムの天気ウィジェットもオプションとして追加されている上に、新たに自分の写真をフェイスにアップロードすることもできるようになりました。かわいいペットの写真をフェイスにできますよ(この機能はFossil Hybrid HRローンチ後のソフトウェアアップデートから利用可能になっています)。

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ヴィクトリア記者は、愛犬の写真をフェイスにしたそうです。
Photo: Victoria Song/Gizmodo

Jornのちょっと残念なところ

イマイチ評価できなかったのは、フレンズチャレンジです。これは、アプリに問題があるとかではなく、純粋に「Jorn」を持っている人が周りにいないので、試すことができなかったのです。Fossileもこの問題を回避するために、パブリックのチャレンジにしたいと考えているようですが、残念ながら使用期間中に使えることはありませんでした。

というわけで、私はベータ版のアプリで自分自身と競争しました。それなりに楽しみましたが、友達と競えなかったことは心残りです。

「Jorn」は、Fossil の「Hybrid HR」のいいところを残しつつ、残念な部分も継承していました。具体的に言うと、ナビゲートが面倒で、画面切り替えが遅く、バックライトは不安定というところです。フィットネストラッキングは改善されていますが、私のニーズにはちょいと足りませんでした。

タッチパネル非搭載のスマートウォッチの操作性

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Photo: Victoria Song/Gizmodo

「Jorn」はタッチスクリーンではないので、ケースの右側にある3つのプッシュ機能を使って画面とメニューを移動します。

一番上と下のボタンは、スクロールアップとダウン。真ん中のボタンは、「OK」もしくは「戻る」ボタンになります。それぞれが、ウェルネスダッシュボード、音楽操作、ワークアウトログなどの個別のウィジェットのショートカットとしてプログラムできます。しかし、どのボタンが何をするのかは必ずしも明確ではなく、習得には時間がかかりました。

画面の切り替えは、Kindleのページをめくるときと同じくらい時間がかかります。これは電子インクによるもので、大体1秒程度です。大きな問題ではありませんが、サッサッとスクロールしたいときに少しだけイラッとさせられることがあるかもしれません。

そうそう、スクリーンの文字は小さくて読みにくいと感じました。小さな手首にもフィットするデザイン性とトレードオフかもしれませんが、目が悪い人にとっては通知を読むのも一苦労です。

それと、バックライトをオンにするには時計をダブルタップするのですが、感度がよすぎて何もしていないのにライトがつくことがありました。

フィットネストラッキングの精度は?

「Hybrid HR」のフィットネストラッキングはイマイチですが、そこは「Jorn」も同じでした。ただ、心拍数の追跡は比較的正確で、歩数は平均してApple Watchの1,000歩以内にとどまっています。

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Photo: Victoria Song/Gizmodo

テスト中、走行中のGPSの距離が比較的正確なときもあれば、最低でも半マイル離れていることもありました。真剣にトレーニングをしている人にとっては、この差は大きいと感じるでしょう。

といっても、フィットネスに真剣な人はこの時計は選ばないはずなので問題視することの方が野暮かもしれません(メタルメッシュやレザーバンドで走るのはおすすめできませんし)。

とはいえ、Fossilがワークアウトを自動追跡する機能を追加したのは喜ばしいことです。だって、ワークアウトをする前に寒空の下で時間をかけて操作する必要がなくなることを意味しているわけですから(動作が遅いことを考えると余計に)。

ガッツリ運動したい人向きではありませんが、ざっくりとした運動量イメージを掴みたいだけなら「Jorn」は十分に機能するでしょう。

Hybrid HRとJorn、どっちを買うべきか悩む

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FossilのHybrid HR(左)スカーゲンのJorn(右)
Photo: Victoria Song/Gizmodo

しかし、ここで疑問がでてきます。2万9150円のFossil 「Hybrid HR」と、3万800円のSkagen「Jorn」のどちらを買うべきなのでしょう。

「Jorn」はバリエーションが5種類で、より控えめなデザインになっています。平たいスクリーンが好みな人は「Jorn」を気に入りそうです。

「Hybrid HR」のデザインは、どちらかというと派手に感じます。

どちらも38mmと42mmの2サイズ展開ですが、「Jorn」のほうは42mmが3種類あり、38mmは2種類のみ。「Hybrid HR」の方が豊富です

Fossilは、今後数ヶ月で「Jorn」のデザインも増やしていくと思われますが、現時点では「Hybrid HR」のほうが選択肢がありますね。

いずれにしても、Fossilがハイブリッドのコレクションを拡充させているのはいいことです。 Skagen「Jorn」に欠点がないとは言いませんが、比較的手頃な価格な上にスタイリッシュなデザイン、電子インクのスクリーンは他のハイブリッドスマートウォッチの中では際立っています

私はここ数年にわたって、ハイエンドのスマートウォッチに魅了されてきました。しかし「Jorn」を触ったことで、ときにはベーシック機能を備えたシンプルでスタイリッシュなスマートウォッチさえあれば、それで十分なのだということを思い出しました。

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