トヨタがついに完全電気自動車を導入。今年後半にもアメリカ市場に展開へ

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  • author Brianna Provenzano -Gizmodo US-
  • [原文]
  • R.Mitsubori
トヨタがついに完全電気自動車を導入。今年後半にもアメリカ市場に展開へ
Image: Shutterstock

…日本市場にはいつ来るのかな?

トヨタ自動車といえば、言わずと知れた日本を代表する自動車メーカー。同社はこれまで、完全電気自動車については消極的な姿勢を見せてきました。しかし今月10日、ついに2021年後半にアメリカ市場で3車種の電動自動車(EV)を導入することを発表しました。

同社の発表によると、今回導入されるのはバッテリー式電気自動車(BEV)2種と、プラグインハイブリッド車(PHEV)1種。2020年には世界トップの販売台数を誇り、第3四半期の決算でもコロナ禍からの見事な復活を見せつけたトヨタは、「運輸業界で温室効果ガスを削減するには、ドライバーに低炭素車(の選択肢)を提供するのが一番の近道」という信念に触れ、対象3車種が環境に好影響を与えることをアピールしました。

トヨタモーター・ノースアメリカ(北米トヨタ、TMNA)のセールス担当上級副社長のボブ・カーター氏は声明の中で、同社が「約25年前に我々がプリウスを先駆的に導入して始まった“自動車の電気化”のリーダーであり続ける」と述べています。「トヨタの新たなEVは、顧客ニーズに最適なパワートレインの選択肢を提供する」。

トヨタといえば、1997年にデビューしたプリウスを皮切りに、長年ハイブリッド業界の世界的パイオニアの一角を担ってきました。しかし、完全電気自動車については消極的な姿勢をとり続けてきたのです。

同社は10日の発表で、「EVの充電に使用される電力を生成する際に排出される汚染物質の量(米国平均)を鑑みれば、ハイブリッド車とEVの温室効果ガス総排出量に大きな差はない」とする社内調査結果を公開。これまでの経営判断を擁護したかたちです。

最近ではゼネラルモーターズが2025年までに30車種のEVを世界展開すると発表するなど、電気自動車業界は今後ますます盛り上がりを見せると思われます。このタイミングでのトヨタ参入は、「コロナにも世界にも負けないぞ!」という明るいニュースなのかもしれません。

訂正[2021/02/15]導入予定年の記述を2020年→2021年に訂正しました

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