Zeissレンズでカメラを大幅強化したVivo X60 Pro+

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Zeissレンズでカメラを大幅強化したVivo X60 Pro+

洗練されたレンズ技術は、スマホカメラをどう進化させるのか?

Huaweiタッグを組んだLeicaなど、老舗のカメラやレンズのメーカーが、スマホメーカーとコラボすることも珍しくなくなってきましたね。今回は、ZeissとVivoのコラボで生まれたX60 Pro+を米GizmodoのSam Rutherford氏が体験しています。


新デバイスのカメラのクオリティを上げるため、OnePlus (ワンプラス)が伝説のカメラメーカー、Hasselblad (ハッセルブラッド)とタッグを組んだ成果をつい最近目にしましたが、今度はOnePlusの姉妹会社、VivoがZeiss (ツァイス) とコラボすることで生まれたX60 Pro+がお目見えです。

X60 Pro+を触れた時間は短時間でしたが、それでもいい意味で驚かされました。なめらかなテーパーエッジの曲面やヴィーガンレザーの背面など、X60 Pro+はカメラに触る前から好印象です。これらは間違いなくデバイスに豪華さとドラマチックさを与えていますが、私はこの絶妙なブルーの色合いが一番のお気に入りです。

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Photo: Sam Rutherford

ヴィーガンレザーは、過去にもOppo (またもBBK Electronics傘下の携帯メーカー) が使っていましたが、正直米国でワイドに展開する他の携帯でも採用してほしいと思いました。

X60 Pro+は他にもハイエンドの携帯でスタンダードとなっている特徴があります。例えば、ディスプレイ内指紋センサーや、120ヘルツのリフレッシュレートを持つゴージャスな6.5インチFHD+ AMOLEDスクリーン (しかもタッチサンプリングレートは240ヘルツ) 、Snapdragon 888 プロセッサ、12GBのRAMに256GBのストレージです。

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撮れる写真はいいんですが、X60 Pro+のカメラの出っ張りはかなりのものです。
Photo: Sam Rutherford

更にVivoは、「Extended RAM」と同社で呼んでいる技術を採用しています。これはデバイスのUFS 3.1ストレージを利用することで、アプリなどが使えるメモリを増やす機能です。これにより、空いているストレージから最大で3GBをRAMとして使い、より多くのアプリをバックグラウンドに常駐させることができます。アプリを沢山開きっぱなしにしてマルチタスクする人には便利かもしれませんが、使っていないアプリを逐一閉じておくのが好きな私には、Extended RAMが現実世界でどれだけ有効かを知るのは難しいです。

しかし、X60 Pro+の最も大きいアップデートは、Zeissとのコラボで生まれたカメラです。まず、VivoはZeiss特製の反射防止T*コーティングを採用し、反射を防ぎ、かつ透過率を高めています。またZeissは、Vivoの画像処理とハードウェアのテストを改善し、さらにBiotar Portraitモードで、Biotarレンズ独特のぐるぐるボケも再現できます。


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Photo: Sam Rutherford


いいニュースはここで終わりません。X60 Pro+のメインセンサーは50MPですが、ピクセルシフト技術を使って100MPの超高解像度写真を撮ることができます。同時に、48MPの超広角レンは専用のジンバルシステムを持っており、安定性が向上しています。ズームするのが好きな方には、5倍の光学ズームと、更に60倍のハイブリッドズームを併せ持った望遠カメラも用意されています。

カメラアプリを使っていても、全てのモードやレンズに用意されたフィルターやAIによるチューニングオプションの豊富さに驚かされます。夜空の星を綺麗に撮る手助けをしてくれる天体撮影モードや、素早いアクションを捉えるプロスポーツモード(しかも自動で起動してくれる)などもあるのです。


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微妙な違いですが、左の写真を見るとZeissのBiotarポートレートモードによる円を描くボケが見れます。
Photo: Sam Rutherford


Vivoは、フロントカメラをスクリーンの隅ではなく中央に配置したのは、セルフィーのアングル調整を簡単にするためだとまで言っています。

奇妙なことに、X60 Pro+にない一つの機能がワイヤレス充電です。ここまで様々な機能を詰め込んだデバイスにしては不思議な決断と言えます。また、国際版X60 Pro+はFunTouch OSが搭載され、中国国内版は新しいAndroid スキンのOriginOSが搭載されます。


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これが初ではありませんが、X60 Pro+のヴィーガンレザーの質感とテクスチャが好きです。
Photo: Sam Rutherford


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Photo: Sam Rutherford


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Photo: Sam Rutherford


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Photo: Sam Rutherford


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Photo: Sam Rutherford


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Photo: Sam Rutherford


もう一つ残念なのは、X60 Pro+は世界で発売されますが、北米で発売する可能性や価格に関する情報が少ないことです。現在、X60 Pro+はインドで69,990ルピー (約965ドル、約10万円) で発売予定ですが、値段は市場ごとに大きく変わる可能性があります。また、ヴィーガンレザーが好きでない方にはガラス背面のスタンダードX60 Proがありますが、こちらはSnapdragon 870チップに2倍の望遠ズームと少しスペックが低めです。こちらはインドで49,990ルピー (約685ドル、約7万6千円) となっています。

どちらを選ぶにしても、色々なカメラやレンズのメーカーがスマホメーカーとコラボし、カメラの質の向上だけでなくライバルにない機能を追加しているのは非常に興味深い傾向ですよね。

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