Chromebookおすすめ4選。軽量でサクサク動くモデルを紹介【2021年最新版】

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  • author Kimber Streams - Wirecutter
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Chromebookおすすめ4選。軽量でサクサク動くモデルを紹介【2021年最新版】
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時代がキテる!

Chromebook(クロームブック)イコール安いパソコンという認識も今は昔。優秀なChromebookはいまや普通のノートPCにできることはほとんどこなせます。そして2020年代使いやすい最高のChromebook」の時代が到来しました。過去6年間にリリースされたノートPCのほとんどを試してきたWirecutter編集部が今回おすすめするのは、Lenovo Chromebook Flex 5 (13″)。あらゆるChromebookを知り尽くしたKimber Streams記者が厳選したおすすめ機種をたっぷりご紹介します!


Lenovo Chromebook Flex 5 (13″)は比較的安価でパフォーマンスはさくさくスピーディキーボードとトラックパッドは非の打ちどころがありません。しかもコンパクトで軽量1080pのタッチパネルは明るく鮮やかです。バッテリー寿命は対象製品の中で最長ではないものの、1日の仕事や授業は十分こなせます。

リモート授業の普及によってChromebookを購入する家庭が急増し、残念ながら高品質のChromebookは品薄状態です。NowInStock.netといった在庫チェックサービスや、Keepa(Amazonの価格追跡)などのブラウザ拡張機能を使うのがおすすめです。どうしても新品のChromebookが見つからない場合は、中古のChromebookを検討するのもいいでしょう。ただ、購入前に正式なサポート終了日をチェックするのをお忘れなく。古いWindowsやMac PCをChromebook(のように)に変えることもできます。

おすすめChromebook第1位 :Lenovo Chromebook Flex 5 (13″)

Lenovo Chromebook Flex 5 (13″)

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最高のChromebook

低価格でありながら、非の打ちどころのないパフォーマンス優秀なキーボードとトラックパッド、しかもコンパクトな軽量ボディ。Chromebook買うならLenovo Flex 5がおすすめです。

プロセッサIntel Core i3-10110U
画面13.3インチ 1920×1080 ピクセル
メモリ4GB
重量約1.35kg
ストレージ64GB SSD
バッテリー駆動時間10時間

Lenovo Chromebook Flex 5 (13″)は、他と一線を画す優秀な高性能Chromebookです。我々が推奨する同モデルは500ドル(約5万4320円)未満のChromebookの中で最速級のパフォーマンスを提供します。安価なChromebookでは複数のタブを開くだけで速度低下するものも多いですが、Flex 5は日常の作業レベルであれば涼しい顔で処理してくれます。Lenovoからは同機種の廉価バージョン(プロセッサ:Celeron 5205U、ストレージ:32GB)も出ていますが、高速パフォーマンスと十分なストレージを得られるFlex 5のほうがコスパは上。ただ、i3モデルが在庫切れや入荷待ちの場合こちらを検討してみるのもいいかもしれません。

おすすめChromebook第2位:HP Chromebook x360 14c (ca0065nr)

HP Chromebook x360 14c (ca0065nr)

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1位まであと一歩!のChromebook

安価な14cは十分な速度、頑丈なキーボードとトラックパッド、14インチの鮮やかなタッチパネルを搭載。

プロセッサIntel Pentium 6405U
画面14インチ 1920×1080ピクセル
メモリ4GB
重量約1.65kg
ストレージ64GB eMMC
バッテリー駆動時間9時間

今回14cのテストでは、我々が推奨するPentiumではなくIntel Core i3プロセッサを使用しました。バッテリー寿命はほとんど変わりません。

もしFlex 5が入手困難な場合や、より大きなスクリーンを希望する場合はHP Chromebook x360 14c-ca0065nrをおすすめします。日常のオフィス作業や勉強には十分な速度で、頑丈なキーボードとトラックパッドを搭載しています。14cはFlex 5と比べるとバッテリー寿命は短めですが、この価格帯のChromebookの中では高速でコンパクト、そして鮮やかで広々としたスクリーンを備えています。

軽量・高速でおすすめのChromebook:Google Pixelbook GoUpgrade

Google Pixelbook Go

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ワンランク上のChromebook

速く、小さく、軽い。 Pixelbook GoはFlex 5と比べて小さく、軽く、速く、しかもバッテリー寿命も数時間長い!その分価格もやや高めに。

プロセッサIntel Core m3-8100Y
画面13.3インチ 1920×1080ピクセル
メモリ8GB
重量約1kg
ストレージ64GB eMMC
バッテリー駆動時間14.5時間

今回Pixelbook Goのテストでは、我々が推奨するCore m3プロセッサではなくIntel Core i5を使用しました。バッテリー寿命に多少の差異があるかもしれませんが、ほぼ同程度だと予想されます。

バッテリー寿命が長くて小型で軽量、高速のChromebookがほしければGoogle Pixelbook Goを選んでください。通常の作業にはFlex 5でも十分ですが、日常的に「数十個のタブを開く」「複数のAndroidアプリを実行する」「ChromebookでLinuxを使用する」というChromebook愛好家であれば、追加のメモリにお金をかける価値があります。ただ、他製品と異なりPixelbook GoにはUSB-Cポートしかないので、USB-A仕様の周辺機器を使う場合は対応するドングルやドック が必要です。

子どもにおすすめのChromebook:Acer Chromebook 712(C871-C85K)

Acer Chromebook 712 (C871-C85K)

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とにかく丈夫。

Chromebook 712は安くて耐久性があり、キーボードも防水加工がなされているので、小さなお子さんには理想的なChromebookです。入手困難な機種ですが、耐久性を重視される方にはこれ以上の選択肢はなかなかないでしょう。

プロセッサIntel Celeron 5205U
画面12インチ 1366×912ピクセル (タッチパネル非対応)
メモリ4GB
重量約1.5kg
ストレージ32GB SSD
バッテリー駆動時間12時間

小さなお子さん向けに安価で耐久性のあるChromebookをお探しなら、Acer Chromebook 712 (C871-C85K)がおすすめです。この価格帯では処理速度が遅いものが多いですが同製品はFlex 5と比べても遜色ないほどで、リモート授業やビデオチャットにもしっかり対応します。耐久性のある本体に防水機能のあるキーボードも安心です。解像度は非常に低くタッチパネルにも対応していませんが、それを加味しても小さなお子さんには最適でもっとも頑丈な選択肢だといえます。

そもそもChromebookとは?

ChromebookとはChrome OS(Chromeウェブブラウザをプライマリインターフェースとして使用するOS)を実行するノートパソコンです。

Chromebookは学生や子ども向けと思っている方もいますが、「基本的にはウェブブラウザでの作業が多い」という方や予算が限られている方、すでに自分に合ったデスクトップPCを所有している方などにChromebookはおすすめです。優れたChromebookは通常のノートPCでできるたいていのことはこなせますが、そのタスクが ウェブブラウザやAndroidアプリで行なえることが条件です。

また、Chromebookの大きな魅力の1つが価格です。500ドル(約5万4600円)のWindowsノートパソコンよりも400ドル(約4万3700円)のChromebookのほうが速くて軽く、スムーズでバッテリーも長寿命です。 安全性やメンテナンスにも問題ありません。

しかし、ChromebookではiTunesやフォトショップ、Windows専用ゲームなどMacやWindowsで使用されるプログラムの多くが実行できません。ローカルストレージもそれほど多くなく、常時インターネット接続での作業を得意としています。とはいえ GmailやGoogle Driveなど、オフライン利用可能なアプリにも対応しています。

「メールはオンラインサービス、作業はMicrosoftのOffice 365やGoogleのOffice WebアプリやAndroidアプリで行ない、音楽や映画はオンラインストリーミングで楽しむ」という方であればChromebookでなんら問題なく過ごせます。

Chromebookの多くは32 GB、もしくは64 GBのローカルストレージを搭載していますが、Googleはさらに 100GBのオンラインストレージGoogle Oneを1年間無料で提供 しています(無料期間終了後は100Gで月額250円、年額2,500円)。また、ほとんどのChromebookにはUSBポートとmicroSDカードスロットもあるので、ストレージ拡張に利用できます。

私たちが自信をもって「おすすめ」できる理由

シニアスタッフライターのKimber Streamsは2014年にWirecutterでChromebookの調査とテストを開始して以来、リリースされたChromebookのほとんどをテストしてきました。WirecutterのPCチームは37年以上あらゆるラップトップのレビューを提供してきた経験があり、Chromebookや安価なWindowsノートパソコン、ゲーミングPC、豪華なウルトラブックなどを幅広くテスト、レビューしています。

Chromebookの選び方

Chromebookにパワフルさやファンシーな外観は必要ありませんが、使い道を考えるとパフォーマンスとバッテリー寿命、画面の見やすさ、キーボードとトラックパッドの使い勝手は重要です。そこで選考にあたって我々が重視した点は以下のとおりです。

・パフォーマンス:「高速でレスポンスの良いChromebook」と「読み込みや入力が遅くてイライラするChromebook」の違いを決めるのは、プロセッサとメモリ(RAM)です。Chromebookの場合、十分なパフォーマンスを実現するには4GBのRAMと、少なくとも第8世代もしくは第10世代のIntelプロセッサが必要です。多くのタブを操作したり、複数のAndroidアプリを実行したり、ChromebookでLinuxアプリを使用するのであればRAMは8GB、プロセッサは最低限Core m3かi3を選ぶべきでしょう。

過去6年間テストを実施するなかでメモリが4GB未満のChromebook、もしくはIntel NシリーズのCeleronおよびPentiumプロセッサやSamsung、Nvidia、RockchipのARMベースのプロセッサ、あるいはAMDの第7世代A4およびA6プロセッサを搭載した機種はタブの読み込みや入力が遅く、イライラすることが少なくありませんでした。

・価格:2020年半ばの時点で400ドル(約4万3700円)出せば我々が求めるパフォーマンス要件を満たす Chromebookを手に入れることができます。優れた機種だと予算は500ドル(約5万4600円)弱、高スペックを望むのであれば600ドル(約6万5540円)以上を考えるといいでしょう。

・キーボードとトラックパッド:キーボードとトラックパッドは、作業の妨げにならないレベルのものが必要です。400ドル以上のChromebookの多くはラグジュアリーなバックライト付きキーボードを搭載しています。

・バッテリー:Chromebookのバッテリー駆動時間は8時間以上なので、丸1日授業や仕事に使う方でも安心です。

・サイズと重量:飛行機やカフェへと持ち運ぶのであれば、ラップトップは軽量でコンパクトであるほど便利。360度折り返せるコンバーチブルタイプのChromebookの場合、軽ければその分タブレットモードでも使いやすいです。できれば1.3~1.4kg以下が望ましいでしょう。

・スクリーン:13インチから15インチの画面に、解像度1920×1080ピクセルほどが理想的です。それより解像度が高くなるとバッテリー寿命が短くなり、低いと明らかに見にくくなります。安価なChromebookでスクリーンが小ぶりの場合は1366×768ピクセルでも問題ありません。

・ポート:USB-Cだけでなく、古い周辺機器にも対応できるようUSB-Aも搭載してくれるとありがたいです。

・タッチパネルと360度回転モデル:今やほとんどのChromebookがAndroidアプリを搭載しているため、360度回転するモデルは非常に使いやすく、タッチペンがあればなお良し。ただ、これらの機能には追加コストがかかるので必須項目にはしませんでした。

・サポート:Googleは2020年2月にリリースしたすべての新Chromebook製品について、新機能とセキュリティパッチの配信を含む8年間の無料ソフトウェアアップデートを保証しています。各Chromebookモデルの保証期間はGoogleのサポートサイト でチェックするか、お手持ちのChromebookで確認してください。ちなみにこれは、ラップトップの製造元が提供するハードウェア保障とは別です。

Chromebookのテスト方法

キーボードとトラックパッド、スクリーン、スピーカーなど各機種のパフォーマンスの感触をつかむため、丸1日以上それぞれのChromebookとともに暮らしました。GmailやGoogleカレンダーをチェックし、Slackを実行し、音楽をストリーミングし、Googleドライブのスプレッドシートとテキストドキュメントで作業し、Googleドキュメントに入力する際のラグも注視しました。あとはNetflixやHuluで動画も見ました。

Chromebookの使用感を定量化するためJetStream 2というベンチマークツール でパフォーマンスを測定し、その結果とテストでの自分たちの経験とを総合しました。このステップによりIntelの一般的なラップトッププロセッサを搭載したモデルと、Intelの低予算バージョン、AMDチップ、ARM搭載モデルとのパフォーマンスの違いが浮き彫りになりました。

バッテリーのテストには通常のブラウジング動作をエミュレートするよう設計されたChromiumのバッテリーテスト(カスタマイズ版)を使用しました。このテストでは、最初の60%で毎分新しいウェブサイトをロードしてページを下にスクロールし、もとに戻す作業を行ないました。そして次の20%はバックグラウンドタブでオーディオストリーミングを使用しながらGmailタブを読み込み、次の10%はさまざまなGoogleドキュメントのアイテムをロード、最後の10%ではフルスクリーンのYouTube動画を720pで再生しました。このテストをバッテリーが切れるまで続けました。

おすすめのChromebook第1位:Lenovo Chromebook Flex 5 (13″)

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Lenovo Chromebook Flex 5 (13″)は他と一線を画すChromebookです。高速で優れたキーボードとトラックパッドを搭載し、コンパクトで軽量、1080pのタッチパネルは明るく鮮やかです。しかも、どういうわけか比較的低価格。バッテリー駆動時間は一部の製品よりは短いですが、一日の仕事や学習には十分です。

Lenovoからは同タイプでCeleron 5205Uプロセッサとローカルストレージ32GBの廉価版も出ていますが、パフォーマンスと十分なストレージを確保したいなら、多少価格が上でもFlex 5に投資することをおすすめします。ただし、i3プロセッサを搭載したFlex 5が在庫切れの場合や入荷待ちの場合、より安価なCeleron版を選ぶのもいいでしょう。

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Flex 5のキーボード体験は快適。

Flex 5のバックライト付きキーボードは奥行きがあり、快適に入力できます。これまでChromebookを見てきた中で最上級のキーボードです。Chromebookのキーボードにはただ頑丈なだけで扱いにくく、安っぽくてタイピングに不快感を伴うものも多いのですが(Acer Chromebook 314など)本品は違います。 最近のChromebookのトラックパッドは正確で信頼性が高いものが多いですが、本製品も同様です。

Flex 5は重さ約1.3kg、サイズが約31×21×1.8センチと、同価格帯のChromebookの中ではかなり軽量かつコンパクト。重量とサイズはよりハイグレードのGoogle Pixelbook Goに近いですが、Flex 5のほうが若干厚みがあります。

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Flex 5は360度回転タイプなので、タブレットモードでも使用可。画像はテントモード。

生産性およびメディアテストでは、13.3インチ1920×1080のタッチパネルティスプレイは問題なく見えました。安価な Acer Chromebook 712だとディスプレイの彩度が低く、スプレッドシートの明るい色が見えにくいのですが、Flex 5の画面では色あせることはありませんでした。Android Policeのレビュー担当者は同じ機種でスクリーンの端に光のにじみがあったと評していましたが、我々のテストで同様の問題は見られませんでした。ただ、映画やテレビ番組に出ている人物の顔が暗く映っていたので、こうした問題が発生した場合は返品もしくは交換することをおすすめします。Flex 5は360度折り返し可能ですが、かさばりすぎてタブレットモードで快適に保持することはできませんでした(それでも他のChromebookよりは小型で軽量です)。

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右側には電源、音量、USB-Cポート、ロックスロット。

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左側には別のUSB-Cポート、USB-Aポート、ヘッドホンジャック、microSDスロット。

Flex 5はUSB-C 3.1 Gen(2カ所)、USB-A 3.1 Gen 1 port、オーディオジャック、追加ストレージ用のmicroSDスロットなど新旧のUSBポートを備えているため、既存のアクセサリやケーブルのほとんどに対応可能。Flex 5のウェブカメラは他のラップトップと大きな違いはありませんが、プライバシー保護用のシャッターがついているので安心です。Flex 5は最新のWi-Fi規格“Wi-Fi 6 (802.11ax)”もサポートしています。1年間のメーカー保証の他に 100 GBのGoogle One無料ストレージ1年分2028年6月までのアップデートサポート保証が付属しています。

あえて難点を挙げるなら…

ウェブブラウジングのバッテリーテストではFlex 5のバッテリー寿命は9時間54分 で、2020年半ばに我々がテストした大方のChromebookよりも2~3時間短いという結果でした。それでも1日の仕事や授業に耐えられる長さですが、画面の明るさを上げるとさらに短縮されます。あと2時間程度バッテリーが持てばいうことなしなのですが、それを差し引いてもFlex 5は他に代えがたい大きな魅力があります。

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あと、細かい点になりますが、Flex 5は開閉時に両手を使うことが多いのが気になりました。LenovoのYogaモデルのように指をかける場所を作るなど、もう少し開閉しやすい設計にしてもらえるとありがたいです。それ以外はFlex 5のビルド品質は非常に優秀です。

また、我々がテストした端末で付属の充電器を使った際にコイル音が気になりました。これが同機種全般の問題なのか、この端末だけの問題なのか、もう少し他のレビューを見てみないとわかりません。大きな問題ではありませんが、少し耳障りでした。

おすすめのChromebook第2位:HP Chromebook x360 14c-ca0065nr

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Flex 5が手に入らない場合や大きめの画面が必要な方は、次の選択肢としてHP Chromebook x360 14c-ca0065nrをおすすめします。こちらの14cは日常の作業に十分な速度と、頑丈なキーボードとトラックパッドを備えていますが、Flex 5よりも少し重く、バッテリー寿命は1時間ほど短くなっています。それでもこの価格帯のChromebookとしては高速でコンパクト、画面は広々として鮮やかです。

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バックライト付きのキーボードは問題なし。ただ、Flex 5のほうが上。

HP 14cのキーボードはいい意味で特筆すべき点がありません。Flex 5ほど使用感は良くありませんが、レスポンスは快適。広めのトラックパッドも信頼性が高くて正確です。

我々のテストでは、HP 14cのバッテリー寿命は9時間9分で、Flex 5より1時間弱短いという結果でした。推奨するPentiumプロセッサの代わりにCore i3プロセッサを使用しましたが、いずれも日常使いするうえでバッテリー寿命に大きな違いはないでしょう。2020年にテストしたChromebookの中では短めですが、1日の仕事や授業をこなすには十分なはずです。

14cは驚くほど高密度のノートパソコンです。重量は1.64kgでFlex 5よりも約200グラムほど軽いですが、サイズは画面が14インチと広く、Flex 5よりもやや大きめ。それでもこの価格帯で検討した他のChromebookよりもはるかにコンパクトです。

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Flex 5同様、HP 14cも360度折り返し可能。画像はテントモード。

画面は彩度の低いAcer Chromebook 714やAcer Chromebook 314と違って鮮やかです。360度折り返せますが、重量があるためタブレットモードにすると指が画面に食い込みそうでした。

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14cにもFlex 5同様のポートが。右側にmicroSDスロット、ヘッドホンジャック、USB-Cポート、USB-Aポート。

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左側には別のUSB-Cポート、電源ボタン、音量、ハードウェアカメラスイッチ。

14cにはFlex 5と同様にUSB-C3.1Gen1ポート(2カ所)、古い周辺機器を接続可能なUSB-A 3.1 Gen 1ポート、オーディオジャック、microSDスロットが搭載されています。ウェブカメラは暗い場所での撮影はFlex 5にやや劣りますが、リモート授業やビデオ通話には問題なく使えます。またFlex 5同様Wi-Fi6をサポートするほか、1年間の保証と100 GBのGoogle Oneストレージ1年間無料、そして2028年6月までのアップデートサポート保証がついています。

軽量・高速でおすすめのChromebook:Google Pixelbook Go

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多少高くてもいいので「バッテリー駆動時間が長く軽量でコンパクト、高速のChromebookがほしい」という方におすすめなのがGoogle Pixelbook Go。大多数の方はFlex 5で十分ですが、大量のタブを開いて作業することが多い方や、複数のAndroidアプリを実行したりLinuxを使用する場合、メモリの容量が多い機種に投資する価値があります。今回ご紹介する他の機種と違いPixelbook GoにはUSB-Aポートがついていないため、必要に応じてドングルやドックをご用意ください。

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Pixelbook Goのキーボードは浅めですが、タイピング体験は満足度高いです。

Pixelbook Goのバックライト付きキーボードは最新のMacBook同様に浅めですが、タイピング時には反発も良くて満足感があります。メカニカルキーボードマニアの私は「そこそこ使えればいいかな」程度に思っていたのですが、実際はタイピングをかなり楽しんでいました。トラックパッドもスムーズで精度も高く、Flex 5より少し幅広の作りになっています。

2020年半ばに行なったバッテリーテストではPixelbook Goが最高ランクでした。Core i5モデルの持続時間は14時間33分で、我々が推奨するCore m3モデルも同様のパフォーマンスが期待されます。

Pixelbook Goの縦横サイズはFlex 5とほとんど変わりませんが、厚さはわずか約1.3cmで重さも1kgほどと、今回テストした中で最も軽量コンパクトなChromebookになります。持ち運びに最適で2020年のCESにも連れていきました。13.3インチのIPS液晶ディスプレイはくっきり鮮やかで、Flex 5よりも最高明度が高いため屋外や日光の当たる場所での作業にも適しています。Pixelbook Goのタッチパネルは他の製品と同じく解像度が1920×1080ピクセルですが、タブレットモードなどへの切り替えはできません。あくまで優秀なラップトップという位置づけです。

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Pixelbook GoにはUSB-Aポートはありません。右側にあるのはUSB-Cポート。

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左側には別のUSB-Cポートとヘッドホンジャック。

Pixelbook Goにはデータを運ぶ2つのUSB-Cポート(5 GbpsのUSB 3.1 Gen 1)、電源、ディスプレイ、3.5 mmオーディオジャックが搭載されています。

Pixelbook Goは今回おすすめする製品で唯一1080pのウェブカメラを備えており、暗い場所での撮影も含めて最高画質の撮影が可能です。最新のWi-Fi規格であるWi-Fi 6に対応するFlex 5と違い、Pixelbook GoがサポートするのはWi-Fi 5( 802.11ac)。ただ、2020年なかばの時点ではまだほとんどの人がWi-Fi 5を使っているので、現段階では問題ないでしょう。2026年6月までのアップグレードサポート 、1年保証、1年間100GBのGoogle Oneストレージ無料サービスが付属しています。

子どもにおすすめのChromebook:Acer Chromebook 712(C871-C85K)

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小さなお子さん向けに安価で耐久性のあるChromebookをお探しの方におすすめなのが、Acer Chromebook 712 (C871-C85K)この価格帯のChromebookは非常に遅いことが多いのですが、この機種は学習に使う分には速度的に問題はありません。本体は耐久性がありキーボードも防水仕様になっています。ただ、画面の解像度は低くてタッチパネルに対応していないほか、キーボードのタイピング体験もごく平凡です。

画面が小さいにもかかわらず、Chromebook 712はFlex 5よりもかさばり重くなります。これは、耐久性を保持するプラスチック製シャーシによるもので、だからこそ子供が多少乱暴に扱っても耐えられるわけです。バッテリー寿命は12時間4分持続したので、1日授業を受けても電池が切れてしまうことはないでしょう。

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Chromebool 712のディスプレイ(右側)は小さく、低解像度で、色があせて見えます。

Chromebook 712の画面は12インチと小さく、解像度も1366×912ピクセルなので色あせて見えるなど、他機種と比較するまでもなく画質はイマイチです。ただタスクはしっかりこなせます。タッチパネルや360度折り返し機能もついていませんので、耐久性よりもそうした機能が欲しいという方はFlex 5を選ぶことをおすすめします。

Chromebook 712のキーボードは快適さや楽しさはなく、バックライトもついていません。しかし、耐水性はあります。ラップトップには珍しい機能であり、小さいお子さんをお持ちの親御さんには重宝されることでしょう。Acerによると、このキーボードは約312グラムもの液体を処理できる排水システムを備えているんだとか。Chromebook 712の前身であるC771Tにも同じ防滴キーボードデザインが採用されており、Wirecutterの編集者Thorin Klosowskiのお子さんが何度か水をキーボードにこぼしても壊れることはなかったそうです。トラックパッドはまったく問題なく、安っぽい感じはありませんでした。

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右側には電池残量ランプ、USB-Cポート、ケンジントンセキュリティスロット。

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左側には別のUSB-Cポート、USB-Aポート、ヘッドホンジャック、microSDスロット。

Flex 5同様、Chromebook 712もUSB-C 3.2 Gen 1ポート(2カ所)にUSB-A 3.0、microSDスロット、オーディオジャック、Wi-Fi 6を搭載しており、新旧ほとんどのアクサセリに対応可能です。ウェブカメラは可もなく不可もなくという感じ。暗い場所では映りは良くありませんが、ビデオ通話やリモート授業には役立ちます。このChromebookも1年間の保証付きで、100 GBのGoogle Oneストレージが1年間無料で使えます。

これからのChromebook

IntelはCES 2021であらたにPentiumとCeleronのNシリーズを発表しましたが、これは主に最安価格帯のChromebookを対象としたものです。Nシリーズはこれまで遅すぎて推奨できませんでしたが、この新シリーズについてはビデオ通話や基本的なブラウジング、そして速くて反応の良いドキュメント体験を提供してくれることを願います。これらの機種も入手でき次第、本ガイドに掲載します。

AcerはAcer Chromebook Spin 513を発表しました。私たちは新しいQualcomm Snapdragon 7cプロセッサをテストし、Chrome OSでのパフォーマンスを確認したいと思っています。Chromebook Spin 513は400ドル(約4万3460円)からで、入手ししだいテストします。AcerのChromebook Spin 514も480ドル(※日本では6万8000円で販売)で発売されているので、こちらもテスト予定です。Acerはほかにも教育用ChromebookとしてあらたにChromebook Spin 512Chromebook Spin 511Chromebook 311を発表しています。いずれもアメリカでは4月に解禁予定で、基準を満たすものはすぐにテストする予定です。

HP も教育に焦点を当てた複数のChromebookを発表しており、 これらも流通量が増え次第テストします。 Samsung はCES2021でGalaxy Chromebook 2を発表しました。このモデルは画面の解像度が低いので、旧モデルよりもバッテリー寿命が長いことが期待されます。Core i3モデルは700ドル(約7万6480円)から、Celeronモデルは550ドル(約6万90円)からで、 入手でき次第上位機種をテストする予定です。

Asusは CES 2021で新作のChromebookを発表しました。今後数カ月以内に入手できると思いますので、その都度Chromebook Flip C536、Chromebook CX9、Chromebook Flip CM5をレビューしていきます。Lenovo ThinkPad C13 Yoga Chromebook (13インチ)は我々の選考基準より高価ではありますが、テストしていく予定です。

まだある! おすすめのChromebook

Asus Chromebook Flip C433TAは素晴らしいChromebookですが、大きな難点があります。フタの部分に強力な磁石が使われており、両手を使っても毎回開閉に苦労します。別の人にも試してもらいましたが、同様の意見が返ってきました。Chrome Unboxedのレビュー担当者も同じ問題に遭遇したようで、このChromebookを「これまででもっとも開けるのが難しいPC」と称しています。C433TAは今回おすすめした一連の製品よりも価格が高めなので、他の機種が入手できなかった場合に限って検討してみてはいかがでしょうか。

Acer Chromebook Spin 713 (CP713-2W-5874) は長寿命バッテリーに信頼性の高いキーボードとトラックパッド、鮮やかなディスプレイを備えた素晴らしいChromebookです。同価格帯のPixelbook Goと比べて大画面でポートの数も多く、360度折り返しも可能で大変良い機種です。ただ、いかんせん重くてかさばるため、ビルド品質はPixelbook Goのほうが優秀。Spin 713がセール中の場合や重いのが気にならないという方であれば、Spin 713も購入する価値があるでしょう。

HP Chromebook x360 14c-ca0053dxは「おすすめ第2位」でご紹介した製品のパワフルバージョンです。価格も上がって630ドル(約7万円)ほど。Core i3プロセッサを内蔵しメモリは8GBと、Pixelbook Goに最も近い競合です。14cは優れたChromebookですが、Pixelbook のほうが450グラムほど軽量でバッテリー寿命も5.5時間ほど長いため、14cはPixelbook やSpin 713が入手困難な場合や大幅値引きしている場合に限っておすすめします。

今回テストした注目のChromebook

HP Chromebook 15Acer Chromebook 715はこれまで大きな画面が必要なユーザーにおすすめしてきた15インチChromebookでしたが、残念ながらどちらのモデルも入手しづらい状況で、今のところ適切な代替機種はありません。あえて挙げるならLenovo Yoga Chromebook C630になりますが、価格が高い割には重くてディスプレイもバッテリー性能も平凡です。今後、両機種に代わるおすすめ15インチモデルの注目し、こちらのガイドに加えていきたいと思います。

Acer Chromebook 714 (CB714-1W-P5SR)は確かなパフォーマンスとバッテリー駆動時間は文句なしですが、キーボードは及第点で画面は暗く彩度も低めで、バッテリーをのぞいたすべての点でLenovo Flex 5とHP 14cのほうが格上です。頑丈かつコンパクトで、スクリーンとキーボードは優れています。他に選択肢がない場合のみ、714をおすすめします。

Acer Chromebook 314 (C933T-P8SM) は安価でパフォーマンスも十分安定しているため、おすすめ上位機種が入手できない場合には購入を検討してみるといいでしょう。Pentium Silver N5030プロセッサはこれまでテストした唯一のNシリーズプロセッサですが、ほとんどの人のニーズに十分対応してくれます。ただ、おすすめ上位機種と比べてキーボードにチープ感があり、タイピング体験はイマイチ。ディスプレイの色も緑がかって見え、色あせた印象です。

確かなパフォーマンスと信頼性の高いトラックパッドにバックライト付きのキーボードを備えた、Asus Chromebook Flip C434バッテリー駆動時間も長く、スクリーン枠も細めで以前はおすすめ上位機種だったのですが、ベースモデル8GBのRAM搭載モデルのいずれも1位と2位の機種と比べると高価格だったことと、「タッチパネルの応答がない」「ディスプレイがオンにならない」「キーボードとトラックパッドに欠陥がある」といったハードウェアの不具合が多く報告されていたことから、今回はランキングから外れました。我々がレビューした機種も、ディスプレイ表示の不具合がありました。優れたChromebookは、搭載する機能すべてが正常に機能しなければ意味がありません。ノートPCでギャンブルをする必要はありませんから。

HP Pro c640 Chromebookは同様のスペックを備えたPixelbook Goと価格も近いですが、重量が400グラムほど重く、我々のテストではバッテリー寿命が数時間短く、白いバックライト付きのシルバーのキーボードは見にくいものでした。Pixelbook Goが在庫切れの場合に代替機種として選ぶなら良いかもしれませんが、わざわざPixelbook Goではなくc640を選ぶ理由は見当たりません。

HP Chromebook x360 14bは複数のバージョンが小売業者で購入できるようになりました。これらのモデルはいずれもHP Chromebook x360 14に近いものですが、Chrome Unboxedは「プロセッサは小さく、ディスプレイもそれほどプレミアムではない低価格らしいビルド品質」と評しています。1080pの画面と十分な速度のプロセッサを搭載するモデルは見つかりませんでした。

以前はAsus Chromebook Flip C302CAもおすすめでしたが、2023年6月にアップデートが終了するため、今は推奨していません。Samsung Chromebook Plus V2も同じ理由(アップデートサポートが2024年6月に終了)でおすすめしていません。しかも、高価格です。

Acer Chromebook Spin 512は約500ドル。12インチ、解像度1366×768ディスプレイ、約1.5kgの重量のPCとしては高すぎます。

以前はAcer Chromebook 11 C771Tをコスパが良い機種として紹介していたのですが、今はその後継機Acer Chromebook 712をおすすめしています。C771Tのサポートも2023年6月に終了します。

Lenovo Chromebook Duetはキーボードとキックスタンドが付属する安価なChrome OSタブレットです。ただ、使ってみるとキーボードが窮屈すぎて調整が不可能だと気付きました。生活のため使いにくいキーボードでも仕方ない、という人でもむずかしいはずです。しかも、日々の仕事をするにはプロセッサが遅すぎます。ヘッドホンジャックもありません。どうしてもChrome OSが必要だという場合を除き、もう少し予算をかけてFlex 5にしたほうがいいでしょう。

Google Pixelbookは1,000ドル(約10万8650円)からで、2024年6月にサポートが切れます。Chromebookをテストした中で最高のキーボードとトラックパッドを備えた、驚くほど薄くて軽い12.3インチのコンバーチブルタイプですが、それを加味してもやはり価格が高い。また、はるかに安価な製品よりもバッテリー駆動時間が不足しています。

Asus Chromebook Flip C436も良いChromebookですが価格が高すぎます。Pixelbook Goはより安く、より軽く、より薄く、よりバッテリー持ちも良くてキーボードも優れています。

Dell Latitude 5400 Chromebook Enterpriseについては、ほとんどの人が「これはChromebookじゃない」と感じるでしょう。ビジネスにフォーカスしたこの製品は、強力なCore i5-8365Uプロセッサと8GBのRAM、256GBのストレージ、そして山のようなポートを備えています。その分約1.5kgと重く、価格も高めの約900ドル(約9万8330円)です。

Acer Chromebook 13とそのコンバーチブルバージョンのAcer Chromebook Spin 13は約700ドルから。Google Pixelbook Goのほうがより小さく軽く、安価です。

Samsung Galaxy Chromebook はバッテリー駆動時間が短く価格も約1,000ドルと高めです。Acer Chromebook 315はAMD A4-9120CとA6-9220Cの両方をテストしましたが、いずれも日常の作業をするにはスピードが遅すぎます。ブラウジング、ドキュメント、スプレッドシートのすべてにおいて、ロード時間がおすすめ上位機種の2倍程度の時間がかかりました。Asus Chromebook Flip C101のRockchip RK3399プロセッサは、日常使いするには遅すぎます。またC101は小型すぎて快適に入力できませんでした。

Intel Pentium N4200、N4100、N4000のプロセッサを搭載したChromebookは軽めの作業でも速度が遅すぎるため、おすすめしません。Intel N3000シリーズを搭載した多くのChromebookはまだ入手可能ですが、こちらも当初複数のChromebookをテストした際、いくつかのタブを開くだけで遅延が発生するなど、日常の作業に使うにはスピードが遅すぎることがわかりました。2020年代にこのようなノートパソコンを購入することは絶対におすすめできません。 RAMが4 GB未満のChromebookはテストの対象外としました。

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