小型でバク宙もお手のもの。『死亡遊戯』カラーで「Spot」ソックリな中国の犬型ロボ「絶影 Mini Lite」

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  • author 岡本玄介
小型でバク宙もお手のもの。『死亡遊戯』カラーで「Spot」ソックリな中国の犬型ロボ「絶影 Mini Lite」

この黄色×黒は、ブルース・リーのジャージがネタ元とのこと。

ボストン・ダイナミクスの犬型ロボ「Spot」の発表以後、世界各地で似たような四脚ロボットが作られています。それは浙江省の杭州市にある、DeepRoboticsでも同じ。ですが彼らが作っている「絶影 Mini Lite」は、重さ9kgで高さ355mm、全長が560mmで全幅が200mmという小型犬サイズなのです。

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Image: DeepRobotics

歩き方は「Spot」とソックリですが、軽いからなのか、連続バク宙も、横向きに回転して裏がって起き上がるのもお手のもの。身体をよじって踊ったり、LiDERおよび深度カメラといったアタッチメントを付ければ、自律的に障害物を避けて歩き、ご主人様に付いて歩くのだっておまかせあれです。

Video: DeepRobotics/YouTube

音声操作ができ返答もする

前後に障害物があればそれ以上進まず、音声指示には音声で応答する機能もありますね。最高速度は秒速3.5mで、フル充電にて1.5~3時間ほど稼働できるようになっています。プロセッサーにはIntel製のものが使われ、OSはUbuntuで動作するROS(Robot Operating System)を使用。プログラミングに用いるのはC/C++とPythonなのだそうです。

「絶影」シリーズは全4種

「Spot」は、たとえばロケット実験の爆発現場など、人間が立ち入れない場所を遠隔操作で調査するもの。そして安全のため人が近くにいることを推奨していません。

DeepRoboticsは同様に、危険区域の調査や救助に適した「絶影 Pro」や、産業用のスタンダードモデル「絶影」、それとロボット工学の研究や実験に使う「絶影 Mini」といったシリーズを作っており、この「絶影 Mini Lite」はSTEM教育用という位置付けのようです。でもこれなら小さいですし、ペットのように扱っても大丈夫そうですよね。

『死亡遊戯』にインスパイアされた

新華社の取材によりますと、この黄色に黒のラインというカラーリングは、ブルース・リーの象徴的なジャージに触発されたのだそうです。そこには「独特で深い文化的基盤が、社風とマッチしているから採用した」という社長の弁が書かれています。「Spot」からの影響についてはありませんが…そこは推して知るべしでしょう。

買える値段だといいな

値段は不明ですが、さすがに本家ボストン・ダイナミクスの800万円よりは安かろうと思います。「絶影」シリーズは似て非なるものですが、いつぞやのジェフ・ベゾスみたいに、並んでお散歩してみたいものですね。

Source: YouTube, 新華社, DeepRobotics via IEEE SPECTRUM

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