消費者も買い求めやすくなりますね。
EVバイクや小型の軽電気自動車に、同じ交換式バッテリーを使おう! ということで、ホンダ、ヤマハ、オーストリアのKTM、イタリアのピアッジオの4社が連携して開発を進めることが決まりました。
統一規格はいいこと尽くめ
ホンダの発表では、5月にこの4社でコンソーシアムを設立し、共同事業を始めるとのこと。これにより充電池の範囲拡大、充電時間の短縮、車両およびインフラ整備のコスト削減が期待でき、より持続可能なサイクル管理に貢献できるだろう、と綴っています。
モペッドから4輪車まで
充電池はLカテゴリーに属するもので、モペッド(ペダル付きバイク)、バイク、トライク、4輪車といった乗り物に使え、国際標準化を目指します。また関心を持つ関係企業などにも、協力してもらうべく参加を呼びかけるようになります。あたかも乾電池のようなイメージで、充電切れになったらスグ交換できるのは超便利です。
EVバイクでは画期的なアイディア
ガソリン車で使うバッテリーは使い回しができていたのに、EVバイクは新しい乗り物なので共通の規格がなく、それぞれが個々のマシンに合わせて作っているのが現状です。それに充電するのに時間がかかるのも難点のひとつ。独自規格だと、壊れたときに新品を探して仕入れるのも大変ですよね。
そこで4社は、交換だけでフル充電になる共通の充電池開発、および各地での充電スタンドの整備も視野に入れてゆくのだそうです。特に欧州では電動化の流れが加速しているので、EVバイクの普及が期待されているとのこと。なのでKTMとピアッジオが参加しているのですね。
どのように置くかでデザインも決まる?
参加するメーカーは、これからこのバッテリーありきでデザインを決めていくことになるのかなと思います。大型車ならバッテリーを複数本、縦置きや横置きにするなども考えられます。ともあれ、この充電池を搭載した、イカしたバイクの登場に期待したいですね。