タマゴのような、宅配バイクのような、未来の自家用車です。
ミシガン州のスタートアップ企業NIMBUS(ニムバス)から、渋滞と大気汚染に対抗するために作られたふたり乗りのEVトライク「Halo」が世界に発進しようとしています。
これは自家用車とバイクのハーフみたいな車両で、車幅は一般的な乗用車の半分を下回る80cm。自動車の間をスイーっと通り抜け、駐車はバイク用に停められるので、駐車料金が削減できるのもポイントです。
1 cent/mile in electricity. Park anywhere. Save hours on your commute a month. The future of urban mobility is coming.
Posted by Nimbus EV on Thursday, September 10, 2020
時速80kmで最長191kmを走る
最高時速は80kmで、時速48kmに達するまでわずか2.9秒という速さを誇ります。走行距離は、購入時に選んだ8.1kWhか12.4kWhのリチウム充電池により、フル充電で126kmか191kmを走ることができます。家庭用のコンセントで充電すると、5.4時間および8.3時間以内に95%までチャージができますが、レベル3の急速充電器を使うと45分に短縮されるのだとか。
Up to 119 miles of range charged overnight with a household outlet. 3x greener than a Tesla.
Posted by Nimbus EV on Thursday, September 10, 2020
快適さと安全性を重視
内部にはBluetoothスピーカーとエアコン、そしてタッチスクリーンがオプションで追加でき、3つのエアバッグと筋交いの入った強化ドア、そしてABSが運転手を護ります。また内蔵されたインテリジェントセンサーが毎秒数千回の計算をして安全運転に貢献するのも特徴で、ソフトウェアは自動的にアップデートされるようになっています。
While the three airbags and the ultra-high strength steel structure is important for safety, we believe not getting into...
Posted by Nimbus EV on Thursday, September 17, 2020
ちなみに、自家用車型のEVを作るより1/3の材料で済むのでエコ、というのもウリのひとつです。
軽自動車より安い
もし「Halo」を購入するなら、お値段は6,420ドル(約68万6400円)で、レンタルするなら月々99ドル(約1万円)となっています。発売時期は欧米と南米では2022年より、そしてアジアでは2023年の予定となっています。
ちなみに最高時速が145kmで352kmの距離を走れる「Nimbus X」という上位モデルも予約を受け付け中です。こちらは1万9,400ドル(約207万円)なので、もっと風になりたい方はぜひ。
A perfectly-sized electric vehicle for your everyday needs. Rent one for as low as $99/month with $0 down.
Posted by Nimbus EV on Thursday, September 10, 2020
内装を見ると自動車っぽいですが、バイクのように車体を傾けてコーナリングするのは楽しそう。都市型のモビリティーは、雨に濡れずに移動できるこうした乗り物がちょうど良さそうですね。