クアルコムのチップ不足がAndroidスマホにも影響するかも

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  • author Sam Rutherford - Gizmodo US
  • [原文]
  • 塚本直樹
クアルコムのチップ不足がAndroidスマホにも影響するかも
Image: Sam Rutherford

あっちもこっちもチップ不足…。

今年に入ってから自動車産業やゲーム市場など、さまざまな分野でチップの不足が叫ばれています。そしてQualcomm(クアルコム)のチップの供給量が減少し始めたことで、とうとうAndroidスマートフォンにも影響が出はじめているようです。

ロイターに寄せられた2人の情報筋の証言によると、Samsung Electronics Co(クアルコムの製造パートナーかつさまざまなSnapdragonチップの製造を担当)は低価格帯と中価格帯のプロセッサにくわえて、フラッグシップモデルであるSnapdragon 888のチップも不足しているとのこと。

現在のところ、これらのチップ不足が販売製品の入手性に影響を与えているかどうかは不明です。しかしこの状況が続けば将来に影響が出るのはほぼ確実で、あるメーカーの幹部は匿名でReuters(ロイター)に対し、クアルコムの複数のチップが不足しているため同社は2021年の総出荷台数を削減せざるを得なくなったと語っています。

クアルコムのチップ不足のニュースは、Xiaomi(シャオミ)のLu Weibing(ルー・ワイビン)ヴァイス・プレジデントがWeiboにて、供給問題は単なる不足ではなく「極度の不足」だと語った以前の警告に続くものです。

現在、クアルコムのサプライチェーンにおける大きな障害の1つは、Samsung(サムスン)の5nm製造プロセスのようです。5nm製造プロセスは比較的新しく、前世代のチップと比較して大量生産の最適化が難しいとされています。

先月のテキサスでの深刻な寒波も、チップ不足の一因となっています。ロイター通信によると、テキサス州にあるサムスンのRFモジュールを製造する工場の1つが、停電のためにしばらくの間操業を停止していたとのことです。

状況を見渡すと、自動車からゲーム機、そして今ではAndroidスマートフォンに至るまで、あらゆるものに影響を及ぼすチップ不足により、今年後半に向けて状況が回復し始める前に電子機器の入手可能性はずっと悪くなる可能があります。

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