おすすめ卓上スタンディングデスク4選! テレワークの「座りっぱなし」を解消します

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おすすめ卓上スタンディングデスク4選! テレワークの「座りっぱなし」を解消します
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いつの間にか、こんなにあったんだ!

テレワーク時代の今、「座りっぱなしは体に悪いし、スタンディングデスクっていいな…」と憧れますよね。でも、昇降機能のついたフルサイズデスク はちょっと大げさかな…と迷われている方におすすめなのが卓上スタンディングデスク。家にあるデスクやテーブルの上に置くだけで、スタンディングデスクに早変わりするアイデア商品です。

その中でも、15台の卓上スタンディングデスクをWirecutter編集部が実際に組立てて比較テストを実施した結果、自信をもっておすすめするのがKangaroo Pro Junior です。テストした製品のなかでもっとも安定感があり、人間工学に基づいた最高の昇降式卓上スタンディングデスクです!

おすすめ卓上スタンディングデスク1位:Ergo Desktop Kangaroo Pro Junior

Kangaroo Pro Junior

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どんな場所にも最適な卓上スタンディングデスク

この商品はコンパクトでありながら、十分な作業スペースと安定感を確保。身長約185cmの方まで幅広く対応しているので、誰でも快適に利用できます。

卓上スタンディングデスクというのは往々にして「机の高さを変えたいけど、大きいのを買えないからこれにした」という、消去法的なオプションになりがちです。でもErgoの卓上スタンディングデスクKangaroo Pro Juniorなら使い方も簡単で、人間工学に基づき「体への優しさ」への妥協も最小限に抑えた構造に。実はこれ、卓上スタンディングデスクとしてはかなり画期的なのです。モニターマウントタイプなので、「デスクの上がキーボードとマウスとモニターでごちゃごちゃ」という悩みも解消し、デスクを広く使うことができます。モニターマウントとオプションのキーボード台の高さは個別に調節可能で、天板昇降はレバーを回すだけ。腕や首の角度など、体にできるだけ負担をかけない位置をカスタマイズできます。

おすすめ卓上スタンディングデスク第2位:VertDesk 35.5" Wide Standing Desk Converter

VertDesk 35.5" Wide Standing Desk Converter

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VESA規格非対応のモニター、ラップトップ向け

こちらは、モニタースタンド付きのパソコンやラップトップには、最適の卓上スタンディングデスク。安定感抜群で、キーボード台も上げ下げ可能。しかも省スペースです。

VESA規格非対応のモニターをお持ちの方、またはラップトップのスクリーンをそのまま使いたい方におすすめなのが VertDesk Standing Desk Converterです。他商品と比べて安定感があり、がたつきがちなキーボード台の使用感も抜群。高さ調節の際もスムーズに上下してくれます。ケーブルルーティングもビルトインされているので、セットアップも簡単です。

電動式卓上スタンディングデスクなら:Uplift E7 Electric Standing Desk Converter

Uplift E7 Electric Standing Desk Converter

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最高の電動式卓上スタンディングデスク

手動式に比べると重量やサイズも大きくなりますが、その分ボタン1つでお好みの高さに自動で調整してくれる手軽さが魅力。作業スペースが広く取れますし、オプションで下段にキーボード台も設置可能。

すでにテレワーク専用のデスク(大きめの)がある、という方には E7 by Uplift が便利です。重さは約45kgで奥行きだけでも66cm(キーボード台付きなら100cm強)というダイナミックな作り。電動式卓上スタンディングデスクの中では静音、高速など機能はピカイチでデザインも豊富です。オプションでキーボード台を設置することも可能。

コスパ重視の卓上スタンディングデスク:Fully Cora Standing Desk Converter

Fully Cora Standing Desk Converter

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耐久性よりもコスパ派向け、ラップトップ専用

とにかく、いますぐスタンディングデスクが欲しい!という方、もしくはラップトップしか使わない、という方には機能と価格を最小限に抑えたCoraがおすすめです。

私たちが自信をもって「おすすめ」できる理由

Wirecutterでは、2013年からずっと昇降式卓上スタンディングデスクのテストと商品紹介を行なってきました。まず、最初の5年間はデスクトップ用のスタンディングデスクを6品テストしました。そして2019年には商品の範囲を拡大し、さらなるテストとおすすめ商品紹介を実施し、独自のガイドにまとめました。

長年スタンディスングデスクを精査するなかで、人間工学や生産性の専門家の声にも耳を傾けてきました。作業時の姿勢に関する研究ではパイオニアといえるMayo ClinicのJames Levine氏の著書にも目を通し、またスタンディングデスクを世に発信した初期のジャーナリストの1人であるShane Harrisの話も伺いました。本ガイドおよびホームオフィスでの作業に関するガイドについては、コーネル大学の人間工学研究グループ(CUErgo) の研究を参照しています。さらに、固定のスタンディングデスクと卓上スタンディングデスクのメーカー各社とその設計や目標、そして我々が感じた問題点について話し合ってきました。

本ガイドの元編集者であるネイサン・エドワーズと私は卓上スタンディングデスクにとどまらず、Wirecutter上で多数のホームオフィス向けグッズや家具、電子機器に関するガイドを作成、編集してきました。 私はスタンディングデスク用マットのガイドを執筆し、ネイサンもまた本ガイドとスタンディングデスクマットガイドの前バージョンを作成し、さらに2014年以降は昇降式スタンディングデスクの紹介をしていることもここに記しておきます。

卓上スタンディングデスクをおすすめしたい人(卓上スタンディングデスクで健康改善が期待できる方)

卓上スタンディングデスクは、「 フルサイズの固定スタンディングデスクはいらないけど、パソコン作業で座位と立位を使い分けたい」という方向けの製品です。卓上が選ばれる理由はいくつか考えられますが、本ガイドはそれらすべてを考慮して商品を選択しています。

・固定スタンディングデスクに650ドル(約7万950円)は高額すぎて手が出ない

・今のデスクが気に入っている

・会社で固定スタンディングデスクの経費は出ないが卓上なら対応してくれる

・家のスペース的にスタンディングは厳しく、ダイニングテーブルで仕事をしているので食事時に片づけないといけない

我々がおすすめする卓上スタンディングデスクは主に、キーボードとマウス、そしてモニターを備えたコンピューター(ラップトップおよびデスクトップ)を使って仕事をしている方を対象にしたものです。中にはノートとペンを使って文書や絵を作成できる安定性を備えたものもありますが、ほとんどの場合はサイズ的に対応していません。そうした使用法を希望される場合は、固定スタンディングデスクもしくは製図板(製図台)を検討してください。

人はなぜ仕事中に立ったり座ったりしたいと思うのでしょうか? 過去の研究では、長時間座ったままでいると、寿命が縮むことがわかっています。13件の研究を分析したところ、体を動かさずに1日8時間以上座っていると肥満や喫煙と同様の健康リスクがあると示唆されています。また対象者計400万名にのぼる43もの広範な研究では、ガンの発生率が高まる可能性があることもわかっています。

そうしたリスクは1日に60分から75分間、適度に活動することで回避できます。では、作業時にスタンディングデスクを利用することで、座りっぱなしでいることのダメージに対抗できるのでしょうか? 残念ながら、この点についてはまだ証明されていません。The New York Timesでも、過去に「スタンディングデスクは過大評価されており、健康上の効果は何もない」という見出しとともに、ある小児科医の強硬な意見を掲載しています。

だからといって卓上スタンディングデスクに効果がないとは言えません。小規模ながらレスター大学での研究では、スタンディングデスクを活用することで生産性が向上すると示唆しています。私はこの見解に同意します。早朝や昼食後など、立っていることで眠気が妨げられますし、座る、立つ、動く、というサイクルを繰り返すことで時々コップ一杯の水を飲むことにつながります。これだけでも良い習慣であり、ポモドーロテクニックの一種ということもできます。

卓上スタンディングデスクの選び方

長年にわたって卓上スタンディングデスク、固定スタンディングデスク、さらに段ボール製のスタンディングデスク風の製品までを使用してきた我々は、座位と立位のセットアップに必要な要素を数多く学んできました。我々が重要視しているのは以下のポイントです。

天板の高さ調整がしやすいか:

これは非常に重要な要素です。デスクを自分にとって一番使いやすい高さに、しかも簡単に調整してロックできるかどうか。モニター台がついている場合は、目の高さにモニターがくるよう、簡単に設置できるかどうかが大事です。


・昇降しやすいか:

手動式の場合どの程度の力や技術が必要かで考えました。電動式では昇降の時間と微調整の手軽さを考慮しました。いずれの場合も、1日に数回行なう操作がわずらわしく感じられるかどうかも検討しました。


・一般的な人間工学:

卓上スタンディングデスクは、使用する人が腕の長さ分だけ画面と距離を取り、肘の角度が限りなく90度に近くなるよう設計されている必要があります。これが不十分だとキーボードとスクリーンが近すぎ(もしくは遠すぎ)たり、腕を高く持ち上げて作業したりする羽目になります。


・作業スペースとレイアウト:

サイズはさまざまですが、卓上スタンディングデスクには最適なスペースとレイアウトが必要だと考えています。1段式であればレバーやハンドルが邪魔になることなく、作業スペースを最大限広くとれることが重要です。2段式もしくは電動式では、キーボードとマウスのスペースのほかに、グラスやカップ、中型のノートとペンなど、いくつかのアイテムを収納するスペースがあれば十分です。


・高さ:

卓上スタンディングデスクはできるだけ幅広い身長のユーザーに対応している必要があります。我々が推奨する固定スタンディングデスクのほとんどは1m90cm前後にまで対応していることから、それに達しないものは(一部のノートパソコンスタンド以外)除外しました。


・デスクからの距離(最低高度):

土台となる机やテーブルと、卓上スタンディングデスクの天板と高低差は重要です。天板に厚みがありすぎると机からタイピング面が6cm程度高くなる可能性があります。大した高さではないと思うかもしれませんが、椅子の高さが足りず、適切な距離感がとれない場合があります。


・静音レベル:

この要因は電動式と一部の手動式で考慮すべき事項です。高さを調節する際にきしみ音が出たり、不安定なモーター音がしたり、金属コイルが曲がる音が鳴ることがあります。ただ、ノイズだけを理由に除外したデスクはありません。


・ひっかけたり、ぶつかったりしないかどうか:

なんでこんな項目があるの? と思われるかもしれませんが、実は大事なことです。手動式の卓上スタンディングデスクの場合、アームやレバー、つなぎ目、ばねなど、手やケーブルがひっかかる恐れのある可動部分がいくつもあるため注意が必要です。電動式の場合衝突を検知したり、抵抗を感知した際にデスクの動きを停止する機能を搭載したものを選んでいます。


・デスクの奥行き:

コンパクト感を重視して卓上型を選ぶ方が多いことから、一般的な固定スタンディングデスク(約76cm)以上のものは、適切でないと考えます。


・重量:

今回テストした1段型、手動の2段型はキッチンやダイニングテーブルなどで使用するケースも多く、食事時などに手軽に移動できることが重要なポイントです。そのため、重量も大切なファクターになります。


・外観:

外観を売りにした製品はほとんどありませんでしたが、デザイン性を持たせたものや、昇降設備をうまく隠したものなどは、チェックしています。

テスト方法

上記の優先事項を念頭に、2018年後半から2019年初頭にかけ、次の3つのカテゴリで15台の卓上スタンディングデスクをテストしました。

一段式卓上スタンディングデスクデスク(ノートパソコンスタンドも含む)

Fully Cora

Vivo V000HB 32”

VariDesk Laptop 30

Stand Steady X-Elite Pro

二段式卓上スタンディングデスク

Fully Cooper

Vivo V000V 36”

VariDesk ProPlus 30

WorkFit-TX

VertDesk Converter

Kangaroo Pro Junior

WorkFit-S Single LD Workstation with Worksurface

電動式卓上スタンディングデスク

Uplift E7

VariDesk ProPlus 36 Electric

Vivo V000EB 36”

Movi Workspace

上記のモデルの中には複数のサイズを展開しているものや、大きめサイズを提供しているものもあるため、評価する際はこの点を考慮しています(大きめサイズがあるものは、「スペース不足」という理由で減点はしていません)。

私はテスト対象のデスクすべてをダイニングテーブル(奥行:約1m)で使用し、Wirecutterの先輩ライターのキンバー・ストリームと私の妻にも試してもらいました。各製品を少なくとも丸1日使用した後、私のホームオフィスにある小さめの昇降式デスク(76cm×152cm)と、別の高さの固定デスクでも使ってみました。

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卓上スタンディングデスクのテストでは、固定スタンディングデスクと同様にすべての製品を実際に使って仕事をしてみました。つまり、ラップトップやキーボードでタイピングをしたり、マウスを使ったり、飲み物を飲んだり、スペースが許せばノートに落書きをしたりしました。その間30分周期で「座る」「立つ」「歩く」を繰り返してみました。

対象の製品の中には「固定スタンディングデスクより前後左右の安定感はあるが、振動に弱い(振動がモニターに伝わりやすい)」ものもあり、それもチェックしています。デスク昇降にわずらわしさがないか、またコードが機械に引っかかりやすくはないかもテストしました。卓上デスクをテーブル近くまで最大限下げた時の見た目や、ノートパソコンスタンドの場合は折りたたみやすさや収納のしやすさについても検討しています。

おすすめ卓上スタンディングデスク第1位: Ergo Desktop Kangaroo Pro Junior

Kangaroo Pro Juniorは、我々が5年以上にわたって推奨している卓上スタンディングデスクです。手ごろな大きさと、人間工学に基づいたデザインは、マウスやキーボード、モニターを使ったスタンディングワークステーションとして最適です。

全製品の中で天板とモニターの高さ設定がもっとも手軽で、2段式よりはやや手狭ですが非常に安定していました。Kangaroo Pro Juniorは高い位置に設定してもグラつきが気になることはなく、フラットでオープンな天板はキーボードやマウスも広々使えます。上質で通常のオフィス家具と比べても遜色なく、その意味ではこのカテゴリーの到達点にあるといっていいでしょう。

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Kangaroo Pro Juniorは今回テストした他の卓上スタンディングデスクとは昇降方法が異なり、天板とモニターマウントの位置はつまみノブで調整します。実はここが優秀なポイント。他の昇降式や電動式卓上スタンディングデスクよりも高さ調節に多少時間がかかりますが、その分このシステムには以下の3つの利点があります。

•モニターと作業台は自分にぴったりの位置に無段階で調整可能。この点で電動式卓上スタンディングデスクVaridesk ProPlusなどを一歩リード


•窒素ガスによるガス圧昇降を採用しており、Workfit-TXなどと比較しても余分な力をかけずに楽に昇降できます


•いったん天板を固定すれば、安定感のあるデスクが完成。他のデスクと比べてグラつきがほとんどありません。Workfit-Sは寄りかかって体重をかけると作業台が下がってしまうことがありますが、本製品はそれもありません

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ほとんどの卓上スタンディングデスクは作業台が広いと重く、キーボードとマウスは小さなトレイのような場所に追いやられがちです。Kangaroo Pro Juniorは奥行き50cmほどで、同カテゴリでテストした他のデスクよりも2.5cmから7cmほど短く、Fully Cooperや VariDesk Pro Plusと比べると25cmもコンパクト。

重量は約15kgと決して軽くはありませんが、他のモニターマウント型の2段式卓上スタンディングデスクよりは軽量なので、片づけや移動する場合でも比較的持ち運びやすくなっています(その際は、プラグやコードを抜いてください)。本品よりも軽くその分機能が少ない物や、機能は多いけれど重いという製品もありましたが、Kangaroo Pro Juniorがもっともバランスのとれた製品です。

Kangaroo Pro Juniorの天板の厚さは約1.3cm、土台となるテーブルとの隙間は6mm程度なのでタイピング位置はテーブルよりも1.9cmほど高くなるだけ。ほとんどの卓上スタンディングデスクでは2.5cm程度高くなります。作業やキーボードを使う際のがたつきが気になる場合(他の製品よりは軽減されています)は、下にタオルや毛布を敷くことで軽減します。

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Kangaroo Pro Juniorが本領発揮するのは、やはり立位での利用です。取り外し可能な支柱がぐらつきを防ぎ、しっかりとした土台で振動を抑えます。同タイプのWorkfit-Sは立位だとキーボード台がガタつきますし、他の2段式卓上スタンディングデスクのキーボード台も同様にガタついたり振動する様子が見られました。比較的安定感がある製品でもKangaroo Pro Juniorには及ばず、同製品がもっとも安定してしっかりとした使用感を得られました。

Kangaroo Pro Juniorのモニター台と天板はマットブラックのプラスチック製で、それを支える柱はメタルというシンプルな作り。目につくロゴや光るLEDボタン、丸みを帯びた角といったデザイン性重視のアイテムは見当たりません。Upliftの電動式卓上スタンディングデスクE7のような竹製のデスクと比べると殺風景に思えますが、シンプルだからこそどんな場所でも悪目立ちすることなく、なじみやすいデザインになっています。かといってVertDesk、Vivo、Varideskなどのようにまったくのブラックというわけでもなく、黒とメタルの組み合わせはかえって特徴的に映ります。

Kangaroo Pro Juniorは組み立ても簡単。金属パーツはフラットで丸みを帯びているので、土台になるテーブルや机を傷つける心配はありません。製造元のErgo Desktopから直接購入した場合、30日間の無料保証つき(全額返金対応)です。ガススプリングと可動部品は5年保証が、鉄製の支柱は10年保証がついています。テスト開始から約6カ月間Kangaroo Pro Juniorを使用しましたが、目立った摩耗は見られませんでした。

Kangaroo Pro JuniorはVESA規格対応モニター1台にキーボード、マウスを使う方に最適な商品です。同社ではスタンド付きモニターやデュアルモニター、ラップトップ、オールインワンデスクトップなど、オフィス環境に合わせて幅広い商品を提供しています。 たとえば、Kangaroo Pro Juniorのモニターマウントは回転しませんが、別モデルKangaroo Proのモニター台は回転します。奥行きを広げたい方は、オプションのキーボード台をつけることもできます。

あえて欠点を上げるなら…。

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Kangaroo Pro Juniorの天板は垂直に昇降し、フレームはありません。そのため、天板を下げた時に物が挟まってしまう可能性があります。20分から24分ほど座って作業したら4分から6分程度は立って作業する、といったこまめなサイクルが推奨されていますが、しばらく立位が続いた時には天板の下を確認するようにしましょう。

ケーブル類が邪魔にならないようきちんと束ねておきたい場合、Kangarooにはケーブル用のリングクリップや配線整理用ツールなどはついていないので個別に用意する必要があります。ケーブルが可動パーツの妨げになったり、天板を上げた際にコンセントプラグが抜けないよう注視してください。配線ケーブルの処理は卓上スタンディングデスク共通の課題ですが、VarideskやWorkfit、VertDeskなどはケーブルを通すホールやクリップが付属しています。

取り外し可能なミニ支柱は便利ですが、スペースをとるという難点も。ただし支柱を最適な高さでロックしておけば、立位作業向けに天板を上げる際のマーカー代わりにもなります。

おすすめ卓上スタンディングデスク第2位: VertDesk Standing Desk Converter

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VertDesk Standing Desk Converterは、ひと言でいうとKangaroo Pro Juniorがカバーしていない状況をほとんどカバーする商品です。2段式なのでVESA規格対応にかぎらず、スタンド付きのモニターや一体型デスクトップでも使用できます。ラップトップをメインスクリーンとして使う場合でも対応可能。昇降用のアームが左右にあるので上下動を若干スピーディに行なえますが、Kangaroo Pro Juniorよりもサイズは大きめです。

VertDeskはKangaroo Pro Juniorのように垂直に昇降するわけではありませんが、大きく前にせり出してくるわけでもありません。安定感を維持しつつスムーズに動くので高さ調整も簡単です。VivoとCooperと比較して、立位でも全体的に安定しています。

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VertDeskはさまざまなモニターに対応しています。 ラップトップ(スタンド付きもOK)、 スタンド付きモニター(デュアルも可)はもちろん、 モニターアームを設置することもできます。上段の背面中央にはモニターのケーブルを通す穴があいており、交換可能なグロメットがついています。VertDeskのキーボード台は奥行きが約32cmと、我々が試したノートパソコン対応の卓上スタンディングデスクの中で最大で、奥行きが広く幅はやや狭めという設計です。マウスや大きめのキーボードに小さめのメモ帳を置いてもスペースは十分。キーボード台の傾斜角度は調整可能で、Vivoと比べると設定した角度でしっかりと固定されます。

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VertDeskにも欠点はありますが、他の卓上スタンディングデスクと共通するものがほとんどです。キーボード台は座位で使用する際にテーブルや机から2.5cm以上高くなるため、椅子の高さなどワークスペースに若干の調整が必要かもしれません。VertDeskのカラーバリエーションはマットブラックとホワイトがありますが、オリジナリティがあるとまでは言えません。キーボードやマウスでの作業スペースはフレームの内側にあり、立位ではコーヒーカップよりも高い位置まで起き上がりますが、座位に戻したときには物が当たってしまう恐れもあるので注意が必要です。他の製品同様、フレーム周辺の部品や可動部に配線コードがひっかからないよう管理してください。

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卓上スタンディングデスクVertDeskには「例外なし」で5年保証つき。スタンド付きモニターを2台お持ちの方は、70ドル(約7,640円)上乗せして42インチバージョンをご検討ください。

電動式卓上スタンディングデスクならE7 Electric Standing Desk Converter

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電動式卓上スタンディングデスクとプリセット機能の利便性をホームオフィスに最大限取り入れたい方におすすめなのが、E7 by Uplift。こちらは固定スタンディングデスクに限りなく近い体験を得ることができます。ボタン1つで作業台とVESA規格対応のモニター台を持ち上げてくれる高機能タイプ。奥行き約65cm(キーボード台込みなら、プラス32.5cm)で重量も45kgと少々ダイナミックですが、ツヤのあるウッド調の外観で静音設計の電動式、コードルーティングなどのオプション機能も豊富で電動式卓上スタンディングデスクの中ではイチオシです。

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座位、立位ともに自分の最適な位置をE7のメモリに保存することが可能。他の競合製品と比べてボタンの位置や操作もユーザーフレンドリーです。ボタンを押した後も、他製品よりはるかに静かです。

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座位での作業時、天板は土台となるテーブルや机から約2.5cmの高さに。Kangaroo Pro Juniorと比べるとやや高いと感じるかもしれませんが、取り外し可能なキーボード台は作業スペースよりも低く置けるので、身長が177cm以下の方はこれを活用することをおすすめします。作業台とモニターマウントは座位・立位ともにタイピング時にも安定感がありますが、キーボード台は左端や右端でマウスを使用すると、多少グラつきや跳ね返しがあります。45kg程度の重量を考慮すれば、安定感のあるデスクだと言えるでしょう。

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E7最大の欠点は、VESA規格対応のモニターをモニターマウントに設置する際、支柱にあらかじめ設置してあるスポットに取りつけなければならない点です。高さを変えることも可能ですが、その際はドライバーなどの工具が必要で、手間がかかります。そのため、座位と立位の両方でぴったりの高さに合うモニターを選ぶ必要があります。Kangaroo Pro Juniorではスライド式の支柱でモニターの高さを変えられたことを考慮すると、これはデメリットといえるでしょう。私の身長は187cmほどですが、座位での首の角度に合わせると立った時に少し低めになるようモニターを設定しなければなりませんでした。

コスパ重視の卓上スタンディングデスク、Fully Cora Standing Desk Converter

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モニターを使用しない場合、あるいは1日の終わりには仕事道具を全部片づけたい、という方にはCora Standing Desk Converter by Fullyがコスパ的にもベストな卓上スタンディングデスクです。シンプルなラップトップの設置や調整、折り畳みなどの作業がもっとも手軽にできました。今回テストした一段式ノートパソコンスタンドの中で唯一、非使用時に壁に立てかけても何ら違和感がありませんでした。

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Coraはスプリングの動きも静かで、強い力を加えなくても一定のペースで昇降します。Stand Steady X-Pro EliteやVivo V000HBと違って無段階での高さ調整が可能で、高い位置でも安定感があります(X-Elite Proでは高い位置で力をかけると、揺れやがたつきが見られました)。他の製品同様、天板を下げる際にはノートパソコンの電源コードが挟まれないよう注意が必要です。

Coraの最低高度はテーブルから約3.2cmと、限りなくフラット。天板の裏にはズレや傷を防ぐ滑り止めパッドがついています。折りたたんだ状態で天板の脇にある金具を押すとだけで簡単に昇降できますが、その分意図せぬ時に動いてしまうことがありました。持ち運び時や、壁に立てかけて保管する際には少し注意が必要ですが、特に大きな問題がおきることはないでしょう。

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Coraは全面ブラックと、ホワイト(フレームはグレー)の2色展開ですが、他の製品と比較しても、ホワイトのほうがおすすめです。2年保証付き。

Wirecutterのシニアエディター、エリカ・オッグは何年もCoraを使っていますが、今も問題なく愛用しているそうです。

惜しくもランキング外となった卓上スタンディングデスク

2段式卓上スタンディングデスク

Ergotron Workfit-Sはモニターマウント付きの卓上スタンディングデスクですが、テーブルなどの上に置くのではなく前面に固定するタイプ。Kangarooと比べるとタイピング中にキーボード台がグラつき、斜め下方向に圧力をかけると天板が下がることがあります。高い位置から下に降ろす際も、若干角度をつけて下方向に力をかける必要がありました。モニターマウントも、私の身長(約187cm)には少々高さが足りませんでした。いったん高い位置に設定しても、数cm下がってきてしまいます。

FullyのCooperはVertDeskと同じタイプの2段式で幅は約90cm。キーボード台(奥行56cm)を含め、奥行きは約70cm。竹製の天板とX(エックス)型のフレームがちょっとおしゃれです。幅約72cmのキーボード台は便利ですが、VertDeskと比べて座位でのぐらつきが気になりました。右側のレバーで圧力を調節し、天板の上げ下げに必要な力加減を調節できますが、出荷時の設定はかなりかたくて降ろすのに苦心しました。緩めすぎると安定感が悪くなるので、その調節が少々面倒です。カスタマイズ好きの方には問題ありませんが、私はマイナスポイントになりました。

Varidesk ProPlus 30(36インチ48インチバージョンもあり) は、奥行き約73cmで、一般的な卓上スタンディングデスクと同等サイズです。立位でのタイピングやマウス使用時も安定感があり、座位でもVertDesk同様グラつきも気になりませんでした。ただ、高さが11段階で決まっていて持ち上げるときは勢いよく上がるため、自分が止めたい位置を通り過ぎてしまうことがありました。下げるときも同様で、最下部までしっかり降ろさないとスッと上がってしまうので注意が必要です。

VivoのV000Bは、キーボード台の位置が他の製品よりもはるかに高く設定されています。座っていれば少々ぐらつきのあるキーボード台を外して直接テーブル等の上で作業することもできますが、立っての作業は無理。ガス圧スプリングは強めに調整されているので上げるのは簡単ですが、下げるときの微調整が難しかったです。もっとも高い位置でマウスを大きく動かすとデスクが前後に揺れ、24インチのモニターも立位ではかなり不安定でした。

WorkFit-TXは他の2段式卓上スタンディングデスクにはないユニークな機能が豊富。たとえばキーボード台は角度をつけることができるほか、土台となるテーブルより低い位置にまで伸ばすこともできます。本体だけで幅約87cm、奥行きは約70cmとサイズも大きめ。

WorkFit-TXは広々とした安定感のあるデスクで大きめのモニターもおけますが、立った姿勢から下に押し下げるにはかなりの力が必要で、まるで上腕三頭筋のトレーニングをしているようでした。天板の昇降時はレバーを押したまま上げて停止位置に来たら離すという方法なのですが、これが意外と曲者。高さを微調整するには少々手こずりました。

1段式卓上スタンディングデスク、ノートパソコンスタンド

Vivoのノートパソコンスタンド、V000HBはCoraと比べて天板を押し下げる際に強い力が必要で、角度をつけなければなりませんでした。テーブルの上でフラットに使用すると少々ガタついて安定感に欠け、Coraのような無段階昇降ではありませんでした。レバーは天板のくぼみの中にあるので誤って押してしまうことはなさそうですが、肝心の作業スペースを奪っています。

Stand SteadyのX-Elite Proは、今回テストしたノートパソコンスタンドの中で高価格な部類でしたが、正直それに見合う機能は見当たりませんでした。細い金属のレバーが突き出ていて誤操作してもおかしくありません。高さは8段階で、天板を上昇させた時に上から(あるいは前面から)圧力がかかりグラつきます。降下時にはアイロン台の脚がきしむような大きな音がして勢いよく下がってしまい不安定です。

Laptop 30は幅約75cmで奥行きはCoraの半分にあたる27cm。ラップトップ専用で、画面の角度を変えたいときは同じサイズの本を使うしかありません。(我々の「おすすめのラップトップスタンド選」では、本を使うのも選択肢の一つだといっていますが)。 これにより、この製品の人間工学的な有用性は制限されてしまっています。高さは9段階で、高い位置でも安定感があり、くぼんだハンドルも使いやすいです。Laptop 30の前端(後ろも)は傾斜になっていて、天板に寄りかかる時はいいかもしれませんが、そのような使い方はおすすめしません。

電動式卓上スタンディングデスク

VarideskのProPlus 36 Electricは、上で取り上げた手動タイプのProPlusと大きな違いはありません。天板とキーボード台の間にあるボタンを押し続けて昇降させます。ボタンを押している間、デスクはややぎこちないと感じるほどゆっくり動きます。天板は安定感がありデュアルモニターでもOK。キーボードとマウスも広々置くことができ、電源タップなどのアクセサリも便利です。ProPlus 36は高価なため完全自動昇降機能と外観、価格でE7のほうに軍配が上がりました。

VivoのV000EBは、土台のテーブルから2.5cmほどの高さですが使用感としてはもう少し高めに感じます。キーボード台はタイピング時のがたつきが気になりました。同じVivoの手動タイプデスクよりは立位での安定感は高めですが、ユニット全体が左右にグラつきます。電動での昇降はE7より遅く音も気になります。ボタンが端のほうにあるので、毎回位置を確認する必要があります。常に青く光っているので、夜間作業するには便利ですが、家にずっと置いておくには不自然な色味という気もします。上段の前面にある切れ込みはケーブルルーティングのためか不自然な配置になっており、27kgある本体を支えるに最良の方法とはいえないかもしれません。

Movi workspaceは、手間はかかりますが非常に興味深いです。デスクトップは滑らかで、重い支柱やかさばるフレームなしで所定の位置にプログラミングできる電動式卓上スタンディングデスクというアイデアは魅力的です。ただ、ロッドを回転させるモーター音が大きいうえに動きが非常に遅く、コントローラーは使い方や理解、プログラミングのいずれも困難です。高さの微調整には、大きく反応の鈍いボタンを押したまま、ディスプレイ表示がモーターの動きに追いついているか確認します。今は概念実証の段階ですが、今後の進化が楽しみな製品です。

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