スマートウォッチがウン万円する時代は終わり。税別6,800円の「Mi Watch Lite」がこれからのスタンダード

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  • author 三浦一紀
スマートウォッチがウン万円する時代は終わり。税別6,800円の「Mi Watch Lite」がこれからのスタンダード
Photo: 三浦一紀

お値段以上すぎる。

2021年2月2日、ガジェット界に激震が走りました。Xiaomiが満を持してスマートウォッチ2機種を発表したのです。一番のポイントはその価格。上位機種の「Mi Watch」が税別1万1800円、廉価版の「Mi Watch Lite」が税別6,800円と、数万円の製品が当たり前のスマートウォッチ市場を思いっきりグーで殴りつけてきました。

HUAWEIのスマートウォッチ「HUAWEI Watch Fit」が税別1万3800円で登場したとき、「お手頃価格で使えるスマートウォッチが出てきたな」と思い速攻買って愛用している僕も、Xiaomiの価格破壊っぷりには驚くばかりでした。

そこで、税別6,800円のスマートウォッチがどんなものなのか、レビューしていきたいと思います。

チープさを感じさせない質感&デザイン

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まず質感。高級感があるとはいいませんが、だからといって安っぽいとはまったく思えません。数万円するスマートウォッチはステンレスやアルミニウムといったメタルな質感で高級感を演出しているものが多いと思いますが、Mi Watch Liteはケース部分がベルトと同じマットな質感となっています。これが落ち着いた印象を与えており、6,800円という価格以上に見せてくれます。

ベルト素材はTPU。日本語にすると熱可塑性ポリウレタン。ウレタン樹脂やエラストマーなんて呼ばれることもある素材です。一見シリコンのように見えますが、シリコンのように伸びることがない上、肌触りがちょっとマットな感じがして、触っていても腕に着けていてもほどよく馴染みます。

ディスプレイは1.4インチのTFTタッチディスプレイ。有機ELではありませんが、視認性は良好。この辺も問題なし。

一見した感じ、手に取った感じ、腕に着けた感じ。どれをとっても6,800円とは思えません。なんなら、僕が愛用しているHUAWEI Watch Fitよりも高級に感じます。なんかちょっと悔しい。

普段使いならまったく困らない充実した機能

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いくら見た目がよくても、機能が貧弱だったらスマートウォッチとしてはダメですよね。Mi Watch Liteは最大50mの5気圧防水を備え、11種類のワークアウトモードを搭載。まあ、僕はスポーツのトラッキング機能はほとんど使わないのですが、ランニングやサイクリング、スイミング、ウォーキングといった、日常的なワークアウトには対応しているということで、「そんなにヘビーに使わないけど、あればあったでいいかな」というライトなユーザーにはちょうどいいでしょう。

僕の場合は、日常生活におけるトラッキングのほうを重視しています。Mi Watch Liteは消費カロリーや歩数のカウント、睡眠トラッキング、心拍数モニターといった基本的な機能は揃っています。

何気にスゴいなと思ったのが、GPS+GLONASS測位に対応していること。GLONASSというののはロシアの衛星測位システムです。GPSだけではなくGLONASSにも対応することで、より正確な位置情報を取得することができます。この価格帯で両対応しているスマートウォッチってあんまり見かけません。

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気圧計もあります。登山をする人などにはうれしいのではないでしょうか。

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また、スマホの音楽プレーヤーを操作することも可能です。個人的にはあまり使わない機能ですけれど、実際使ってみると意外と便利。これに慣れてしまうと、音楽の再生/一時停止などのためにわざわざスマホを出すのが面倒になるかも。

6,800円のスマートウォッチと考えると、機能はかなり充実していると思います。普段使いなら困るということはほとんどないでしょう。

バッテリーの持ちは、公式では2時間で100%充電ができ、一般的な使用で9日間使えるとなっています(GPSスポーツモードは10時間)。これは何の問題もありません。

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付属の充電ホルダー。


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充電中には時計が表示される。このスタイルでしか充電できない。


充電周りで気に入ったのが、充電ホルダーが付属しているところ。充電時にガッチリホールドしてくれるので安心感があります。6,800円でこれ付いてくるんですから、お得感もありますね。

気になったところ

褒めてばっかりいますが、気になるところがないわけではありません。

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まず気になったのが、メニュー画面。側面のボタンを押すと四角いアイコンがずらりと並びます。特に操作がしづらいというわけではないのですが、もうちょっとアイコンが大きいほうがいいなと感じました。なんかギュッとしていて窮屈な感じがするんですよね。

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どの画面にもこの人が出てくる。細かく演技している。

あとは、スマホのアプリ。必要な情報はきちんと表示されるのでそこは問題ないのですが、どの画面にも名前も知らない謎のキャラが登場します。この人が結構なスペースを使っているんですよ。このスペース、ムダじゃないですか? この人がなんかしてくれるわけでもなさそうですし…。

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プロフィールで女性を選択すると女性のキャラが表示される。

プロフィール設定で女性を選択すると、女性キャラが表示されます。

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あとはウォッチのフェイスですね。種類はそこそこありますが、「これだ!」というのが少ないかな。フェイスに関しては個人の趣味によるところが大きいと思いますけどね。こちらは、これから増えていくと思うので、期待したいと思います。

いい意味で裏切られるスマートウォッチ

Mi Watch Liteを使ってみて、日常的に使うスマートウォッチとしては充分すぎると感じました。というか、これを基準にしてスマートウォッチ全体を見渡すと、ほかの機種がかなり高く感じてしまいます

僕は腕時計も好きなんですが、最近はチープカシオのような低価格のものを複数使っています。手軽に買えるし、デザインも豊富だし、気分によってどれにしようかな、なんて選んだりしています。

Mi Watch Liteは、そんなチープカシオ系に通じるミニマルなおもしろさがあると思いました。もちろん、毎日24時間着けっぱなしにするのが前提のスマートウォッチですから気分によって変えるということはしませんが、このくらいの価格でこれだけの機能があって、見た目もよくて、となると、なんだか愛着が湧いてきちゃいました。

6,800円だから、まあそこそこなんだろうな。そんな先入観で手に取ると、いい意味で裏切られるスマートウォッチ。それがMi Watch Liteだと思います。

もっとワークアウトの機能が欲しいという方や、丸いベゼルのほうが好みだという方、ヘビーに使いたいという方は、上位機種の「Mi Watch」がいいでしょう。上位機種と言っても1万1800円。お安い。

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こちらも充電ホルダーが付属。ただしMi Watch Liteのものよりホールド感はない。


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正直、お値段のことを考えるとどちらを買ってもそれほど後悔するということはなさそう。だって、6,800円に1万1800円ですよ。スマートウォッチとしてはありえない価格ですからね(令和最新版的なのはありますけど)。

実は、Mi WatchとMi Watch Liteは1台のスマートフォンに同時に登録することができます。スマホのアプリ側で切り替えて使えるんです。2台持ちしてシチュエーションに合わせて使い分ける、なんてこともできますよ。

もしかしたら、スマートウォッチのこれからを左右するエポックメイキングな機種になるかもしれませんね。

Photo&Image: 三浦一紀

Source: Xiaomi

※価格など表示内容は、執筆現在のものです。変更の可能性もありますので、販売ページをご確認ください。

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