スタンダードであることの意味を知る「HUAWEI MatePad T10/T10s」

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  • author 武者良太
スタンダードであることの意味を知る「HUAWEI MatePad T10/T10s」

教育市場も狙っているのかも。

Androidタブレット界において高い評価を得ているのがファーウェイのベーシック枠のタブレット。安くて適度なスペックというバランスが、動画やブラウザのビューワーを求めているみなさまに大ウケです。

新たに登場するWi-Fi仕様の「HUAWEI MatePad T10」「HUAWEI MatePad T10s」も、そんなハイコスパなバランスを追求したモデルっぽい。ちょいと触ってきましたが、誤解あるかもしれないけど、過度な期待をしなければいいマシン、になる気配が濃厚です。

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Photo: 武者良太

左がHUAWEI MatePad T10でHUAWEI MatePad T10s。ボディサイズ・重量(約450g)は一緒ですが画面とベゼルの太さが違います。HUAWEI MatePad T10は9.7インチ・1280x800ピクセルで、HUAWEI MatePad T10sは10.1インチ・1920x1200ピクセル。

またHUAWEI MatePad T10sには近接センサーや照度センサー、ハーマンカードンチューニングのスピーカーが使われています。動画ビューワーとして使うならHUAWEI MatePad T10sのほうがおすすめですよってことですね。

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Photo: 武者良太

ビジュアル・オーディオ以外の性能はほぼ同一です。SoCはKirin 710AでRAM2GB・ROM32GB。microSDスロットは512GBまでのカードに対応し、バッテリー容量は5100mAhです。

気になるのがKirin 710A。海外のWikipediaを参照すると、 MediaPad M5 lite(2019年式)などに搭載されたKirin 710のバリエーション。しかし後から生産されているのに、アップデート版というわけではなさそうでちょっとびっくり。

Wikipediaによれば、Kirin 710のプロセスノードは12nmでしたが、Kirin 710Aは14nm(プロセスノードは一般的に小さい方が新しい世代)。そしてクロックはKirin 710が2.2GHz+1.7GHzに対し、Kirin 710Aは2.0GHz+1.7GHzのようです。

生産拠点が TSMC(台湾セミコンダクター・マニュファクチャリング)からSMIC(中芯国際集成電路製造)に切り替わったことが大きな原因なのでしょう。一般に知られている情報では、SMICはまだ14nmまでのチップ生産しかできない様子なんですね。なんでも、新世代の露光装置が手に入らないみたい。

高効率な新しい世代の半導体不足問題はまだまだ続くでしょうし、SoC面でのミドルレンジタブレットの進化はとうぶん難しそう。

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Photo: 武者良太

実際に使ってみるとどうなのか。ある意味、 足るを知る人向けのタブレットだという印象が強いですね。つまりやはりビューワーとしての性能は十二分というヤツです。

適度な画面サイズでスピーカーのボリュームも大きいNetflixにしてもYouTubeにしても満足できます。一人だけで見るときはもちろん、何人かで見るときに使ってもOK。ヘッドホン端子もあるから、キャンプのときに持っていくのもアリです。

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Photo: 武者良太

またペアレンタルコントロールをはじめとした、子供向けの機能も充実しています。両者には姿勢アラートとでこぼこ道アラートが備わり、HUAWEI MatePad T10sには近接センサーを使って画面への近づきすぎを注意する近距離アラートや、照度センサーを活用した明るさアラートが追加されています。

子供の教育用デバイスとして、車のなかで大人しくしてほしいときの特効薬としての役割も期待できそうじゃないですか。

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Photo: 武者良太

願わくば高い防水性能が欲しかったのですが、機能性能を盛り込むと製造コストが高くなっちゃうし、足るを知ることは大事かな。だって安いんですよ。HUAWEI MatePad T10は2万3980円HUAWEI MatePad T10sは2万7280円。この値段なら積みYouTubeをクリアしながらの1時間半身浴に使えなくても納得です。

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Photo: 武者良太

もうちょっとハイスペックなモデルが欲しい方は、Kirin 820、RAM4GB・ROM64GB、Wi-Fi6に対応したマイナーチェンジのHUAWEI MatePadをどうぞ。M-pencilと合わせればイラストも楽しめますし、こっちのほうが子供用にはいいかも? お値段はWi-Fiモデルで3万3880円です。いずれも4月23日発売です。

Source: ファーウェイ

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