約80万円の空気清浄機「ナノドロン」のすごさ。真の空気が理解できた…気がする

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  • author ヤマダユウス型
約80万円の空気清浄機「ナノドロン」のすごさ。真の空気が理解できた…気がする
Photo: ヤマダユウス型

シンプルに、空間の"質"が変わったなと。

花粉やら黄砂やら、もちろん最近ではウィルスやらで、春は空気清浄機が売れるシーズンです。ヨドバシカメラを覗いてみてもこれでもかと言わんばかりに空気清浄機が並んでいる。売れてるんだねぇ。

さておき、ドイツにHealth Air Technology社という空気清浄機メーカーがあります。1997年創業の老舗で、メインのブランド名は「NANODRON(ナノドロン)」。このナノドロンが今年、日本でも正式販売されるようになりました。

でかすぎ

まずはモノを見てもらいましょうか。こちらがそのナノドロンです。はいドン。

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スキーバッグではありません。

今回「ナノドロン」を自宅で試用してみたのですが、届いたダンボールあけたらこのバッグですよ…。で、本体がこちら。

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左は筆者、身長170cmです

デカァァイ! 説明必要ッ!!

高さ165cm、接地面直径38cm、

重量16kg。それは空気清浄機と呼ぶにはあまりにも「柱」すぎる佇まいでした。だってお値段も80万円(税抜)ですよ。消費税だけで空気清浄機が買えるレベルですよ。ドアとほぼ同じ高さの空気清浄機って…。

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あと、筒状の本体を支えるスタンドは別のダンボールで届きました。スタンドだけでこのボリューム感、オブジェがごとし。

家の空気の純度が上がった

このナノドロン、ギャラリーを見てみるとコンサートホールやレストランなど、一流企業で導入されている写真があって、景観と空気清浄力の両方を求められる場面で活躍してるみたい。ポルシェやロールスロイスも導入してるとか。

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機能は、電源のオンオフと4段階の切り替えがあるだけ。ネットワーク接続やお知らせ機能などはなく、あまりにもメイドインジャーマニーのクラフトマンシップあふれる質実さです。逆にこの機能の少なさが信頼に繋がってくる。

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外装は手触りの良いカーボン。外装は12種類もバリエーションがあり、いかに景観性を大事にしてるかがわかりますね。正直、家の中に置いてても柱みが強すぎて空気清浄機であることを忘れそうです。

では、いざ稼働。約8畳のリビングで、20分稼働させてみました。パワーはレベル2。

20分後。

「あれ、なんか…息がしやすい…?」

40分後

「違う…今までと空気の""や"手触り"が違う…!!」

と、その空気の違いたるや締め切っていた自室と往復するだけですぐに違いがわかるほど。「ナノドロン」のパワーに怯えつつ、今までのリビングのダーティさにちょっと引きました。ちゃんと掃除してたのに、こんなにホコリがあったのか…。

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「ナノドロン」は上部から空気を吸って、下から排出するスタイル。たまたまあったドライアイスで気流を見てみましたが、しっかり吸ってますね。

あと、空気のきれいさって五感全てで感じられるんだなーと。息がしやすい、素肌がすべすべして気持ちが良い、目を開けているとクリアな感じになる、などなど。スペックだけでは判断しづらいのが空気清浄機を選ぶ難しさですが、これはもう空間を別物にする力があるといって良い。いやほんっとにすごい。

オーバースペックな除去フィルター

どうしてこれほどまでに澄んだ空気を作り出せるのか。スペックシート上は0.001マイクロメートルまでの微粒子を99%以上除去できるとあります。最近僕が良いなーと思っているエレクトロラックスの空気清浄機(約5万円)が0.3マイクロメートルまで除去できるそうなので、およそ100倍ですね。細かすぎぃ!

とはいえ「0.3マイクロメートルまでしか取れないのがダメ」なんてことはなくて、ブラウン運動(超小さい粒子は色んなものにぶつかってフラフラしてる)を考えれば0.3マイクロメートルでも十分な除去力をもっており、0.001マイクロじゃなきゃ意味がないって話にはならないのであしからず。むしろ「なぜそこまでの除去力を備えようと思った…!?」的な戦慄があるのぜ。

Video: Nanodron Official / YouTube

昨今の空気清浄フィルターといえば、HEPAフィルターが一般的。ナノドロンは独自の6セクションの浄化システムで、HEPAフィルターの50倍の浄化能力を持つそうです。もはや自覚できないレベルのチリまでカバーしてます。

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ナノドロンの上部。ここにはプレフィルターや電離セクションがあり、静電フィルターに細菌やカビなどを吸着させます。その後は1万2000Vの低温プラズマでカビを滅菌。長い筒の中を空気が通るたび、あらゆる滅菌&濾過作用が起こっているわけです。

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ナノドロン下部には、二重層活性炭フィルターを搭載。極限までキレイキレイされた空気が出てきます。ちなみにフィルター交換やクリーニングは専門のスタッフへの有償対応となり、お値段は7万円〜。はは、フィルター交換で新しい空気清浄機買えちゃうね

感想「空気清浄機って、やべぇんだ」

我が家には空気清浄機はありません。「キレイな空気に慣れすぎると他所にいったときにしんどいじゃん」という、薬も毒も食らうべし論があるので。でも、春になるとやっぱり花粉や黄砂で検討したくなるんです。

でもですよ。どれほど空気がきれいになるかもわからない、しかも目に見えて何かがかわるわけでもない(であろう)空気なんてものの浄化においくら万円払えるのか。かといってケチっても良くなさそうだし…。空気清浄機って選び方わかんないよね、わかる、わかるぞぉ。

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などなどの先入観を完全にぶち壊してくれたのが、今回の「ナノドロン」でした。起動して30分で空気の違いがわかって、お風呂上がりや帰宅時、自室から出入りするだけで「ここは空気がきれいだ」と実感できる。これです、僕はこういうレベルの違いを知りたかったんです!

と同時に、このレベルで浄化性能を実感したければ80万円なんだなということもわかってしまいました。まぁリビングに柱を置くわけにもいかないしね…。「高価な空気清浄機には理由がある」と、スペックではなく肌で理解できました。ありがとう、ナノドロン。ありがとう、ジャーマニー。


Source: ナノドロンジャパン, 応用物理学会

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