パナソニックのハイテク炊飯器は、控え目に言って“すごい”

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  • author 三浦一紀
パナソニックのハイテク炊飯器は、控え目に言って“すごい”
Photo: 三浦一紀

白米は正義。

毎日の食卓の主役といえば、やっはり白米。ほっかほかのご飯、おいしいですよね。

そんなほっかほかのご飯を、スイッチひとつで炊き上げてくれるのが炊飯器。ほぼ毎日せっせとおいしいご飯を炊いてくれる、縁の下の力持ちです。

最近では、ご飯をおいしく炊き上げるためにさまざまな機能を搭載した炊飯器が各社から発売されています。そんなにしょっちゅう買い換えるものではありませんが、新しい炊飯器って気になります。

そんなことを考えながら食事をしているとき、パナソニックさんから炊飯器の新製品発表会のお誘いをいただいたので、お伺いしてきました。なんでも炊きたてご飯の試食ができるということで、朝から食事を抜いて準備万端で行ってきました!

新おどり炊きシリーズの進化ポイント3つ!

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ボタン類は少なめかつ大きめで操作しやすい。


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液晶ディスプレイはタッチパネルになっている。


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ここに水を入れておく。スチーム機能で使用する。


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お釜はダイヤモンド竈釜。これだけでおいしそう。


新製品は「おどり炊き SR-VSX1」シリーズ。5.5合炊きと1升炊きの2種類があります。最近の炊飯器はめちゃくちゃいろんな機能がついていて、ご飯をおいしく炊いてくれますが、この新おどり炊きシリーズはさらに進化しています。ポイントをかいつまんでご紹介します。

1.乾燥したお米もおいしく炊ける!

お米を炊くときにお水を入れますが、精米したてのお米と買い置きしてあるお米では、水の量を変えたりしますよね。新米、精米したてのお米は水分量が多め。一方、家で保管しておいたお米は水分が抜けた、いわゆる乾燥した状態です。

具体的な数値にすると精米したてのお米の含水率は14%、精米後に2週間経過したお米の含水率は12%とのこと。買ってきてから2週間で食べきれた記憶がない…。

新米(精米したて)と乾燥米、どっちがおいしいか。まあ、そりゃあ新米(精米したて)ですよね

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だったら、乾燥米も新米(精米したて)のようにおいしく炊けばいいんじゃないの? そう考えたパナソニックは、炊く前のお米の鮮度を見極めるセンシング技術を2018年から搭載。お米の鮮度などに合わせて、大火力IH可変圧力高温スチームの3要素でおいしく炊き分けする「おまかせ見極め炊き」を搭載しています。そして、今回の新機種では、追い炊き工程でもお米の状態に合わせてスチーム温度を変えることで、さらにおいしく炊き分けるようになっています。 簡単に言えば、新米(精米したて)か乾燥米かを見極めて、それぞれに合わせた炊き方にしてくれるということ。

なんなのこのこだわり。めちゃくちゃすごいじゃないですか。

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左がおまかせ見極め炊きあり、右がおまかせ見極め炊きなし。


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実際にしゃもじでご飯を切ってみると、見極め炊きありのほうがもっちりしているのがわかる。写真ではよくわからないけど。


ということで、ここで試食。スーパーで買ってきたごく普通のお米(精米後2週間以上経過したもの)を、おまかせ見極め炊きありとなしで炊いたご飯を食べ比べてみました。

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左がおまかせ見極め炊きで炊いたご飯、右がおまかせ見極め炊きなしで炊いたご飯。お米はスーパーで売られているごく普通のもの。肉眼だと左のほうが米の粒がふっくらしているのがわかった。

すると、明らかにおまかせ見極め炊きありで炊いたご飯のほうが、ふっくらもちもちでおいしいんです! 一方、なしで炊いたほうは、まあいつものご飯って感じ。言いかえれば、「お米こだわっているお店のご飯」と「家で食べるご飯」って感じです。ちなみに、少し冷めた状態のほうがその違いがよくわかりました。

乾燥したお米も新米並みのおいしさに。やべえなこれ。この時点で欲しくなってきた…。

2.まとめて炊いたご飯のおいしさをキープ

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最近は、多めにご飯を炊いて保温しておいたり、冷凍したりする人も多いのではないでしょうか。僕は多めに炊いて冷凍しています。でも、長時間保温したり、冷凍したご飯ってやっぱり炊きたてに比べると味が落ちちゃいますよね。

新おどり炊きシリーズでは、この問題を解消。従来機種で搭載されていた「スチーム保温」を進化させ、長時間保温でも乾燥と黄ばみを抑制しています。ご飯のやわらかさは従来よりも約10%アップ、黄ばみ抑制に関しては約20%アップとなっています。保温時にスチームを噴出するのですが、その回数を2回から10回に増やすことで、この数値を実現しています。

また、「冷凍用ごはんコース」を新搭載。これは、米粒内の吸水を均一にして再加熱後のべたつきを和らげる「高温浸水」、じっくり火を入れて粒を崩さずにべたつきにくくする「長時間沸騰」、そしてハリを出して再加熱後もほぐれやすくする「高温スチーム」を組み合わせて炊くモード。ハリ、やわらかさともに普通モードで炊いたときより約10%アップしています。

ほんとはご飯を食べる度に炊飯できれば一番ですけど、お忙しいご家庭ではそれも難しいですからね。こういう機能があると、安心してご飯のまとめ炊きができます。

3. IoTの力で毎年美味しさが進化する

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炊飯器側で設定した炊き上げ予約時間をアプリから変更することができる。セットした時刻変更して送信すると…。


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本体側で受信。予約時間が変更される。思っていたよりも帰りが遅くなるとき(または早くなるとき)にいいかも。


とうとう炊飯器にもIoTの波がやってきているようです。新おどり炊きシリーズは、スマホ用専用アプリ「キッチンポケット」と連携できます。まずは、外出先から本体に予約した炊き上がり時刻を変更できるという機能がありますが、これはまあ想定内。

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銘柄を指定すると最適な炊き方をしてくれる「出来映え炊き分け」。パナソニックには「ライスレディ」と呼ばれる炊飯プログラムの開発専門家集団がいる。ほぼ毎日ご飯を炊いては食べているそう。そのライスレディの日々の研究の成果がこの機能に凝縮されている。

すごいのは、その年にできたお米の出来映えに合わせて炊き方を変える「出来映え炊き分け」という機能。お米は、生産年の気象状況により特長が左右されます。暑い夏はべたつきがち、冷夏の場合はパサつきがち。これらを加味して、その年のお米に合わせた最適な炊き方をしてくるんです。

しかも、しかもですよ。お米の銘柄に合わせて炊き分けしてくれるんです! 対応する銘柄は63銘柄で、お米の個性に合わせて自動的に炊き分けをしてくれます。炊飯器本体にはデフォルトで63銘柄登録されていますが、アプリでは今後銘柄が追加される予定です。

なんか、お米というか炊飯に対する執念を感じますね。恐れ入ります。

なお、魚沼産コシヒカリはお米の味をそのまま味わってほしいために、ほとんど手を加えず炊くそうです。それが最良とのこと。魚沼産コシヒカリってそんなにすごいお米なのか…(食べたことない)。

お米にこだわっているという方は、この銘柄炊き分けを活用すると、そのお米を最良の状態でいただくことができますね。それ以外のお米は通常コースで炊けばOKです。

なお、アプリには問診に答えると、自分にぴったりのお米の銘柄を教えてくれる「銘柄コンシェルジュ」機能もあります。「俺、コシヒカリ好きだったけど、実はササニシキのほうが合ってたんだ…」なんてことがわかるかも?

お米にこだわりたい方にオススメしたい炊飯器

なんだかものすごくこだわりが感じられる新おどり炊きシリーズ。5.5合炊きの「SR-VSX101」は店頭予想価格11万5000円、1升炊きの「SR-VSX181」は12万円です。カラーはホワイトとブラックから選べます。

発売日は6月1日。そろそろ炊飯器を買い換えようかなというご家庭はもちろん、毎日食べるご飯にもっとこだわりたいご家庭にも激オススメです。

うちの炊飯器、もう10年以上使ってるし、何の機能もないごくごく普通のものなので、こういう炊飯器にしたいなー。そうしたら、銘柄米とかバンバン買って炊き分けて楽しめるのになー。

Photo: 三浦一紀

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