『ブレードランナー』、『エイリアン』のリドリー・スコット監督作品!
突然発表され大きな話題となったU-NEXTでのHBO MAX作品の配信。今回はレビューするのはその配信作品の第一弾となる、リドリー・スコット監督によるSFドラマ『レイズド・バイ・ウルブス / 神なき惑星』。試写で1話と2話を見させて頂いたので、そのレビューをお届けします。
宗教戦争によって地球が荒廃した未来、人間の生き残りの子供を育てる使命を与えられ、未開の惑星に送られた無神論者のアンドロイドのマザーとファーザーが、ミトラ教徒の入植者たちや現住生物らと遭遇し彼らの計画が徐々に崩壊を始めるというストーリー。

信仰をテーマにした開拓物語でアンドロイドも絡むことからドラマ『GALACTICA/ギャラクティカ』っぽさを感じますが、まだ1~2話なのでその辺りは深くは語れませんが、奇妙さが強く引き込まれるものはあります。

そして圧倒されるのは映像面の豪華さ。画作りにかなり予算がかかってる雰囲気で、撮影もCGも素晴らしいのですが、デザインが1950年代のSF小説を今映像化したかのような雰囲気なのも面白いところ。無神論者たちがタイツを着たいかにもクラシックなSFの未来人なのに対し、ミトラ教徒たちは中世風のアーマーを着ていたりするあたりが素敵。

リドリー・スコットのアンドロイドものということで、アンドロイドの血(?)が白いこともあり『エイリアン』/『プロメテウス』にもつながるところを感じます。直接的な繋がりは無いにせよ、同シリーズのファンはチェックしてみると類似点を見つけられて楽しいかも。
とにかく1話と2話を見た限りでは、続きが気になる作品であることは確実。映画並みに豪華な雰囲気の作品ですし、この全10話を見るためにとりあえずU-NEXTに入ってみるのも悪く無いはず!
『レイズド・バイ・ウルブス / 神なき惑星』はU-NEXTにて独占見放題配信中。