インフルエンサー降ろしのTattle Lifeが闇すぎて一生名無しでいいわと思った

  • 14,661

  • author satomi
インフルエンサー降ろしのTattle Lifeが闇すぎて一生名無しでいいわと思った
お掃除インフルエンサーMrs Hinchがトレンディング中

インフルエンサーも楽じゃない。

SNSで注目される人を見ると引きずり降ろしたい衝動に駆られて生霊化する人は海外にもいますが、英国のゴシップフォーラム「Tattle Life」のひどさは鳥肌もの。New Statesmanが紹介していて正直ゾゾゾとなりました。

チェックアンドバランス(のつもり)

Tattle Lifeにも一応設立趣旨はあります。それがこれ。

「私生活を晒して商売の道具にする道を選んだ人びとを論評する場」

ちょっと有名になったぐらいでいい気になってんじゃねーよ、とみんなで目を光らせる地獄の三丁目というわけですね。インフルエンサー各人のプロフィール基本データには、過去累々の「失敗」(悪徳商法の噂、ロックダウン違反回数など)もまとまっていて、すぐ悪口が書き起こせるようになっています。

お掃除界の女神も槍玉に

最近人気なのはやっぱりインスタグラム系で、2,000件ものスレッドが立ち、コメントは120万件を超えます。3年前にできたサイトとしては結構な数ですよね。さっき見てみたらイギリスのコンマリことMrs HinchがトレンディングトピNo.1になってました。

Mrs Hinchはフォロワー400万人。紹介する洗剤は秒速で売れるお掃除の女神にして、大減量に成功した胃バンド手術界のミラクルとくれば話題には事欠きませんものね。去年TVに出たときにはTattleの名前こそ出さなかったけど、「突然有名になって、妬みやっかみがすごくて、赤ちゃんにまで…」って声を詰まらせる一場面もありました(動画↓)。

Video: This Morning/YouTube

まあ、でもアンチがディスればディスるほど、名声は浮力を得てうなぎ登りです。

フォロワー1万人でもスレが立つ

Tattle Lifeは有名人認定のハードルがとても低く、芸能人や富豪だけじゃなく、フォロワー1万人レベルでもスレが立ちます。イングランド南東のLucyさん(24)もこれにはびっくり仰天だったとNew Statesmanにこぼしてます。

「こんな地味な人間まであの種のサイトに載るなんて。自分自身インフルエンサーだと思ったことなんて一度もないのに」

どんな書き込みかというと、最初は元カレ、今カレの噂、太ったとか痩せたとか。そのうち特定厨が現れて、だんだん家族のプライベートな話題にまで立ち入るようになっていったといいます。

「知らない人たちに人生ズタズタにされるのは見ていて不気味でした。書かれている内容は事実と食い違いが多くて憤りを感じてばかりでした」「太ったの?とか妊娠したの?って人に面と向かって聞くのが失礼なことぐらいみんな百も承知のくせに。本人に絶対読まれないと思ってるか、匿名なら何言っても許されると思ってるか、なんでしょうね」

書き込むのは圧倒的に中年女性

LucyさんがほかのSNSと決定的に違う点として挙げているTattle Ligeの特徴は主にふたつです。ひとつ目は、自称中年女性の書き込みが多いこと。ほかのSNSでは絡んでくるのは普通は男性なので、異質な空間と感じました。ふたつ目は他人のプライバシーにずかずか土足で踏み込む執念がすごいことです。いざとなれば、ありもしない身内のいざこざや失言をでっち上げて広めることもあります。最悪です。

本人が訂正したところで、悪口派が素直に自分の非を認めて引き下がるわけもなく、たいていの嘘は訂正も削除もないまま放置されています。

なかには元ユーチューバーのMummy Chelleさんみたいに、そうじゃないよ!って反論書き込む人もいるんですが、Chelleさんの場合は総バッシングに遭ってBANされて終わり。悪口がはじまったのは2018年からで、内容も「仮病」「生活保護受けてる」「補助金を不正受給している」など悪質なものばかりです。子どもの悪口も朝から晩まで書かれて、YouTubeチャンネルの動画はすべて削除。身バレ、子バレにつながるその他のSNSコンテンツも全部削除しました。Tattle Life閉鎖を求める署名を呼びかけて、国会に求められてネットの誹謗中傷の証拠も提出したんですが何の進展もないままです。いまだにネットで確認できるのはTattle Lifeの悪口ばかり。これはキッツいわ…。

24時間365日粘着する人びと

20210413Eimearvarianbarry
結婚したい女性を絵に描いたような人
Image: @eimearvarianbarry / Instagram

アイルランドを代表する元祖インフルエンサーのEimear Varian Barr(EVB)さん(3児の母)も狙われて、昨年3月までインスタグラムのDMは1年間ブロックしていました。何か発言するたびにGoogleアラートが鳴るよう設定しているアンチもいるほどです(過去の発言と食い違うところがないか、その都度チェックを入れるらしい)。そこまでアンチなら、もうファンの変異種と呼んでもいいのではないかと。

陰口は慣れっこだけど、Tattle Lifeは創作が入るので「ずっと闇」だと感じています。初めて読んだときには落ち込んで部屋から一歩も出れなくなったし、家を売りに出したときには住所が特定されて脅迫が舞い込んで「家の前を車が通るたびに恐怖で跳ね上がった」といいます。

「ファンとつながれるのはSNSの楽しさだけど、一度見てしまったダークサイドは見なかったことにはできない」とGraziaに語るEVBさん。いい写真を撮りたいだけなのに「なんでこんなS**T扱いされるの」と泣き叫んだこともありますが、今はコロナで苦境の中小事業者のPRに気持ちを切りかえて、「前よりもインスタグラムに力を入れるようになった。だって何書かれるかわからないから」とたくましく語っていますよ。

Tattle Lifeは「毒性はインターネット最強」とも言われます。乗り越えるには相当なメンタルタフネスが要りますね。

Sources: New Statesman, Grazia

    あわせて読みたい