オオカミにつけたカメラ付き首輪のおかげで、オオカミ目線の世界が見られるよ!

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オオカミにつけたカメラ付き首輪のおかげで、オオカミ目線の世界が見られるよ!
Image: Thomas Gable

サーモン好きに親近感。

オオカミって普段何をしてどんな物を食べて生きているのでしょうか?

やっぱり肉を食べるのかな? 群れを作って、格好良くハンティングしているのかな? 『シートン動物記 オオカミ王ロボ』みたいに気高いのかな…?

今日はそんな疑問に少しだけ答える動画を紹介します。ミネソタ州立大学のVoyageurs Wolf Projectが、単独行動しているオオカミ「V089」を捕獲し、Vectronic-Aerospaceカメラ付きの首輪をつけて、生態を追っているんですよ。

カメラは日中の様子を30秒ごと、合計で7分録画するそう。

動画には「V089」がシカの骨を齧ったり、サーモンを食べている姿が写っていますね。ビーバーのダムにハマってしまったサーモンを捕まえるなんて、オオカミって賢い!

それにしても不思議に思いませんか? オオカミって群れで行動する動物のはずなのに、なんでV089は単独で行動しているのでしょう。

それは、この映像が撮影されたのが夏だから。オオカミは冬場は大きな獲物を効率的に捕獲するために群れで行動する傾向がありますが、夏は春に生まれた子オオカミが単独で行動している傾向があるからなんだとか。つまり、今回の実験は、オオカミの夏の習性と子オオカミの成長を追った記録でもあるんですね。

ちなみに野生のオオカミにカメラ付き首輪をつけるのは、決して簡単な作業ではなかったとのこと。

捕獲にはゴムパッド付きの足場トラップを使い、罠を踏んだことがわかったらすぐに現場まで行って、鎮静剤を投与し、首輪を装着するという一般的な処方を採ったらしいのですが、なにせオオカミはとても賢い上に警戒心が強いため、なかなか捕まえることができなかったのだとか。

しかし最終的に、5月初旬にV089と呼ばれるオオカミにカメラを取り付けることに成功し、6週間に渡って生態を追うことができたようです。ちなみに、カメラは予定通り途中で外れるように設計されていたので、オオカミを再び捕獲する必要はなかったそうですよ(良かった)。

動画を見るといろんな気づきがありますね。意外と毛が長くてカメラが覆われてしまうとか、魚もよく食べるとか、頻繁に川に足を運んでいることとか、前足が可愛いとか。

Voyageurs Wolf Projectはこの映像にかなり満足しているらしいので、今後も野生のオオカミの生態を一人称視点に近い状態で見れるかもしれませんね。

冬の群れで行動している様子が見たいなぁ…。

Source: The Verge

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