あえて汚れやすいホワイトカラーを、ガジェットに使う。
今春のApple Event、白推しが凄かったように思います。ホワイトカラーは春のイメージ…というか、こんな時代だからこそパッと明るいイメージにしたんじゃないかな、ともちょっと思いました(おおげさでしょうか?)。
iMacのホワイトベゼル

まず印象的なのは新型「iMac」。2007年から長らくiMacは黒いベゼル(ベゼル=ディスプレイのフチ)を採用していました。
ところが2021年の新型iMacでは、白いベゼルに変更。淡い7色のカラーラインナップに合わせた白カラーの採用だと思われますが、新型iMacはかなりポップな印象になりました(しかもベゼルがかなり細くなった、ありがとう!)。オフィスよりも、ホームに合うイメージに。

今まで黒いベゼルを採用していた理由は、主に電源を消したときの見栄えからでしょう。電源を消した際にディスプレイが暗くなるため、黒いベゼルの場合はツラが真っ黒になります。部屋に鎮座していても、存在感があまりありません。
しかし白いベゼルでは、電源を消した場合ベゼルが浮いて見える可能性があります。これが部屋に置いたときのイメージにどう影響するのか? 気になります。
キーまで白いMagic Keyboard

続いてiPad用「Magic Keyboard」のホワイトモデル。iPad Proが初登場した2015年以降、Apple純正のキーボードには黒(チャコール)のカラーのみ存在していました。そこに白いMagic Keyboardが追加。価格は変わらず、税込34,980円です(高い)。

背面のカバー部分も、キーも真っ白。ヒンジ部分には、白に合わせてシルバーの金属が採用されています。
今、白いプロダクトの人気が高まっています。最近では、ソニーも真っ白の「サイレントホワイト」のワイヤレスヘッドフォンを追加したように、「ガジェット=黒いっぽいもの」というイメージが変わろうとしています。あえて汚れやすいホワイトカラーを持ち運びの多いガジェットに採用する、この流れはファッショナブルでとても面白い傾向だと思いました。

いちおう、AirTag

オマケ。見つける天才くんこと、AirTagも白いです。
