「BenQ SW271C」レビュー:クリエイター向けの汎用モニターとして素晴らしい

  • 8,035

「BenQ SW271C」レビュー:クリエイター向けの汎用モニターとして素晴らしい
Photo: John Biggs/Gizmodo US

ハイエンドモニターとオーディオ機器の嗜好性は似ているかもしれません。

機器に何を求めているのか、自分でしっかり理解できているなら、その品質を評価しようもありますが、そうでないならどんなスペックでもインチキっぽく感じてしまうかもしれません。

しかしBenQの27インチ4Kモニター「SW271Cは、パッと見でその良さがわかるクオリティです。この広色域モニターは、工場出荷時点で、最大限のColor Accuracy(色再現精度)に調整されていて、BlackMagicのようなプロ向けのハイエンドビデオ機器や、Mac Miniにも対応しています。

しかしお値段は強気で、SW271Cの販売価格は1,600ドル(日本では18万円で販売)で、一般的に良いと言われる4Kモニターの約3倍です。映像や写真の編集用途でなければ、ここまでのスペックは不要かもしれませんが、その明るさと色の精度はあらゆるレベルのクリエイターにとって強力なツールとなるでしょう。

BenQ SW271C Monitor

20210506_benq
Photo: John Biggs/Gizmodo US

これはなに?:クリエイティブのプロフェッショナル向けのハイエンドモニター

価格:1,600ドル(Amazon.co.jpでは18万円

好きなところ:写真や映像編集用途として最強レベルのクオリティ

好きじゃないところ:もっと安価な同じようなIPSモニターがある。ポートの配置が不便。


モニター本体には、2つのHDMIポート、DisplayPort、電源ケーブルなしでモニターに電源供給可能なUSB-Cポート、ヘッドフォンジャック、USBハブに対応している青いUSBポートがあります。左側には2つのUSB 3.0ポートがあり、その上には独特の位置にSDカードスロットがあります。このカードスロットとポートは特にアクセスしづらく、狭い場所にモニターを置いている場合はかなり使いにくいです。

また、Adobe RGBモード、sRGBモード、モノクロモードを簡単に切り替えられるホットキーパックが搭載されています。このパックのボタンはカスタマイズ可能で、他のモードや、明るさやコントラストなどのOSD設定を割り当てることもできます。

20210506_benq3
Photo: John Biggs/Gizmodo US

モニターは縦置きと横置きの両方に対応、さらにモニターを上げ下げしたり、角度を変えることができるマルチアクセススタンドを備えています。モニター右下にある4つのボタンで、さまざまなカラー設定や入力をコントロールします。例えばビデオ入力は、最初にボタンを押して、HDMI-1、HDMI-2、DisplayPort、USB-Cのいずれかを選択するだけです。

1000:1のコントラスト比とフルIPS(In-Plane Switching)により、あらゆる角度から見ても明るく見やすいです。また取り外し可能な遮光フード(縦・横)を標準装備していて、モニターの反射やスクリーン映り込みを軽減できます。

このモニターは、スタジオ環境に組み込まれることでより進化を発揮しそうです。アスペクト比が16:9で、HD動画の視聴や編集にも適していて、10億7,000万色を再現、24/25/30Pの映像フォーマットでHDRに対応しているので、4K映像編集ツールを接続して、目を見張るような映像クオリティで編集や管理ができます。また撮影途中に、静止画を確認したり、フィルム環境でカラーグレーディングを行なったりすることもできます。使いやすく、色域、輝度、どの角度からでも写真や動画を簡単にチェックできる、そして縦置き/横置きにもなる仕様に惹かれるクリエイターは少なくないと思います。

私はビデオや写真をカジュアルに編集する程度なので、このモニターの高度なカラー設定や、スクリーン・トゥ・プリント機能はほとんど使うことはありませんでした。もしこのモニターにゲーミングモニターのような用途を求めようとすると、リフレッシュレートに少しがっかりすることになります。

20210506_benq4
Image: John Biggs/Gizmodo US

このモニターは、日常的な作業や、特定の写真編集作業に向いていて、6Kではなく4Kなので、AppleのPro XDR(4,999ドル)のようなスクリーンとは比較になりません。Asus ProARTのような、他の4K IPSモニター(2,999ドル)よりも少し安いくらいです。SW271Cの最大の利点は、写真編集や動画編集などの特定の作業に集中して使用するというよりも、クリエイティブな人のデスクで汎用的なモニターとして利用できることです。

このモニターの機能は、全体的に魅力的で、ポートレートモードだけでもこのモニターのサイズとクオリティを十分に活用できますし、USB-Cで電源を供給できるので、コンセント数が限られるスタジオにも置けるようになります。さらに、ほぼ全ての4K編集のハードウェアに対応しているので、編集室やロケでの使用にも適しています。しかし繰り返しになりますが、これはゲーム用のモニターとしては高すぎて微妙になってしまいます。モニターの色を印刷に合わせたり、動画の解像度と品質を最大限に引き出したりするための機器を探しているのであれば、これは素晴らしい選択肢となるでしょう。

※価格など表示内容は、執筆現在のものです。変更の可能性もありますので、販売ページをご確認ください。

SW271C ほしい?

  • 0
  • 0
BenQ

シェアする

    あわせて読みたい