今度は燃料計とスーパーチャージャーが付いた!
BUGATTI(ブガッティ)の超高級ハイパー・スポーツカー「シロン」をモチーフにした、これまた超高級腕時計に、新しいモデルが登場しました。それが黒とオレンジのサファイアを使ったトゥールビヨン腕時計「Bugatti Chiron Tourbillon Baguette Black And Orange Sapphires」。作ったのは前作と同じ、高級腕時計ブランドのJacob & Co.(ジェイコブ)です。
宝石でビッシリ覆ったケース
構成する部品の数は578個。この小さなケースにそれだけのパーツが収められています。ケースは1900年代初期の自動車のボディー「トノー」の形をイメージしており、ここを18金ホワイトゴールドで装飾しています。そして190個のホワイトダイヤモンド、109個のブラックサファイア、42個のオレンジサファイアをすべて長方形のバゲット型にカットして敷き詰めた超豪華仕上げです。
またケース内のムーヴメントは4カ所にあるサスペンションで宙吊りになっており、ケース内で浮かんでいるのです。
ターボチャージャーもあるぞ
3つあるリューズにも60の黒サファイアが使用され、そのうちひとつを押すと、ケースの中にあるW型16気筒を模したエンジンがピストン運動を始めるギミックを搭載しています。残りのふたつはターボチャージャーで、エンジンブロックが回転するとのこと。そして、時計機能である針を回す動力とは別に、ギミック用のパワーリザーヴがあり、ギミック用の残量を知らせるのは自動車らしく燃料計で表示するようになっています。

要相談だけど3000万円はするよね
随所に遊び心が垣間見られてカッコいいのですが、これだけ宝石をふんだんに使い、職人の技術の粋を極めただけあって数量限定。そして価格は要相談なのだそうです。以前のモデルがおよそ3000万円だったので、それくらい軽く行っちゃうでしょうね。なんてったって、船上で揺れても水平を保つブガッティのビリヤード台も3280万円ですからね。一体どんな大富豪が買うのでしょうか?
Source: vimeo via Jacob & Co. via uncrate