私が29個ものブラウザ拡張機能を使っている深いわけ

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  • author Shoshana Wodinsky - Gizmodo US
  • [原文]
  • 大沼千沙都
私が29個ものブラウザ拡張機能を使っている深いわけ
Image: Gizmodo/Shoshana Wodinsky

使っている拡張機能で性格が分かる?

突然ですが、隣の人のブラウザを見てみてください。もしエバーノートとトレロのファビコンだけが映っていれば、その人はタイプA(競争心が激しく外交的)の完璧主義者、もしくは過度に精神が落ち着いている人物です。

知り合いに倹約家はいますか?きっと、その人のブラウザはクーポンプロモーションコードキャッシュバック情報を知らせる拡張機能であふれているはず。

とここで、私自身が使用している拡張機能の紹介もしたいので、その前に先日のツイッターの話を。

実は先日、80個のタブが開いたスクリーンショットを面白半分でした際、うっかり拡張機能も表示してしまったんです。すると、タブの多さよりも、20以上ある拡張機能に目がいった人が多かったようで。

Shoshana Wodinsky:パソコンからもうやめてくれっていう悲鳴が聞こえてきそうだけど…。私のブラウザ拡張機能を説明するときはこれが一番。

chaim gartenberg:24個の拡張機能を使っているの!?

タブを開いたままにしがちなことは自覚しているんですが、拡張機能に注目されたのは初めてで驚きました。

拡張機能に隠れる危険性

長らくテクノロジー面のプライバシー保護を調査してきて、一番感じるのは拡張機能は慎重に選ぶべきということですね。拡張機能を通して、ブラウジング履歴中のデータが悪用されることはザラにありますから。

でも実際のところ、拡張機能が24個(本当は29個ですが)ってそんなに多くない気がしません?

いや、そんなことないか。米GIZMODOのスタッフに聞いたところ、両手で数えれるくらいしか使っていないということ。2〜10個ぐらいが大半で、30個なんて人はいませんでした。

プライバシー保護の話に戻って、広告業界の浮き沈みの記録もしているのですが、調査していると利益を独占する企業、そこからデータを搾取する連邦捜査官、そして取引材料となる個人データの存在が浮き彫りになるので、拡張機能を含め色々と信用できなくなるんです。

また、業界では何千億という莫大な売り上げがある一方で、情報の取引ルートは複雑で解読はほぼ不可能。だから、取引ルートの管理者も売り上げ額について平気でをつきます。大手のプラットフォームとなると広告主に対して、広告費についてを尽くことも。このように分からないことが多いため、呪術的思考にもある程度は頼らないといけないことがしばしば。

ただそんな中でも信用できるものが1つ、コードです。

ただ私コーディングが出来ないんですよ。ウェブ広告やサイトの核部分にリーチして表面化してくれるツールさえあれば、読解は可能なんですが。もし、そんなツールがあったらブラウザに繋いでデータを保管しながら、他のツールで利益に還元されているデータを見つけ出すことだってできそうですけど。

拡張機能をご紹介

とここまで、拡張機能とデータの漏洩について話してきました。ここからは、私の基準をクリアした拡張機能たちをご紹介(人それぞれ基準は違うと思いますが)。Google Chrome用のダウンロードリンクも貼ってあるので、興味がある方はそちらからどうぞ。

1.Ad Library Pro

フェイスブックに出ている広告のランディングページやターゲットにしている国、言語が分かります。広告が外部のアプリとリンクしていないかも確認が可能。

2.Big Tech Detective

閲覧しているウェブサイトがアマゾン、フェイスブック、グーグル、マイクロソフトと情報を共有してるかが分かります。同時にウェブサイトの脆弱性も計測が可能。ちなみに、開発チームには米GIZMODOのレポーターであるDhruv Mehrotraも参加。彼は開発のきっかけとなった「Goodbye Big Five (さよなら、5大IT企業)」プロジェクトのテクノロジー担当でもあります。

3.Beeline Reader

注意:パンデミックの影響で集中力が低下ぎみの人にはお勧めしません。教育界ではすでに知られた拡張機能で、集中力が乏しい子どもたちの間で人気。文字が赤や青で染められますし無料お試し期間も2週間と短いですが、なかなか刺激的な拡張機能ですよ。

4.5.BidFilter / Bidscape

どちらも、ヘッダービディング(サイトの運営会社が広告スペースをアドエクスチェンジに出品し、広告主が入札する仕組み)に特化しており、広告資金で成り立つウェブサイト上で開くと、何人のブローカーがサイトに入札しているか、さらにいくらで落札しようとしているかが分かります。

例えばBidscapeの場合、開くとサイトの右上当たりに緑色のティッカーが現れ、スクロールするにつれて表示されるお金が増えていきます。ただし、表示されるのは実際に広告主が払っている額を1000倍したものなので、惑わされないでくださいね。ちなみに、米GIZMODOのホームページを1回の訪問は、だいたい0.8円くらいの価値があるみたい。具体的な金額が分かるのは面白いですよね。

6.BuiltWith

ウェブサイトの構成要素が分かります。

7.Chaff

自分のデータにランダムに選んだ他のデータを上乗せしておきたい人におすすめ。他のデータが含まれていることで、自分のデータが特定され利益化のために利用される可能性が低くなります。

8.Chrome Extension Source Viewer

Chrome拡張機能ではないchrome拡張機能。他のChrome拡張機能のソースコードをチェックしてくれます。

9.ClearURLs

URLに含まれているトラッキング用コードを取り除いてくれます。

10.Click&Clean

ブラウザに残っている痕跡を消してくれます。

11.Distill

ウェブサイトをモニタリングすることで、悪質なアップデートをはじめとした変化を見逃すことを防ぎます。

12.Earth View

Earther」に似ているかも。でも残念なニュースは少なめです。

13.Finitimus

サイトができた日が分かります。

14.15.16. Google Dictionary / Google Translate / Power Thesaurus

より良い文章を書く手助けをしてくます。

17. Keywords Everywhere

GoogleやYoutubeなどの大手プラットフォームで検索をかけると、そのワードがどれだけ多く検索されているかを知らせてくれます。また、関連する他のワードも同時に表示してくれます。

18. LocalStorage Manager

ローカルストレージとセッションストレージに潜んでいるデータをあぶり出してくれます。

19. My Ad Finder

もし、フェイスブックのページが広告だけだったら...。きっと悪夢みたいな見た目だけど、見てみたい気もする。そんな方におすすめなのがこちら。元々はマーケティング用のツールとして作られたみたいですが。

20. OneTab

その名の通り、開いたままで溜まったタブを1つのフォルダーにまとめてめることができます。

21. PixelBlock

メールについてきた追跡用ピクセルを取り除いてくれます。

22. Robots Exclusion Checker

よく企業が「Robots.txt」を自社ページの一部をGoogle検索から隠すために使うのですが、病院が医療費についてのデータを隠したり、オンラインの税務サービスが無料サービスへのアクセスを出来なくするなど、悪用する企業も多いのが現状です。防ぐことは出来ませんが、この拡張機能で「Robots.txt」が使われているページを簡単に見つけ出すこと出来ます。

23. RocketReach

他人のメールアドレスを見つけることができます。

24. Pocket

長々とした文章をとりあえず保存して、読むのは後回しに…が出来ちゃいます。

25. SEO Search Simulator

Googleで「Crocs」と検索した時、アルジェリアやベラルーシの人がどんな広告をみているか気になりませんか?気になる方にはこちらの拡張機能を使ってみてください。

26. Google Tag Assistant

Googleアナリティクスのタグや識別子を見つけ出し、さらにサイトの運営者も特定できます。

27. Tineye

Google検索とほぼ同じ感覚で使えますが、検索できるのは写真だけです。

28. Wayback Machine

ウェブサイトの変化の遍歴を見ることができます。もちろん、過去に遡ることも可能ですよ。「 Luigi boards(コックリさんに似たもの)」が好きな人は特に必見かも。

29. One Click Extensions Manager

しつこいダウンロードの表示を無くしたい時に使えます。

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